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サービス樹木とともに都市景観の未来を切り拓く 樹木を診断し、長く続く管理を計画し、自社の職人が手を入れる。 3つの専門部門で、都市の緑を一貫して担う会社です。
事業部門
グリーンメンテナンス部門、ツリーリスクアセスメント部門、ランドスケープコンサルティング部門の3部門が連携し、専門知識と技術を融合して、中長期的に植物を育成・管理します。これにより、景観や資産の付加価値を創造します。
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10月 16
軽井沢でクリの診断をしていた同じ日、もう一班は近くの別の別荘地で管理作業に入っていました。
軽井沢では紅葉が始まっていて、樹冠の上のほうから赤や黄に染まり、下へいくほど緑が残るような色の移り変わりが見られる時期になっていました。同じ一本の中でも、日の当たり方で色づく早さが違います。並んでいる樹木どうしでも、樹種や立つ場所によって少しずつずれていきます。そのずれが重なって、森全体がゆっくりとグラデーションになっていくのだと思います。
手入れをしていると、こうした色の変わり方にも自然と目が向きます。毎年同じ場所に入っていると、今年はこの樹木が少し早いな、と気づくことがあります。紅葉が早く始まるのは、季節の巡りだけでなく、根の傷みや乾燥など、樹木が何かを抱えているときに表れることもあると言われています。きれいだなと思いながら、その色の出方をどこかで確かめているのは、職人としての癖なのかもしれません。
これから色はもっと深くなっていきます。別荘を訪れる方が、その移り変わりを気持ちよく眺められるよう、引き続き手を入れていきたいと思います。
10月 16
軽井沢の別荘地で、クリの大木の樹木診断に伺ったお話の続きです。
クリノキは樹高20m超、幹周り300cm弱の大木です。今回は、目視による診断と、アーボソニック3Dを使った機器診断を行いました。
外観診断では、樹木のまわりを回りながら、幹や根元の傷、樹皮の様子、枝の付き方を確かめていきます。木槌で幹を叩いて、音の違いも聞きます。
アーボソニック3Dは、幹のまわりに複数のセンサーを取り付け、叩いた振動が幹の中を伝わる速さから、断面の様子を図にする機器です。健全な材では速く伝わり、腐朽や空洞があると遅くなるので、外からは見えない幹の中を、樹木を大きく傷つけずに確かめることができます。
このクリは、斜面の縁から2mほど離れた平らな場所に立っています。オーナー様からは、建物の側にも谷の側にも倒れてほしくないというお話や、診断後にどの枝をどこまで切ってよいのかというご相談をいただいていました。
重心がどちらにかかっているかを考えるには、幹の中の状態だけでも、樹冠の広がりだけでも足りません。
そこで、前回ご紹介したドローンでの観察もあわせて見ています。上から見た樹冠の張り出しや、隣のコナラとの被圧や重なり方。地上で見た幹や根元の様子と、アーボソニック3Dで見た幹の中。別々に見てきたものを一本の樹木の姿としてつなげて、今後の手入れのご提案をまとめているところです。
剪定でどこを軽くするのか、隣のコナラも含めてどう光を分けていくのか。オーナー様と相談しながら、このクリにとって無理のない形を考えていきたいと思います。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
10月 15
長野県軽井沢町で、クリの大木の樹木診断に伺いました。今回もドローンを使って、樹冠全体を上から確認しています。
大きな樹木は、地上から見上げるだけでは、樹冠の上のほうが手前の枝葉に隠れてしまいます。樹上に登れば近くで見られますが、登った位置から見渡せる範囲には限りがあります。ドローンを上げると、樹冠の頂部や枝先の様子を真上から細かく見ることができます。
上から見て分かるのは、診断する樹木のことだけではありません。周りの樹木との位置関係も、一枚の画像の中で確かめられます。今回は、すぐ隣に立つコナラから受けている被圧の具合も鮮明に確認できました。
被圧は、隣の樹木の枝葉に覆われて日が当たりにくくなることで、続くと、覆われた側の枝が弱ったり、樹冠が片寄ったりすることがあります。地上からは枝が重なり合って見えるだけでも、上から見ると、それぞれの樹冠がどこまで張り出しているのかがはっきりします。
こうした様子が見えると、クリだけを手入れするのではなく、隣のコナラも含めた管理をご提案させていただくことができます。樹木は一本だけで育っているわけではなく、周りの樹木と光を分け合いながら枝を伸ばしています。周りまで見ておくことで、その樹木にとって無理のない手入れを考えやすくなると思います。
真上から撮った画像は記録として残せるので、数年後に同じ位置から撮れば、樹冠の広がりや隣の樹木との重なり方の変化も見比べられます。一度きりの診断ではその時点の状態しか切り取れませんが、記録が重なっていくと、樹木と周りの環境がどう変わってきたかを読めるようになります。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
#arborist #樹木医 #treecare #植木屋 #御神木
10月 14
軽井沢で2現場並行で動いています。
向かう途中、高速を降りてしばらく走ると、
カツラ並木に差し掛かりました。
窓を開けた瞬間、あの甘い香りがしました。
落葉したカツラの葉が出す、マルトールの香りです。
カラメルや綿あめを思わせる香りで、
黄葉して落ちた葉ほどよく香ります。
思わず車を停めて、ひと呼吸。
現場に向かう朝でも、
樹木のほうから声をかけてくれることがあります。
この香りに気づけるのは、秋のほんの短い間だけです。
山梨県都留市の西涼寺様で霊木のケヤキを診断させていただいた際、許可をいただき、ドローンを使って樹冠を上空から確認しました。
樹高20m弱のケヤキです。地上から見上げると、樹冠の上のほうは手前の枝葉に隠れてしまいます。ロープワークで樹上に登れば近くで見られますが、登った位置から見渡せる範囲には限りがあります。幹の内部に傷みを抱えた樹木では、登ること自体が負担になる場合もあります。
ドローンを上げると、そうした場所を真上から細かく見ることができます。今回は、幹の頂部に太い枝を切った痕がいくつも残っていて、その切り口から腐朽や枯れが進んでいることを確かめられました。地上からの観察だけでは、ここまではっきりとはつかめなかったと思います。
樹木診断にドローンを使う良さは、見える範囲が広がることだけではないと考えています。真上から撮った画像は記録として残せるので、数年後に同じ位置から撮れば、枝の枯れ方や樹冠の広がりの変化を見比べることができます。一度きりの診断ではその時点の状態しか切り取れませんが、記録が重なっていくと、樹木がどう変わってきたかを読めるようになります。
ドローンで分かるのは、外から見える部分です。幹の中の状態を診断機器で確かめ、上からの所見とあわせて判断しています。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
#arborist #樹木医 #treecare #gardener #御神木
埼玉県内の神社
スギの枯れ枝撤去
幹の中を輪切りのように映し出すピカスの画像について、色から何が読み取れるのかを少しご紹介したいと思います。
ピカスは、幹の周りに取り付けたセンサーを順番に軽く叩き、音が幹の中を伝わる速さを測る機器です。健全な材の中では音は速く伝わり、腐朽や空洞があるところでは遅くなります。その速さの違いを色に置き換えたものが、この断面図です。
色は大きく三つに分けて見ます。黒から茶色は音が速く伝わった部分で、健全な材と考えられます。紫・青・白は音が遅かった部分で、腐朽や空洞が疑われるところです。その間の緑はどちらとも言い切れない部分で、周りの状態と合わせて読む必要があります。
メーカーの説明では、ピカスの画像だけでは、紫や青の部分が腐朽なのか空洞なのかまでは区別できないとされています。
今回のケヤキは中心が大きく青く抜け、外側に茶色の材が輪のように残る形でした。
茶色の輪の厚みは一様ではありません。右下(センサー12〜15番のあたり)で健全な材の層が薄くなっていました。樹木を支えているのはこの外側の材なので、割合の数字だけでなく、どの方向にどれだけの厚みが残っているかも合わせて見ています。
また、中心から下に向かって黄色い線が1本引かれています。これは色の分類とは別のもので、解析ソフトが亀裂の可能性を示した位置です。入り皮や亀裂のように材のつながりが途切れているところがあると、音はそこを真っすぐ通り抜けられず、回り込む分だけ伝わるのに時間がかかります。海外の診断報告では、この黄色い線が太いほど亀裂が大きいと読まれています。
亀裂や入り皮があると、音の遅れが実際より大きな損傷として色に出ることもあるそうです。今回の黄色い線は、外周がくぼんだ形になっているセンサー11番と12番の間に向かっていて、外観と合わせて確かめておきたい位置です。
ツリートロニックという機器で電気の通りやすさ(電気抵抗)も測りました。こちらは色の意味が変わり、赤は電気が通りにくい部分、青は通りやすい部分です。水分やミネラル分の多い材は電気を通しやすく、乾いた材や空洞は通しにくくなります。健全な樹木でも、外側の辺材は水分が多いので青く、中心に向かって赤くなるのが普通の姿とされています。
音と電気の結果を重ねると、ピカスで音が遅かった部分が、空洞や乾いた腐朽なのか、水分を含んで進んでいる腐朽なのか、その手がかりが得られます。電気抵抗は亀裂や入り皮の影響を受けにくいので、音の結果を補う意味もあります。今回の断面では、ピカスで損傷と出た範囲の中でも、同じ「損傷」の中にも、状態の異なる部分があるのかもしれません。
どの数字も、この樹木の状態を見極めるための手がかりの一つです。今回合わせて実施したレジによる測定やドローンで確認した樹冠の姿も合わせて、一本の樹木として総合的に判断していきたいと思います。お客様には今回の診断の情報について公開の許可をいただき感謝申し上げます。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
神楽坂のル・モコで、樹木医の後藤さん、森さん、佐々木さんとご一緒させていただきました。後藤さんにお声がけいただいた樹木医として会社を立ち上げた者同士で語り合う会です。
ル・モコはフランス人のオーナーが営む南仏料理のお店で、ワインはオーナー自ら輸入した、ここでしか飲めないものばかりで、とても美味しかったです。四人で卓を囲むとちょうど良い距離感になり、赤ワインを片手に肩肘張らずに話ができました。
診断や機器の技術的な話ももちろん出ましたが、それ以上に、会社としての意思決定をどうしているか、若手にどこまで仕事を任せるか、チームをどうまとめ、ミッションをどう考えているかといった、経営の話が中心でした。若手が自分で判断できる形をどうつくるかは私自身いつも考えていることなので、それぞれの会社のやり方を伺えたのはとても参考になりました。
男性陣はほぼ同世代ということもあり、遠慮のない話ができたのも嬉しかったです。立場は違っても悩んでいることには似ているところが多く、少しほっとした夜でした。
後藤さん、素敵な会にお誘いいただきありがとうございました。皆さん、引き続きどうぞよろしくお願いします。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
山梨県での出張は2班に分かれています。
河口湖畔の植栽管理班と、都留市の西涼寺様での樹木診断班です。
霊木として大切にされているケヤキの樹木診断を、弊社の樹木医チームが行わせていただきました。今回診断に関してドローンでの撮影と情報公開の許可をいただきました。ありがとうございます。
西涼寺様は、かつて谷村(やむら)と呼ばれた城下町の一角にある浄土宗のお寺です。開山の林徹上人は江戸・神田の生まれで、芝・増上寺を中興した観智国師の弟子だったと伝わっています。
西涼寺様には「泣き欅」というケヤキの昔話も伝わっていて、山梨県がまとめた昔話のアーカイブにも収められていました。
診断では、まず樹木医が目視で外観を確認し、ドローンを飛ばしてケヤキの全体像を上からも確かめました。高い樹木は、地上から見上げるだけでは樹冠の上のほうが見えにくいためです。
幹の内部は、「ピカス トモグラフィ&ツリートロニック」、「レジ(Resi PD)」の機器を合わせて使い、根元と幹の2つの断面で診ています。
ピカスは、幹のまわりにセンサーを付け、音の伝わる速さから断面の様子を図にする機器です。ツリートロニックは、同じ断面を電気の通りにくさ(電気抵抗)から図にします。レジは、細い針を幹に入れていき、そのときの抵抗の変化から内部の状態を読み取ります。
音の図と電気の図で断面全体の傾向をつかみ、断面の中で確証のもてない箇所や懸念のある箇所へ限定的にレジを打って確かめます。どの機器にも得意不得意があるので、それぞれの結果と外観の所見を照らし合わせての分析を行っています。
根元の断面を診るのは、根や株から入った傷みが表れやすく、樹木が風を受けたときに大きな力がかかるところだからです。幹の断面を加えると、傷みが上へどこまで続いているかなどの傾向を確かめられることがあります。
長く生きてきた樹木は、一度の診断ではその時点の状態しか切り取れません。それでも、今の状態を記録しておくことで、数年後にもう一度測ったときに変化が読めるようになると思います。
測定データはこれから解析し、あらためて西涼寺様にご報告させていただきます。
西涼寺様、このたびはありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
河口湖畔で植栽管理出張です。
台風一過、今日は河口湖畔も真夏日のような気温でしたが、朝夜は10℃台の気温で心地良いです。この時期は、高木ケヤキの剪定や病虫害防除薬剤散布、ツツジの刈り込みです。また秋の紅葉シーズンや年末には高木のロープワーク作業で改めて訪れる予定です。
@arboriculture_tree_care や先輩が、若手とマンツーマンで手ほどきをしながら作業を進めています。
弊社では月に1回くらい関東近県の出張現場があります。若手が先輩と現場だけでなく寝食を共にすることでグッと成長と現場の一体感を感じることができとても貴重な機会になっています。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
わたしたちの会社について
グリーンマネジメント
植栽を長期的な視点で育てながら管理し、建物の景観と資産の価値を高めていく。
それが私たちのグリーンマネジメントです。お客様とともに、居心地の良い空間をつくります。
日々の手入れから樹木医の診断、土壌調査、高木の管理、特殊伐採まで、自社のスタッフが責任をもって担います。
伝統的な造園技術に、樹木医の知見と欧米で発展した樹木管理の技術を取り入れ、木の状態に合わせて管理します。
数年から数十年先の目標の樹形を決め、限られた予算の中で計画的に管理します。
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