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Service
サービス樹木とともに都市景観の未来を切り拓く
事業部門
グリーンメンテナンス部門、ツリーリスクアセスメント部門、ランドスケープコンサルティング部門の3部門が連携し、専門知識と技術を融合して、中⾧期的に植物を育成・管理します。これにより、景観や資産の付加価値を創造します。
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剪定模型
幹は丸太杭、枝は竹、葉のかわりにプラスチック樹脂製のフェイクモスをまとわせた、株式会社明日檜の畑山樹木医 @asunaro_ltd がつくってくださった、剪定連絡のための樹木模型です。
生きている樹木に対して剪定は、やり直しがききません。一度落とした枝は二度と戻りません。だからこそ若手には、ハサミを入れる前に剪定した後の樹形のイメージや今後伸びるであろう枝のイメージを持ってほしいと思っています。
どの枝が骨格を担い、どこが混み合っているのか。光をどう樹冠の奥まで通すのか。模型であれば、その読みを何度でも繰り返せます。
この日は、枝先のひとつひとつを指でたどりながら、「ここを抜いたら、樹はどういう形になるかを語り合いました。生きた樹では許されない試行錯誤を楽しみました。手を動かす前に、まず眼を育てるような時間を、こうして社内でつくれることのありがたさを感じています。
道具の前に、眼。眼の前に、樹への敬意。畑山樹木医の手仕事に感謝申し上げます。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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今年も、毎年お手入れに伺っている江戸川区松本・寿昌院様の境内で、「臥竜の松」の緑摘み作業を無事に終えることができました。
推定樹齢は500年を超えるこのクロマツ。大正期の大風で幹を折られながらも枯れることなく、地を這う龍を思わせる今の姿へと、長い時間をかけて自らを作り変えてきました。「臥竜の松」という名は、その堂々たる佇まいに由来します。幹の内部はうつろになっていますが、葉色は今も青々と冴え、樹勢の確かさを伝えてくれます。
『葛西志』や『新編武蔵風土記稿』にも「奇木」と絵入りで記されたこの松は、現在は江戸川区登録天然記念物、そして景観重要樹木に指定され、「えどがわ百景」のひとつにも選ばれています。地域に長く守られてきた一本です。
緑摘みは、春に伸びた新芽(みどり)を手で一本ずつ摘み取り、樹形と樹勢の均衡を整えていく作業です。今年は新人スタッフも、樹木医や熟練の庭師に手ほどきを受けながら、一芽一芽に向き合いました。人の手でしか叶わない地道な仕事の積み重ねが、この姿を次の世代へと手渡していきます。
お近くにお越しの際は、ぜひ間近でその枝ぶりをご覧ください。500年の時を生き抜いてなお、静かに息づく生命の力に触れていただけるはずです。これからも末永くその姿を守り続けられるよう、一年一年、心を込めて手入れを重ねてまいります。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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事業の広がりにあわせて、現在の事務所を少し大きくすることになりました。
今日は職人さんが入ってくださって、フロアタイルと壁紙の貼り替えが進んでいます。床をまた一枚ずつ並べ直していく手つきを眺めながら、自分たちが普段、木とどう向き合っているのかを思い出すような時間でした。
フロアタイルは、今の事務所でも使っているサンゲツのWD-2129 ハーベストオークです。本物のカシの木とは違いますが、足元に木目の表情があるだけで、不思議と気持ちが落ち着きます。
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某フランス高級ジュエリーブランドのテラス植栽。設計から施工までに約1年を費やし、その後3年間のメンテナンスを経て、植物たちは少しずつ、設計段階のイメージを超えた「理想の空間」へと近づいています。
提案の際、お客様に夢や期待感を持っていただくことは不可欠ですが、あまりに綺麗すぎるイメージを作ってしまうと、現実が追いつかずにかえって落胆を招くリスクもあります。だからこそ、頭の中にあるビジョンをあえて「手描きの絵」で表現することが、最も絶妙なバランスを保てると感じています。
イメージが伝わり、ワクワクしてもらえるけれど、決して完璧すぎない。そして植物たちが時間をかけて成長し、いずれその絵を超えてくれたとき、お客様と共に本当の喜びを分かち合えるのだと感じています。
株式会社トシ・ランドスケープ
加藤バンジャマン正拓
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廣尾稲荷神社様
有栖川公園にほど近い、子どもの頃から地元の私にとって廣尾稲荷神社さまの境内の樹木の管理を、樹木医としてお任せいただき、これほどありがたく、また身の引き締まる依頼はありません。
この社の歴史は古く、慶長の頃、二代将軍・徳川秀忠公が鷹狩りの折にお稲荷さまを勧請したのが始まりと伝えられます。かつて一帯は萩の名所で、地を舐めるように咲き乱れた花の様子から「ハギナメ稲荷」とも呼ばれたそうです。
弘化二年の大火で御神木の銀杏の幹の内側を炎に焼かれたそうです。それでもこの銀杏は、わずかに残った外皮の力だけで再び芽吹き、今も境内に立ち続けています。
今回手を入れたのは、長い歳月をかけて大きく枝を広げたクスノキでした。剪定とは、切ることではなく、この木がこの先の百年をどう生きていくかを、木と一緒に考える作業だと思っています。光と風の通り道を整え、社殿と参拝の方々を静かに見守りつづけられるよう、枝の一本一本に向き合います。
廣尾稲荷神社さま、ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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樹木診断で熱海に来ています。
観光地のにぎわいから少し離れた、坂と眺望、緑と文化が重なる熱海らしい高台の街を歩いていると、ふとした隙間に植物が根を下ろしている姿に出会いました。
アロエ、ガクアジサイ、タマシダ、ランタナ
どれも本来は、人の暮らしの近くで植えられてきた植物ですが、石垣の隙間や塀の足元、乾いた斜面のわずかな土に入り込み、いつの間にかその場所の風景の一部になっていました。
タマシダは、石の隙間の湿り気のある所に葉を広げ、ガクアジサイとアロエは、かつて誰かの庭先にあった記憶を残すように、ランタナは種から芽吹いたかのように。
人が整えた緑とは違う、少し荒々しく、けれど不思議と惹かれる植物の姿です。都市の中には、管理された植栽だけではなく、こうして植物自身が居場所を見つけていく風景があります。街の余白に根を下ろし、その土地に馴染んでいくその姿を見ていると、都市と自然は完全に分かれているものではなく、いつもどこかで静かに重なり合っているのだと感じます。
街中の植栽がゆるく人と共生していける余白があれば良いなと思う一コマでした。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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2階のエレベーターを降りて左へ進むと、屋外テラスへと続く一枚のガラス扉が現れます。
扉の向こうの左右には、風にふわりと優雅に舞うヒマラヤスギの繊細なシルエットが描かれ、その中央には、まるで流れ落ちる滝のように、銀青色(シルバーブルー)のアトラスシーダー・ペンデュラが幻想的に浮かび上がります。
テラスへ一歩足を踏み入れると眼前に広がるのは、針葉樹を主体とした静謐な植栽空間です。
艶やかな深緑のコウヤマキとイヌマキは、外界の視線を柔らかく遮りながら、空間にさりげない「和」の落ち着きを添えています。
その奥では、ナンヨウスギの描く幾何学的で力強い線と、アトラスシーダー・ペンデュラの不規則で柔らかな枝垂れが呼応し、対極の美しさを持つ二つのシンボルが、互いを引き立て合うように密かに佇んでいます。 さらに、引き締まった樹形のプンゲンストウヒ『グラウカ・グロボーサ』が、まるで常磐の岩のような重厚な存在感を放ち、空間全体に安定感をもたらします。
針葉樹たちが織りなす、緑と銀青色の繊細な色彩のパレットにより、時が止まったかのような、穏やかで深い静寂に包まれる空間を目指して設計を志しました。
株式会社トシ・ランドスケープ
加藤バンジャマン正拓
@benji.masahiro.kato
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金原正道樹木医のバラ園にて、今年もバラの勉強会を開催していただきました。
金原先生は、樹木医制度が発足した1991年からわずか2年後、第3期で認定を受けた大ベテランです。当時はまだ農林水産大臣認定の時代で、30年以上にわたり樹木診断や設計・積算の第一線を歩いてこられた方ですが、もうひとつの顔がバラの専門家です。
神奈川県座間市にご自身のバラ畑をお持ちで、バラの栽培管理から剪定、病虫害防除、そしてフラワーアレンジメントまで一貫して教えてくださいます。樹木医としての植物生理の知見とバラの実践的な栽培管理をここまで結びつけて指導できる方は、なかなかいません。
勉強会にはトシランドスケープから総勢12名で参加させていただき、金原先生の畑で各々が剪定した花を使い、思い思いにフラワーアレンジメントに挑戦しました。
摘み取ったバラは、ピエール・ドゥ・ロンサール、ピース、ブルームーン、シャルル・ドゥ・ゴール、カフェ、ノヴァーリス、プリンセスミチコ、野薔薇など。旬を迎えたばかりのフレッシュな花材を贅沢に使わせていただきました。
バラのアレンジメントで面白いのは、「香りの設計」ができることです。
ブルームーンやシャルル・ドゥ・ゴールといった紫系の品種には、「ブルー香」と呼ばれる柑橘系のフレッシュな芳香があります。
ブルームーンは1964年にドイツで作出された青バラの歴史的名花で、ダマスクとティーが交じり合った独特の強い香りが特徴です。一輪で部屋全体が香るほどの存在感を持つそうです。
シャルル・ドゥ・ゴールはブルームーンを親に持つ品種で、同じくブルー香が漂う気品ある花です。紫のバラを一本入れるだけで、アレンジメント全体に深みと奥行きが生まれます。
ピンク系のビバリーやクリスティアーナ、ケルナーフローラは、甘くやさしいダマスク系の香りがあり、紫系の凛とした香りとは対照的に、ふわりと包み込むような柔らかさがあり、この二系統を組み合わせると、香りに「起伏」が生まれます。
色彩の面では、ピースの淡い黄色が陽だまりのような温かさを、アプリコットキャンディやロイヤルサンセットのオレンジ系が夕景のようなグラデーションを添えてくれます。ラ・ペルラの白は清楚な透明感を持ち、アレンジメント全体をすっきりと整えてくれる「余白」のような存在です。
今回もアレンジメントに入った品種のひとつが、プリンセスミチコです。1966年、イギリスの育種家パトリック・ディクソンが作出し、当時皇太子妃であった美智子さま(現上皇后陛下)に献呈されたフロリバンダ系のバラです。濃いオレンジ色の丸弁半八重咲きで、房になってたくさんの花をつけます。香りはティ系の微香で、華やかさよりも花色そのものの温かみで存在感を主張する品種です。
金原先生のバラ畑でこのプリンセスミチコが咲いている姿を目にすると、60年近い時間を超えてなお愛され、育てられ続けていることの重みを感じます。手をかけただけ応えてくれるバラですが、黒星病にやや弱い面もあり、丁寧な管理があってこそ美しく咲いてくれる。金原先生の畑で健やかに花を咲かせている姿は、日々の管理の賜物であることを強く感じました。
フラワーアレンジメントの最大の面白さは、同じ花材を使っても、一人ひとりまったく異なる作品に仕上がることです。赤系を中心に据えてシ情熱的ににまとめる当社の若手のホープの島田くんのような人がいれば、白と淡いピンク色で落ち着いた雰囲気に仕上げる人もいます。
花の長さの取り方、向きの振り方、何を主役に据えるかといったその人の感性や日頃の植物との向き合い方がそのままアレンジメントに現れるのが、見ていてとても興味深いところです。造園の仕事でも同じですが、「正解」はひとつではなく、植物と自分との対話のなかに生まれるものだと改めて感じました。
5月はバラの最盛期ですが、同時にこの先の梅雨期に向けて備えも大切な時期です。梅雨に入ると黒星病が多発しやすくなり、ハダニなどの病虫害も増えてきます。定期的な薬剤散布と、開花による体力消耗を補う施肥は、バラを美しく咲かせ続けるための基本です。
バラは手間がかかるイメージが強いですが、適切に管理を行えば5月から11月頃まで繰り返し花を咲かせてくれます。金原先生がよくおっしゃるように、「手をかけただけ応えてくれる」のがバラの魅力です。
金原先生、今年も貴重な機会をいただきありがとうございました。畑で過ごす時間、花に触れる時間、そして仲間と一緒にアレンジメントを楽しむ時間。こうした学びと交流の場を大切にしながら、植物と向き合う感性を磨き続けていきたいと思います。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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高木エノキを樹木医がロープワークで高所樹木診断をしています。
地上から行う樹木診断だけでは確認できない空洞や腐れ、傷みなども把握でき、今後の対処検討の幅が広がります。
撮影協力: @mameshiba_zouen
ありがとうございます。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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わたしたちの会社について
グリーンマネジメント
①自社で一貫した管理
②科学的な知見(アーボリカルチャー / arboriculture)と現場の融合
③長期的な植栽管理メンテナンスの計画/プランニング
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