TREE DIAGNOSISE
樹木診断
樹木診断機器であるレジストグラフとアーボソニックを所有し、経験豊富な専門家が豊富なデータをもとに診断することで、街路樹をはじめとする都市樹木の状態を適切に診断します。
樹皮欠損
大枝腐朽
開口空洞
フラス・穿孔痕
コフキサルノコシカケ
ベッコウタケ
- 周辺環境の変化
- ●幹に直射日光が当たるようになった。
●強風が直接当たるようになった。
●日陰になった。
- 土壌の変化
- ●根本周辺での土壌掘削工事
●根本周辺での舗装工事
●根本周辺での盛土や転圧
- その他の変化
- ●葉の量、色、大きさの不良。
●枝の伸びが不良。
●根本周辺の土壌の固結。
DIAGNOSIS FLOW
診断フロー
出典:令和3年度街路樹診断等マニュアルp6
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kensetsu/000051876
樹木点検
外観診断の必要な樹木」を抽出するという目的に加え、「維持管理の処置が必要な樹木」を抽出するために行うものであり、任意の点検という位置づけではあるが、強風等による被害状況の把握や、外観診断後の樹木の経過観察などのための実施を想定しています。
外観診断
樹木の健康状態を外部から観察して評価する方法です。葉の色や数、外傷、害虫の状況などから健康状態を診断します。花が咲かない、過度に剪定された枝、根が切られた樹木、害虫によって葉がなくなった樹木、原因不明の弱った樹木などは、まず外観診断を行い、異常を特定し原因を探ります。
機器診断
DIAGNOSTIC TOOL
診断道具
樹木の健康状態を診断するために、さまざまな専門的な道具を使用します。
打診用木槌
樹木の幹や枝を叩いて音の違いを確認することで、内部の空洞や腐朽の有無を判断するための道具です。木製で軽量に作られており、樹皮を傷つけずに調査が可能です。
鋼棒
土壌や幹に差し込んで、樹木内部や根の状態を確認するための道具です。腐朽や空洞、根の張り具合、土壌の締まり具合などを手の感覚で把握できる、非破壊の簡易診断ツールです。
EQUIPMENT
保有機材
RESI PD-Series
レジストグラフ
伐採前レジストグラフ結果
伐採後切株実断面
レジストグラフは幹に細いキリを挿入して、その挿入していく際の抵抗値によって診断しています。
測定値はリアルタイムで機器の液晶画面に表示されます。この際、幹の内部が元気だとグラフは、大きな反応が出ますが、腐朽(幹の内部が腐っている)しているとグラフも低い値で横ばいになっています。見た目では葉も茂り元気そうに見えても、根や幹の内部が悪くなっている樹木がある事が分かります。
説明動画
IML-RESI PowerDrill(2:18)
レジストグラフについての詳細説明動画になります。レジストグラフの使用手順や装置についてご覧いただけます。
FEATURE特徴
穿孔抵抗測定
貫入抵抗(キリの押し出し・回転速度)により腐朽診断が可能です。
非破壊(準)診断
針が非常に細いため、樹木へのダメージが最小限に抑えられます。
測定データのデジタル化
測定データの表示・記録を全てリアルタイムでデジタルにて処理します。
ArborSonic 3D
アーボソニック3D
アーボソニック3Dは、樹木内部の状態を非破壊で可視化する高性能な測定器です。木の円周に沿って複数のセンサーを等間隔に配置し、各センサーを軽く叩くことで、振動波の伝達時間を測定します。
このデータを専用ソフトウェアで解析し、2Dや3Dのマップとして表示することで、樹木内部の空洞や腐朽の有無を直感的に把握できます。この技術により、専門家だけでなく一般の方にも樹木の健康状態を分かりやすく提供し、保全や管理に大きく貢献します。
説明動画
ArborSonic 3D
アーボソニック3Dについての詳細説明動画になります。使用手順や装置についてご覧いただけます。
FEATURE特徴
データの視覚化
2Dや3Dのマップとして表示することで、空洞や腐朽の有無を直感的に把握できます。
応力波速度測定
センサーを軽く叩くことで、振動波の伝達時間を測定・解析することが腐朽診断が可能です。
非破壊(準)診断
センサーの先端が細いため、樹木へのダメージが最小限に抑えられます。