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Service
サービス樹木とともに都市景観の未来を切り拓く
事業部門
グリーンメンテナンス部門、ツリーリスクアセスメント部門、ランドスケープコンサルティング部門の3部門が連携し、専門知識と技術を融合して、中⾧期的に植物を育成・管理します。これにより、景観や資産の付加価値を創造します。
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剪定を終えた木々の下に立って地面に散る光の加減を確かめるのが好きで眺めることがありますが、枝を抜いた分だけ影の中に光の粒が増えています。木漏れ日を眺めていると、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を思い出します。
谷崎はあの随筆で、日本の美は煌々とした明るさではなく、翳りの中で育ってきたのだと述べました。障子に漉された光や、薄暗がりでこそ艶の出る漆器を挙げながら、美しさは物そのものよりも、物と物とのあいだに生まれる明暗のあやに宿る、という趣旨のことを書いています。谷崎が語ったのは建築や器ですが、樹木医として、その原型はずっと前から自然の中の樹冠の下にあったのではないかと感じます。木漏れ日が外国語に訳しにくい日本語としてよく挙げられるのも、翳りの中の光にわざわざ名前を与えてきた感覚と地続きなのかもしれません。
私たちの剪定は、枝を抜いて風と光の通り道を作る仕事ですが、都市は年々明るくなり、深い影の居場所は減りました。そのなかで公園の樹木や庭の木々は、揺れる翳りを作ってくれる数少ない存在です。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
30mを超える保存樹木ケヤキの樹木医高所診断
地上からの目視だけでは確認出来ない樹木の状態を、ドローンでの空撮と、クライマーが登り込んでの診断で安全性を確認します。
#樹木医 #arborist #treecare #御神木 #植木屋
このところ、植栽管理や樹木診断のお問い合わせを、以前より多くいただくようになりました。大変ありがたく思っています。
そこでこのたび、当社の業務をわかりやすくお伝えする資料として、3種類のパンフレットを製作しました。
グリーンメンテナンス(植栽管理)、ツリーリスクアセスメント(樹木診断)
、そして診断の内容を細かくご説明する資料の3つです。
初めてご相談いただく方にも、私たちがどのような業務を行っているのかが伝わるようにと考えてまとめました。ご相談やお打ち合わせの際には、こちらをもとにご説明させていただければと思います。
樹木のことで気になることがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
株式会社トシ・ランドスケープ
先日、神奈川県のマンションで植栽の中長期計画立案のコンサルティングのご相談をいただき、初回の取り組みとして植栽委員会、そして住民の有志の皆様と一緒に敷地の木々を見てまわらせていただきました。
強い日差しの日でしたが、大きく育った桜の下に入ると、木陰で暑さがすーっと和らぎます。資料を手にした皆様と樹木を見上げながら、幹の様子や枝の伸び方から読み取れること、これまでの剪定など管理の具合、そしていまこの樹木がどういう状態にあるのかを、その場でご説明しました。報告書の写真や図面ではなかなか伝わらないことも、実際に見上げていただくと伝わるものだと、あらためて感じました。
マンションの植栽は、植えられてから数十年が経ち、当初の想定を超えて大きく育っていることが少なくありません。切るのか、残すのか、どう手入れを続けるのか。安全性、景観、費用、木の健全性と、判断の軸はひとつではなく、お住まいの方それぞれで見え方や考え方も違います。だからこそ、まず現状を知っていただいた上で、住民の皆様ご自身が納得して判断できるように材料を整えていく形をいつもとらせていただいています。ランドスケープコンサルティングの中身は、そうした地道なお手伝いだと考えています。
真夏の木陰の心地よさを感じながら、この木々とこれからどう付き合っていくかを一緒に考える時間を住民の皆様とご一緒できる仕事は、これからの社会でいっそう必要とされていくように思いました。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
このアカマツは、お客様にとって長く庭園を見守ってきた大切な樹木です。昨年9月の追跡診断で樹勢の回復をご報告してから、およそ1年がたちました。今年も同じ方針でお世話を続けてきましたので、その後の経過になります。
振り返ると、2024年に樹木医診断した際は、葉の色がさえず、先端の小枝に枯れが見られました。
採取した枝葉を専門機関で調べたところ、主な原因は
「葉ふるい病(葉に斑点が出て落ちやすくなる病気)」
「ハダニ(葉の栄養を吸う微小なダニ)」
「マツモグリカイガラムシ(枝や葉の付け根に隠れて樹液を吸う虫)」の寄生も確認され、これらが木の力を奪い、病気が出やすい状態になっていました。
仕立てのマツのため、自然の中にあるマツに比べて、人の手による剪定となるため枝葉の量は少なくなり木が本来持つ抵抗力は常態的に弱っていた可能性がありました。「病害虫」と「仕立てることによる負担」という、二つの要因を抱えた状態でした。
2025年は「木の回復力を邪魔しない」ことを第一に、樹勢回復の計画を立てました。ハダニにはタイミングを分けて薬剤を散布し、マツモグリカイガラムシには潜んでいる場所まで薬が届くよう丁寧に処置しました。葉ふるい病には適した時期に殺菌剤を用い、感染源となる落ち葉はこまめに集めて回収しました。手入れは必要最小限にとどめ、木に余計な負担がかからない剪定に切り替え、土の状態も整えて、即効性のある液体肥料とゆっくり効く肥料を併用しながら、無理のない形で栄養を補いました。その結果、昨年9月の診断では新しく伸びた枝に勢いが戻り、葉色は健やかな濃い緑に近づいて、樹勢の回復をはっきり確認することができました。
今年の目標は、この状態を保つことでした。昨年ご提案した「やり過ぎない管理」を、そのまま続けています。特別なことは何もせず、増え始めの虫を軽く抑え、光と風の通り道を保つ手入れを繰り返す一年でした。
そして先日、今年の追跡診断を行ったところ、マツの状態は昨年よりさらに良くなっていました。
新しく伸びた枝は今年も勢いがありながら、むやみに伸びすぎることはなく、葉の量が増えて樹冠(木の上部)に厚みが出てきています。昨年「くすみが和らいだ」とお伝えした葉色は、濃い緑のまま安定しています。
昨年一部に残っていた虫の被害跡は、新しい葉に隠れてほとんど目立たなくなりました。ハダニはごくわずかで、カイガラムシの生きた個体も今回はほぼ見当たりません。葉ふるい病は2年続けて新しい発生が抑えられており、落ち葉の衛生管理と適期の薬剤散布が定着してきたと考えています。
枝先の枯れは新たに出ていません。風通しと日当たりの良い樹冠が保たれ、表土もほぐれた状態が安定して、真夏でも過湿・過乾に振れにくい土のままです。
一度きりの診断では、その時点の姿しか切り取れません。こうして年を追って同じ樹木を見せていただくと、回復が一時のものではなく、木自身の力として根づいてきたことが分かります。昨年が「治す」ための一年だったとすれば、今年は維持するための一年でした。木にとっては、今年のほうがずっと穏やかだったと思います。
今の状態であれば、引き続き緊急の処置は必要ありません。これからも過剰な手を入れず、季節ごとの観察と記録を重ねながら、木が自ら整える力を活かすお世話を続けてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村 雅俊
お盆休みを利用して、社内の有志で千鳥ヶ淵の桜並木を歩いてきました。実際に千代田区の樹木に多く携わられた金原樹木医をお迎えし、並木の現状とこれからの課題を現地で考える研修会です。
千鳥ヶ淵緑道では今年4月、ソメイヨシノが1本、お濠の側へ倒れました。根元から折れており、前夜の雨と強風が引き金になったとみられます。幸いけが人はなかったそうですが、並木の一角にその跡がある状態で歩くと、学ぶ側の目つきも変わります。
幹には、緑色のウレタンのようなモノが充填した施工が見られました。空洞や傷口を塞ぐ処置は、雨水や虫の入り口を減らす目的で古くから行われてきたものです。近年ではウレタン充填のような施工は少なくなってきているので、この施工がいつ、どのような判断で行われたものかとても興味があります。
一方で、不定根誘導の処置がされている桜が多数ありました。不定根とは、幹など根以外の場所から二次的に出てくる根のことです。幹の空洞の部分に、ピートモスや水苔のような自然素材を詰めて光を遮り、地面の中に近い環境をつくると、幹の内側から不定根が伸び、やがて土に達して、弱った根に代わって水分や養分を運ぶ通り道になっていきます。詰め物に肥料分を混ぜないのは、根をその場で太らせず、地面まで伸ばしたいからです。効果が見えるまで数年かかる、樹木自身の力を借りる治療です。詰めて塞いだ施工の跡と、不定根が力強く根づいた跡がひとつの並木の中にその移り変わりがそのまま残っているのが印象的でした。
枝に巻かれていたのは「スカシバコン」。桜の樹皮の下で形成層を食害するコスカシバというガに対して、フェロモンで雄の交信を乱し産卵を減らす資材です。幼虫が樹皮の下に潜ってしまうと薬剤が届きにくいため、一帯にまとめて設置する方法が取られています。この虫は傷んだ樹皮や傷口に好んで産卵しますから、傷口の手当てとも考え方としてはつながっています。
この並木の始まりは明治にさかのぼります。
明治14年(1881)頃の写真には、すでに堀端へ移植されたばかりの桜が写っています。明治31年(1898)には、当時の英国公使アーネスト・サトウが公使館前に自ら桜を選んで植え、東京府に寄贈しました。サトウの内妻は、公使館に出入りしていた植木職人の娘だったという話も残っています。その次男・武田久吉は、キュー王立植物園で学んだ植物学者になりました。日本山岳会の創立に関わり、尾瀬の保護でも知られる人ですが、昭和44年(1969)に千鳥ヶ淵に面した石垣でヒカリゴケが見つかったとき、その調査・同定に当たった植物学者のひとりでもあります。この生育地は昭和47年(1972)、「江戸城跡のヒカリゴケ生育地」として国の天然記念物になりました。父が桜を植えた濠で、息子が苔を調べていたというとても歴史とストーリーを感じました。
明治の桜の多くは戦災で失われ、いまの並木は戦後の植栽です。緑道そのものも、もとは明治39年(1906)に敷かれた路面電車の専用軌道の跡で、都電の廃止を経て、昭和54年(1979)に千代田区が緑道として整備した際に桜が植えられました。2004年からは区の「さくら再生計画」のもと、サポーターや基金の仕組みでこの景観が支えられています。このあたりの歴史は、「千代田のさくら」のサイトで小藤田正夫さん(東都町造史研究所)が連載中の「時代を継ぐさくら」に、当時の写真とともに詳しくまとめられているので興味がある方はぜひご覧ください。
戦後に一斉に植えられたソメイヨシノが、各地で樹齢を重ねています。金原樹木医から教わった技術や歴史背景ことなどを私たちの現場にも持ち帰り活かしていきたいと思いました。
金原先生おすすめの裕祥食府 九段下店のニラレバー炒め定食、とても美味しかったです。ご馳走様でした。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
夏期休業のおしらせ
平素は格別のお引き立てをいただき
厚くお礼申し上げます。
休業期間
2026年8月8日(土)
~2026年8月16日(日)
休業期間中にいただいたお問合せについては、
営業開始日以降に順次返答させていただきます。
株式会社トシ・ランドスケープ
代表取締役・樹木医 中村雅俊
写真の樹木はヒトツバカエデです。
秩父特伐班
民家裏の高木のロープ伐採です
中長期の植栽管理計画をたてる為のランドスケープコンサルティング
樹木の状態だけでなく、お住まいの皆様の生活にとっての魅力や課題について現場をまわって調査します。私たちのご提案には日々の植栽管理作業の時の現場視点が活きてきます。
わたしたちの会社について
グリーンマネジメント
①自社で一貫した管理
②科学的な知見(アーボリカルチャー / arboriculture)と現場の融合
③長期的な植栽管理メンテナンスの計画/プランニング
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