①自社で一貫した管理
②科学的な知見(アーボリカルチャー / arboriculture)と現場の融合
③長期的な植栽管理メンテナンスの計画/プランニング
Toshi(都市の住環境)におけるLandscape(景観・風景)を、グリーン・マネージメント/Green Management(植栽の育成管理・植栽資産への付加価値管理経営)を通じてお客様と創造し、居心地の良い空間づくり、ライフスタイル/Lifestyle・資産価値の向上をグリーン/GREEN で提供します。
SERVICE
サービスグリーンマネジメント
①自社で一貫した管理
②科学的な知見(アーボリカルチャー / arboriculture)と現場の融合
③長期的な植栽管理メンテナンスの計画/プランニング
Toshi(都市の住環境)におけるLandscape(景観・風景)を、グリーン・マネージメント/Green Management(植栽の育成管理・植栽資産への付加価値管理経営)を通じてお客様と創造し、居心地の良い空間づくり、ライフスタイル/Lifestyle・資産価値の向上をグリーン/GREEN で提供します。
サービス
グリーンメンテナンス、樹木診断、コンサルティングの3部門が連携し、専門知識と技術を融合して、中⾧期的に植物を育成・管理します。これにより、景観や資産の付加価値を創造します。
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11月 14
先日は埼玉県内において高木ケヤキの診断をご依頼いただき、樹木医がアーボソニック3Dによる腐朽状況の可視化をしました。
対象木は周辺に歩行者や車両の動線、駐車スペースがあり、倒木リスクの精度の高い評価が求められる状況でした。アーボソニック3Dを用いることで、樹幹内部の腐朽の位置・広がりを3Dで立体的に把握でき、地上部の視診だけでは捉えられないリスクの有無を判断することができます。
この結果、必要な管理方針(枝下ろしの範囲・支柱の有無・経過観察の周期など)を科学的根拠に基づいてご提案でき、安全性の確保に寄与する診断となります。
■ アーボソニック3D診断の主なメリット
① 内部腐朽を立体的に可視化できる
複数のセンサーを樹幹に配置し、音波伝播速度の違いから腐朽や空洞を解析します。これにより、腐朽の形状・深さ・広がりを360度の立体像として把握でき、より正確なリスク評価が可能です。
② 大径木や樹形が複雑な個体に強い
胴回りが大きい巨木や、凹凸の多い樹幹でも正確な計測ができ、神社・寺院の御神木や名木の診断に向いている点が大きな特徴です。
③ 非破壊で木への負担が非常に小さい
センサーを樹皮に軽く固定するだけのため文化財木や景観上の重要個体に対しても安全に検査が可能です。
④ 事後説明資料としての高い信頼性
可視化された3D画像は、管理者・住民説明会・自治体担当者など、専門知識のない方にも直感的に理解していただけるため、リスク説明の透明性が高まり、合意形成が進めやすくなるメリットがあります。
ご依頼いただきありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
#樹木医 中村雅俊
#arborist
#treedoctor
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11月 12
夏の作業に続き河口湖畔で植栽管理出張です。
夏の時期は日中30℃超えの気温でしたが、今回は最高気温も15℃ほどで、夜は5℃を切る気温でした。木々も紅葉でとても綺麗に色づいています。このくらいの気温が高木のロープワーク作業には心地良いです。
@arboriculture_tree_care や先輩のクライマーが、若手とマンツーマンで剪定の手ほどきをしながら高木のケヤキなどの作業を進めています。
ケヤキは枝抜きの剪定をしながら枝先も細かく小透かしする為、高所作業車とロープワークの併用で対応しました。
弊社では月に1回くらい関東近県の出張現場があります。若手が先輩と現場だけでなく寝食を共にすることでグッと成長と現場の一体感を感じることができとても貴重な機会になっています。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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11月 12
ドイツ語圏で高い評価を受ける専門資料 『Pilze an Stadtbäumen(都市の樹木に生えるキノコ)』 を、@baumkontrolle_im_netz を通じて入手させていただきました。
このリファレンスツールは、都市樹木に発生するさまざまなキノコを「新鮮な状態から腐朽に至るまで」の変化過程とともに整理し、樹木診断・腐朽判定における実務的な判断を支える内容となっています。
扇型のフォーマット(Fächer)は現場での携帯性に優れ、季節や環境条件に応じた菌類の出現状況を視覚的に確認できる構成です。
また、初心者から専門家まで幅広く活用できるよう設計されており、樹木医などの専門家が、菌類識別を通じて安全管理の精度を高めることを目的としています。
「Baumerhalt beginnt mit Sicherheit.(樹木の保存は安全から始まる)」という理念のもと、長年にわたり蓄積された欧州の知見を学び、日本の環境における腐朽診断・危険木評価に新たな視点を加えることに期待しています。
今後も弊社では国内外の最新技術や知見を積極的に取り入れ、科学的根拠に基づく樹木管理と安全な都市景観づくりに取り組んでまいります。
@baumkontrolle_im_netz
貴重な情報をいただきありがとうございました。日本での日々の管理や診断で活用させていただきその感想を改めてご報告いたします。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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11月 11
埼玉県の有限会社グリーンファームアンドウ様の圃場にて、低木アベリアの鉢上げ作業を見学させていただしました。
アベリアは一見丈夫に見えますが、水はけの良い、よく排水する土を好み、水分過多・停滞水(過湿)を嫌う性質があり、根張りが繊細な樹種です。
苗の初期生育の段階で根域が安定しているかどうかは、のちの樹勢・枝張り・葉色にまで影響します。そのため生産現場での鉢上げはポットサイズの変更だけではなく、根を整え、株としての骨格を育てる工程にあたります。
鉢上げの目的は三つあります。
・根詰まりを防ぎ、細根の更新を促すこと
・新しい用土と根鉢をなじませ、吸水・吸肥能力を高めること
・生育ステージに応じて、枝葉と根のバランスを整え、均整の取れた株姿を形成すること
用土は、水はけと保水性のバランスが重要です。アンドウ様の会社では自社の独自配合の用土を使用されているとのことでした。
作業は次のように進みます。
①根鉢の状態を確認し、根が巻き始めていれば外周を軽く整える。
②ポット底に薄く用土を敷き、植え付け深さを揃える。
③株を中心に据え、押さえつけずに用土を包み込むように詰める。
④最初の潅水で、根鉢と新しい用土を結びつける。
⑤数日は直射を避け、養生しながら活着を促す。
過湿は根腐れの原因になるため、水やりは用土の乾き具合を見ながら調整します。活着が確認できてから、緩効性肥料を軽く施すことで安定した生育を導きます。株間を広く取り、風通しを確保することで、立枯病や葉色の濁りを防ぎます。
今日の現場で印象的だったのは、作業を担う職人さんの手の動きでした。迷いがなく、力まず、過不足のない所作で、根鉢の締まり、用土の水分、手に伝わる抵抗、苗の呼吸を感じ取りながら静かに仕上げていくその所作には熟練の技を感じました。
私たちも普段現場で植栽の植え付けでたくさん行いますが、実際に現場に植栽が来るまでの植栽育成の経過を見学できたことは貴重な学びとなりました。安藤様ありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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埼玉県草加市で樹木医チームが樹木診断現場を完了させた流れで、弊社樹木医 @andtrees_naohrn の紹介で有限会社グリーンファームアンドウ様を訪問いたしました。
同社は埼玉県さいたま市岩槻区を拠点に、宿根草・多年草・ハーブ・カラーリーフ・グラス類など、グラウンドカバープランツを中心に100品種以上・年間約70万ポットを生産されている生産者です。挿し木・種まき・株分けといった繁殖から育成、出荷に至るまでを一貫して行う体制を整えてらっしゃり品質や供給の安定性に大変信頼があります。
農場は整然と管理されており、各植物が健やかに育つ環境が丁寧に整えられていました。特に、宿根草やグラス類のラインナップは、都市景観や植栽デザインの幅を広げるうえで非常に魅力的であり、色彩・質感・高さの組み合わせによる景観の表情づくりに大きな可能性を感じました。
また、同社が掲げる「グリーンインフラ」や「緑豊かな街づくり」といった理念は、弊社が取り組む都市の樹木管理、街路樹診断、土壌環境改善といった視点と強く共鳴するものがあり、植物供給にとどまらず、環境価値や地域景観を育てる姿勢には大変学びがありました。
今回の訪問を通じて、宿根草やカラーリーフを主体とした「低メンテナンスかつ季節変化の美しい植栽提案」の可能性を強く感じました。
安藤様、お忙しい中圃場のご案内など貴重な機会をいただきありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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渋谷区立常盤松小学校
創立百周年記念式典
樹木医の中村の地元である渋谷区内のつながりでのご紹介により、創立百周年を記念した植樹式にてお手伝いをさせていただきました。
校名の由来にもある「常盤松」にちなみ、実行委員の方と複数本の候補樹種の中からマツを選定いたしました。
式典では、児童・関係者の皆様に校庭で根鉢へ土を寄せる植樹パフォーマンスを行っていただき、その後、正門脇に本植栽を行いました。
これからこのマツが、日々の登下校の子どもたちの成長を静かに見守り続けてくれますように。百年の歩みを経たこの場所に、また新たな時間が積み重ねられていきますことをお祈り申し上げます。
地元に貢献できるお仕事のご依頼いただき
ありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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タイ・プーケットでの別荘建築の業務が完了し帰路につきます
ご一緒してくれた現地の大工さんとスタッフの皆さん
貴重な機会をいただきありがとうございました
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タイのプーケットの別荘建築プロジェクトにて、宮大工会社の「株式会社おかげさま」代表の菅原親方の補助兼通訳として、現地の大工さんたちに力添えを頂きながら焼杉作業二日目でした。
1日目はトライアンドエラーを繰り返しながら少しずつ効率が上がり流れが見えてきたおかげで、二日目から連携がよりよくできて作業が徐々にスムーズになってきました。
菅原親方が午前中焼き加減とタイミングの精度を調整して、午後から現地の職人さんに図解を利用しながら勝手を伝えていきました。
今回のプロジェクトで合計600平米の面積で焼杉が使用される予定で、1,875枚もの板を焼かないといけないため、滞在している内に合計枚数が完了できてなくても、板を焼く精度、磨く精度、焼けていない部分のガスバーナーでの焼き直し、最終点検を、施主様が求める品質を確保しつつ現地の職人さんが引き継げるようにしています。
二日目は、当初目指していたノルマの2倍程と、合計195枚もの板を完成できました。現地のスタッフの頑張りに感謝します。
三日目は職人を増やしてもらえる可能性があるので、さらなる効率向上とスピード増加を期待できます。
本日もありがとうございました!
株式会社おかげさま
@okage_sama_japan
株式会社トシ・ランドスケープ
@toshi.landscape
加藤バンジャマン正拓
@benji.masahiro.kato
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陸のハロン湾と呼ばれる
世界遺産チャンアン渓谷
ベトナム北部・ニンビン省
石灰岩の山々が水面を映すこの場所は、川ではなく、長い年月をかけてカルスト地形が侵食されてできた水の通り道です。
岩肌をぬうように流れる水と、緑に覆われた山々の風景は、まるで時間そのものが風化して形を成したようでした。
穏やかな水面を進む舟の傍らで、地元の人々が藻を掬い上げていました。その作業は観光のための清掃だけなく、景観と生態系を守るための保全活動です。
チャンアンは流れの緩やかな閉鎖水域であり、栄養塩が溜まると藻類が繁茂して水の透明度を下げ、光や酸素のバランスを崩してしまいます。この渓谷を形づくるのは、岩、水、風、と人による継続的な管理です。水面を磨く手のひとつひとつが、景観の一部を担っている様に感じました。
チャンアンの管理方針は、「観光と保全の両立」「文化と自然の共生」としており、ユネスコの保全計画にも、“環境を維持しながら観光を支える”という考えが明記されています。
自然と共に生きるという姿勢が世界遺産の価値そのもので、弊社の理念にもつながる部分でありたくさんの学びがありました。
株式会社トシ・ランドスケープ
@isaki.kasahara
@toshi.landscape
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一般財団法人日本緑化センター認定の「松保護士」研修の講師補助で高尾樹木医が筑波の森林総合研究所に入っています。
弊社で中村、高尾、平野の3名の樹木医資格の認定機関である日本緑化センターでは「樹木医」のほか、マツ材線虫病(マツ枯れ)から松を守る「松保護士」、身近な自然再生を立案する「自然再生士」の資格認定を行っています。
松保護士は、全国に流行して松を枯らしているマツ材線虫病について幅広い知識を持ち、被害現場に適した防除対策を考え、実際に作業指導を行う専門家です。
ただし、松保護士の仕事はマツ材線虫病から松を守ることだけではありません。私たちの生活と松との関わりなどを幅広く伝えていく役割も期待されています。※緑化センターHPより一部引用
実地研修ではマツノマダラカミキリの観察や燻蒸処理の施工実習を行いました。
日本緑化センター野口様、高村様、東大名誉教授 富樫先生、千葉森林総研元所長、樹木医1期・松原先生、皆川樹木医、畑山樹木医、受講生の皆様、ご一緒させていただきありがとうございました。
私中村も樹木医の資格を取ったのは10年ほど前になりますが、資格を取ることを目的とするよりは、自身が何を学び、そして日常の業務でどのように役立てたいのかを考えること、そして樹木に対して同じ悩み、考えをもった樹木医同士の交流の方が大切なことだと思っています。
弊社で主に維持管理を行う都市の樹木は、地域毎の景観形成に役立っており、欧米を中心に海外では、地域、建物の資産価値を向上させる貴重な存在として緑があります。
これから日本の将来は、人口減少とともに空地などのオープンスペースが増えることが予想されており、緑空間の価値はさらに大きくなるものだと思います。
樹木を管理する専門家として、専門的な知見を持った樹木医、松保護士、自然再生士として次世代へ良い形でつないでいけるようにしていきたいと思います。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊 @toshi.landscape
樹木医 髙尾聡司 @soshitakao
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