①自社で一貫した管理
②科学的な知見(アーボリカルチャー / arboriculture)と現場の融合
③長期的な植栽管理メンテナンスの計画/プランニング
Toshi(都市の住環境)におけるLandscape(景観・風景)を、グリーン・マネージメント/Green Management(植栽の育成管理・植栽資産への付加価値管理経営)を通じてお客様と創造し、居心地の良い空間づくり、ライフスタイル/Lifestyle・資産価値の向上をグリーン/GREEN で提供します。
SERVICE
サービスグリーンマネジメント
①自社で一貫した管理
②科学的な知見(アーボリカルチャー / arboriculture)と現場の融合
③長期的な植栽管理メンテナンスの計画/プランニング
Toshi(都市の住環境)におけるLandscape(景観・風景)を、グリーン・マネージメント/Green Management(植栽の育成管理・植栽資産への付加価値管理経営)を通じてお客様と創造し、居心地の良い空間づくり、ライフスタイル/Lifestyle・資産価値の向上をグリーン/GREEN で提供します。
サービス
グリーンメンテナンス、樹木診断、コンサルティングの3部門が連携し、専門知識と技術を融合して、中⾧期的に植物を育成・管理します。これにより、景観や資産の付加価値を創造します。
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目黒の家 新築植栽工事
いつもお世話になっている
森田悠紀建築設計事務所・森田様 @uki.morita
株式会社水雅様 @suiga_jp
から弊社樹木医の高尾 @soshitakao
へ植栽工事のご相談をいただきました。
目黒の閑静な住宅街に位置し、敷地の南側には豊かな緑道が接しています。都市にありながら自然の気配が感じられるこの環境を活かすため、外部からの視線を適度に遮りつつ、緑道の風景を室内からも楽しめるような、開かれた境界のあり方が求められました。さらに、敷地は台形に近い変形地で、南北でレベル差があるという複雑な地形条件を持っており、それらを制約ではなく、建築と植栽が互いに引き立て合う植栽をセレクトしました。
高低差を活かした立体的な視線の抜け、形状に合わせて生まれた斜めのアングルからの植栽の見え方、緑道に向けた開口部との関係性を建築の空間構成を内外から支え、暮らしに寄り添う存在として植栽を配置しました。
グレビレア・ムーンライトは、月明かりのような淡いクリーム色の花を咲かせる、オーストラリア原産の常緑樹です。風に揺れる繊細な葉と軽やかな樹形は、建築と調和しながらも空間にアクセントを添えます。特長的な形状で適度な透け感を持つ葉が、隣接する緑道への視線を和らげながらも遮断しすぎない、絶妙なバランスをもたらします。
鉛筆のように直線的に伸びる枝が特徴の多肉植物のミルクブッシュが、彫刻のようなシルエットで現代的な空間に映えます。
その他に、定番のオリーブや、真紅の花が季節感を演出するカリステモン、細く柔らかな葉が風に揺れるとまるで松風のような趣きを持つモクマオウは和洋問わず調和します。そして、鋭い線と深紅の葉のコルジリネ・レッドスター、肉厚なアガベ・アテナータも根元のアクセントになってます。
それぞれの植栽が個性を放ちながらも、建築的思想と緑道の風景に馴染み、静かで豊かな景観を創出しています。時を経るごとに、その関係性がより豊かに、より深く育っていくことを楽しみにしております。
ご依頼をいただきありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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株式会社トシ・ランドスケープは、このたびコーポレートカラーとして、「千歳緑(ちとせみどり)」および「御召茶(おめしちゃ)」の二色を採用いたしました。
当社は、「都市の景観に付加価値を 人と都市をグリーンでつなぐ」を理念に掲げ、都市景観の創造を通して社会や環境に貢献することを目指してまいりました。今回のコーポレートカラーの決定は、その姿勢をより明確に外部に発信し、視覚的にも一貫した企業イメージを構築するためのものです。
■千歳緑(ちとせみどり)
松の葉のような深く落ち着いた緑であり、自然との持続的なつながり、長期的なビジョン、信頼と堅実性を象徴する色です。
都市空間においても常緑の美しさを保ち、「変わらぬ価値」を届ける姿勢を体現しています。
■御召茶(おめしちゃ)
濃茶に赤みと黄みが溶け込んだ深みのある色で、地域文化との調和、四季を感じる美意識、心に寄り添う景観の創造を意味する色です。
伝統を背景に持ちつつ、赤と黄が内包する動的なエネルギーによって柔軟性と革新性を象徴し、変化の中で人と自然をつなぐ「温かみのある専門性」を表現します。
これら二つの色は、「不変」と「移ろい」という自然の二面性を表すと同時に、自然と文化、伝統と革新、持続と変化という多層的な価値を統合する象徴でもあります。
トシ・ランドスケープは、今後もこのコーポレートカラーを通じて、より深く、より豊かに、人と都市、そして自然をつなぐ景観づくりに取り組んでまいります。
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街路樹の移植適性度診断
都市の再開発や道路の自費工事に伴い、既存の街路樹を移植または撤去する際には、樹木医による専門的な診断が求められる場合があります。
当社では、樹木医兼街路樹診断士が樹木の健全性や植栽環境を踏まえた「移植適性度診断」を実施し、行政・事業者双方にとって適切な判断材料を提供しています。
この診断では、樹木が移植に耐え得るかどうかを多角的に評価するため、以下の観点に基づき総合的な調査を行います。
▫︎現状の樹木の健全度(外観や樹勢、病虫害、腐朽などの確認)
▫︎根鉢の確保状況や植え枡の形状など、根系まわりの環境調査
▫︎工事スケジュールと移植適期の整合性
▫︎根回しや養生措置の実施状況
▫︎移植先の土壌条件や周辺環境の適合性
診断には目視・打音検査なども併用し、科学的根拠に基づいた判断を行います。その結果に基づき、適切な移植手法の提案や、移植困難な場合の代替措置・リスク軽減策を提示いたします。
今回の東京都港区での街路樹の診断においては、若手スタッフの育成も兼ねて、実地での診断技術指導を実施しました。診断道具の使用方法や評価基準についての共有を通じて、日常業務の中での実践的な学びを積み重ねています。こうした取り組みが、将来的な現場での提案力の向上や、安全かつ持続可能な都市緑化マネジメントへと繋がると思います。
樹木医としての役割は、単に木を「残す・伐る」の判断を下すことにとどまらず、限られた都市空間の中で、人と樹木が共生できる最適な在り方を模索することにあるのかもしれません。
ご依頼をいただきありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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大学の校内にて、ナラ枯れの影響で枯死したコナラの伐採作業を実施いたしました。
該当の樹木は枯れてから期間も開いており、落枝や倒木による人的・物的被害が懸念される状態でした。
作業現場は、校舎に囲まれた閉鎖的な中庭であり、重機の進入・設置が不可能な環境です。そのためロープワークによる特殊伐採にて、安全かつ段階的に枝を取り除く手法を採用しました。
ナラ枯れとは?
そのメカニズムと関東での拡大状況
「ナラ枯れ」は、ブナ科の樹木(主にコナラ・ミズナラ・カシ類)を急速に枯死させる深刻な樹木病害です。
この現象の主な原因は、カシノナガキクイムシ(Platypus quercivorus)という昆虫が媒介するナラ菌(Raffaelea quercivora)の感染によるものです。
カシノナガキクイムシが産卵のために樹幹に穿孔する際、同時にナラ菌を樹木内に持ち込みます。菌が木部の導管を塞ぐことで水分の吸い上げが阻害され、結果として樹木は数週間〜数ヶ月で急速に枯死に至ります。
数年前から関東地方でも被害は急速に拡大しており、特に東京都、神奈川県、埼玉県などの都市公園・学校敷地内のコナラ類でも多数の枯死が確認されています。
2023年度の東京都の報告によれば、ナラ枯れによる枯死木は都内で年間約5,000本に達し、その多くが倒木リスクを伴う危険木として伐採対応が求められています。
出典:東京都環境局「ナラ枯れの発生状況と対応」2023年報告書
ここ数年、樹木医として数多くのナラ枯れの診断、伐採のご依頼をいただいておりますがそれでもなお伐採処理が追いつかないくらいの被害が出ているように思います。枯れた後そのまま期間が数年と開いてしまうと、ロープワークで登りこむことも安全上困難になってしまう可能性があり、今後の処理に課題が出てきそうです。
ご依頼をいただきありがとうございました。
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麻布台ヒルズにある某フランスジュエリーブランド様のブティックのテラスの定期メンテナンスに入っています。
以前の投稿でもご紹介しましたが、二つのテラスにはそれぞれ異なる「愛」の形の表現があります。
若々しく刺激の多い愛が潜んでいるテラスには、東京タワーの下に儚い雲海を描くスモークツリーが開花のピークを超え、燃えるような情熱溢れるブーゲンビリアにバトンパスをしました。
その次に開花の準備をしているシコンノボタンで、情熱溢れる感情が徐々に真剣なお付き合いに変わってゆきます。その中に優しいカラーニュアンスをつけてくれる3色のニチニチソウを植えました。
反対側には、青がかった常緑の空間が静止画のように時間が止まっているように見えつつ、ゆっくりと成長してゆきます。
それぞれの空間に潜んでいる物語と対話しながら、手入れを進めていきます。いつもご依頼ありがとうございます。
株式会社トシ・ランドスケープ
加藤バンジャマン正拓
@benji.ma.kato
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中目黒の個人邸の植栽に南アフリカ原産の植物を使用させていただきました。ユーフォルビア・ミルクブッシュと呼ばれるこの植物は、まるで海中を漂う珊瑚のような有機的なシルエットと、鮮やかな緑黄色の枝ぶりが特徴です。都会の一角に、ふと現れた異国の風景のような印象を与えてくれます。
ミルクブッシュは、傷がつくと白い乳液をにじませることからその名がついています。その姿形や生態は非常に多様で、サボテンのような風貌をもつ「クーペリー」や、エチオピアの高地に自生する「アビシニカ」、さらに美しい花を咲かせる「ミリー(花キリン)」など、世界中にさまざまな種が存在しています。それぞれのユーフォルビアが、それぞれの土地の風土に根ざして、独自の魅力を放っています。
なかでも私にとって特に印象深いのが、ミルクブッシュの近縁種であるマダガスカル原産の「ステノクラーダ」です。
「銀角珊瑚」とも呼ばれ、細かなトゲが密集した枝は、乾燥した気候と強い日差しのもとで銀色に輝きます。その姿はまるで宇宙からやってきた植物のようで、マダガスカルの現地で初めて目にしたときは思わず息を呑みました。
現地でさらに驚かされたのは、この独特な植物が現地では生垣として活用されていたことです。しかも乾燥して枯れた枝は、なんと牛が牧草のように食べていたのです。過酷な環境の中でも、したたかに命をつなぐ動植物の姿には、自然の底知れぬ力強さを感じました。
生命力に満ちた土地には、それに応えるような力強い植物が育ちます。ユーフォルビアという植物を通して、日本から遠く離れたマダガスカルの大地の自然と文化、そして生命のたくましさを身近に感じることができました。
株式会社トシ・ランドスケープ
@toshi.landscape
sugee @shamansugee
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「短葉仕立て」は正式な技術名称ではなく、松の葉を短く整えたものを市場などで「短葉」と呼ぶことから、便宜的に使われている言葉です。
盆栽の世界では「短葉法(たんようほう)」と呼ばれることもあり、地域によって「芽切り」「もみあげ」「夏芽」など様々な呼び方が存在します。
短葉仕立てにすることで、姿が引き締まり、凛とした佇まいが生まれます。
この仕立てには、年に2度の丁寧な手入れが欠かせません。
6月下旬には春から伸びた新芽(みどり)をすべて切り落とします。これが「芽切り」です。切られたことで樹はエネルギーを再び使い、約2週間後に「夏芽(二度目の新芽)」が芽吹きます。この夏芽はゆっくりと伸び、10月頃には数cmの短葉となり、寒さを迎えて美しい姿が完成します。
冬〜早春(霜が降りる頃〜3月)に、前年6月下旬に芽切りした後に伸びた芽のうち、過剰なものを整理し、2〜3芽を残して剪定します。あわせて古葉を取り除く「本手入れ」を行います。
探求心と根気そして丁寧な作業さえあれば誰でも習得可能な技術だと伺いましたが、そこには美しい仕立てを生み出すには剪定してきた量と経験からうまれる「センス」が必要不可欠です。これは実践の中で磨いていくしかありません。
植え付けから年月を経た木の場合は、霜の降りる晩秋から翌年3月までに本手入れを行い、6月下旬に芽切りを行います。
一方、移植されたばかりの松は負担を考慮し、1年目は4月下旬〜5月上旬に芽切りを行い、3年ほどかけて6月下旬に移行させます。
また、より繊細な仕立てを目指す場合は、まず弱い芽やふところ枝の芽切りを先に行い、1週間ほど間をあけて強い芽を切る「2段階芽切り」という方法も有効です。
すべての松に短葉仕立てが適しているわけではありません。その木の素質や樹形によっては、この仕立てが似合わない場合もあります。
それを見極めるのは、管理する人の感性と経験、そして松との対話が大切になります。
赤松や天目松は黒松よりも樹勢が弱いため、芽切りは2週間ほど早めに行い、より慎重な管理が求められます。
短葉仕立てを成功させるためには、病害虫への対策が欠かせません。前年の葉が健康でなければ、2度目の芽(夏芽)が出るだけのエネルギーを確保できないからです。
特に注意すべき病害として、芽切り後の夏芽の発生を阻害するディプロディア病や、葉ふるい病があげられます。
これらは一般的な管理では問題になりにくいものの、剪定による負担の大きい短葉仕立てでは致命的な障害となります。
春に新芽が動き始める頃、殺菌剤を2週間おきに2回、その後は月1回を目安に、殺菌剤・殺虫剤・殺ダニ剤を使い分けて散布します。
特にディプロディア病に対する対策を主軸に置きながら、他の病害虫も併せて防除することで、健康な葉を維持します。
短葉仕立ては手間のかかる作業ですが、そのぶん完成した姿には格別の風格が漂います。松の美を引き出すための一手間として、丁寧な管理と深い観察が求められます。
日本の仕立ての松が海外にも多く輸出されています。海外で植栽された松の管理について、将来的に海外のお客様や海外のガーデナーの方から松の美を最大限引き出す短葉仕立ての手入れが求められる未来が来るように思いました。
株式会社樹楽 小川さん
泉グリーンサービス 保泉さん
貴重なお時間をいただきありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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このたび、@echotools 様の次世代ヘッジトリマー「DHCAS‑2600HD」の紹介映像制作におきまして、弊社 @toshi.landscape が撮影協力を担当いたしました。樹木医の視点を活かし、安全性・操作性・メンテナンス性を実際の緑地管理環境でのリアルな使用シーンを映像として収録されています。
ECHO Toolsは、日本発祥の工具ブランドとして開発から品質管理まで一貫体制を維持し、「軽さ・高出力・低振動・高耐久」というプロ仕様性能を追求し続けています。
さらにガソリンに頼らない次世代の電動化にも本格対応しています。その電動化の心臓部が、X‑Series eFORCE™ 56Vバッテリーシステムです。高電圧・大容量かつ三重保護設計で堅牢性に優れ、LED残量表示や急速充電、55 分から100 分以上の長時間稼働を可能にします。チェーンソー・ブロワー・トリマー間の相互互換性も備え、現場でのバッテリー運用効率を飛躍的に高められています。
DHCAS‑2600HDは、このX‑Seriesバッテリーを活用することで、最大4,600打/分の切断力と557 mmのトリプルシャープブレードを実現。ガソリン式に迫るパワーを保持しつつ、IPX4防水・折りたたみ式ブレード・ソフトグリップ・可変3段スロットルといったプロ仕様の利便性も装備し、操作性・耐久性を両立しています。
弊社スタッフ @benji.ma.kato による動画実演では、このバッテリー駆動モデルが「ガソリン機に引けを取らない切れ味」「用途に応じたスピード調整」「バッテリー残量とツールの状態が把握しやすい電動ログ管理」など、プロのニーズに応える道具としての信頼性をもっている事を体感いたしました。
ECHO Toolsの「信頼できる道具哲学」を、撮影映像を通じてぜひご覧ください。
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短葉仕立て 黒松の芽切り講習
株式会社樹楽 小川さん
泉グリーンサービス 保泉さん
ありがとうございます
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4日間にわたる軽井沢での施工も、いよいよ最終日です。
仕上げ作業として、 @dominatorsports 社製バスケットゴールの本体を設置し、すべての工程を無事完了いたしました。
重量と剛性を備えたこのゴールの取り付けは2人がかりで慎重に微調整を重ねながらの作業となりました。
今回採用したバスケットゴールは、ダンクプレイにも耐え得る本格的な構造でありながら、背面に備えられたハンドクランク式の高さ調整機構により、お子様でも無理なく楽しめる設計となっている点が魅力的です。家族での使用を想定しつつ、上級者のプレイにも応える本物志向の一台です。
また、設置にあたっては、黒の防球ネット、コンクリート基礎部分の黒色塗装、そして周囲の植栽との位置関係にも細やかに配慮。軽井沢ならではの豊かな自然と調和するよう、外部からの視線にも配慮した控えめな存在感を意識して仕上げました。
私たちは、これからも暮らしと景観が共鳴する空間をお客様とともに形にして行きたいと思っております。ありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ @toshi.landscape
加藤バンジャマン @benji.ma.kato
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