TREE DOCTOR DIAGNOSIS SOIL SURVEY

樹木医診断・土壌調査

剪定
剪定

TREE DOCTOR DIAGNOSIS
SOIL SURVEY

樹木医診断・土壌調査

トシ・ランドスケープには都市部の植栽環境での植栽・土壌の診断・調査に特化した「樹木医」や「植栽基盤診断士」が所属しています。
専門機器を取り揃え、経験豊富な専門家が豊富なデータをもとに診断することで、お客様の樹木の状態を適切に診断します。

樹木医診断/土壌調査イラストイメージ

TREE DECLINE CAUSE DIAGRAM
樹木の衰退原因図

樹木の衰退原因図

周辺環境の変化
●幹に直射日光が当たるようになった。
●強風が直接当たるようになった。
●日陰になった。
土壌の変化
●根本周辺での土壌掘削工事
●根本周辺での舗装工事
●根本周辺での盛土や転圧
その他の変化
●葉の量、色、大きさの不良。
●枝の伸びが不良。
●根本周辺の土壌の固結。

PLANTING BASE 植栽基盤

植栽基盤とは、植物の根が支障なく伸長して、
水分や養分を吸収することのできる条件を備え、
ある程度以上の広がりがあり、
植物を植栽するという目的としての
土層である。

植栽基盤イラストイメージ2

広がり
植物の根が充分に伸びることのできる面積があること。
深さ
植物の根が充分に伸びることのできる土壌厚があること。(有効土層)
物理性の条件
適正な硬度/良好な保水性/良好な透水性
科学性の条件
有害物質を含まない/適正な酸度/適正な養分

※一般社団法人 日本造園建設業協会より引用

SOIL SURVEY METHOD 土壌調査方法

土の硬度調査
長谷川式 土壌貫入計

土壌表面より深さ 100cm までの土壌の硬さを連続的かつ簡便に測定できるように開発された土壌調査用小型動的貫入試験機です。本機は、2kg の落錘を 50cm落下させ、そのエネルギ-で先端の円錐コ-ンを土中に貫入させ、その時の貫入抵抗から相対的な硬さを知るものです。土壌断面を掘らなくとも、土壌硬度の測定が可能です。

落錘(ランマー)を50cmの高さから落下させ、
そのエネルギーで先端の円錐コーンを土中に貫入させます。
その時の貫入深を読みとります。

土の硬度調査イラストイメージ1

土の硬度調査イメージ
  • 樹木の衰退から
  • ランマーを落下させる
  • 円錐コーンを土中に貫入させていく
  • 一回ずつの貫入量を測定し数値を記録していく
  • グラフ化する事で、数値の読み取りが可能
土の透水調査
長谷川式 簡易現場透水試験器

長谷川式簡易現場透水試験器は、従来の植穴透水試験とは違い、試験孔の掘削の範囲が限定的で、少ない水量で透水性の確認が可能です。透水性が悪いと、根腐れや衰退を起こしやすくなってしまいます。

土の硬度調査イラストイメージ1

土の硬度調査イラストイメージ1

土の透水調査イメージ
  • 樹木の衰退から
  • 試験孔を複式ショベルで掘削土壌の透水性(水はけ)をチェック!
  • 水を注入し、測定開始
  • 水が土壌に浸透し、水位が下がっていく時間を計測
  • ①20分後、②40分後で数値を確認し、透水性(水はけ)の調査を行う
土の精度調査
長谷川式 大型検土杖

人力の押し下げで土に貫入させる従来の検土杖とは異なり、落錘を落下運動させることによって、硬い地盤でも容易に貫入させることが出来ます。長さ35㎝のサンプラーによって、深さ1m までの土壌サンプルが3回で採取することが可能です。サンプラー部分が大きいので、分析用試料も採取することが出来ます。

調査(サンプリング)地点で、下図の様に落錘止めに手をそえて
本体を出来るだけ垂直に保ち、落錘を落下させることにより、
サンプラーを貫入させます。

土の精度調査イメージ

サンプリング部に採取された土壌の表面をヘラ付きハンドルで削り、状態を野帳などに記入します。

土の精度調査イメージ

1回目:35cmの土を採取

2回目:70cmの土を採取

3回目:100cmの土を採取

土の塩分調査
pH(ピーエッチ、ペーハー)

酸性やアルカリ性の強さを測定します。

EC(導電率、電気伝導度)

肥料や塩分の量、土壌への浸透度合いを測定します。

土の塩分調査イラストイメージ1

SOIL IMPROVEMENT METHOD 土壌改善方法

通気透水性を向上させる方法
割竹挿入法
(わりだけそうにゅうほう)

樹幹周辺の通気性や透水性が悪い、木の樹勢が衰えている場合、割竹挿入法(土に竹の筒を挿し通気透水性を向上させる方法)にて改良資材を混ぜつつ、根が伸びやすい環境へと改善する方法を推奨しております。

土壌改善イメージ
  • 竹を縦に割り、節を取り除き縄や番線で再度竹を結び直す。
  • 掘った穴に竹を差し込み、周囲に土壌改良資材や肥料を入れる。完熟堆肥、黒曜石パーライト、化成肥料などを場所に合わせて配合して土と混ぜて戻していく。
  • 土に竹の筒を挿し通気透水性を向上させる方法割竹挿入法
固い土壌をほぐすための方法
水圧穿孔法
(すいあつせんこうほう)

樹幹周辺の土壌が固い、木の樹勢が衰えている場合、掘って土壌改良ができるスペースがない場合には、水圧穿孔法(固く締まった土壌をほぐすための方法)にて改良資材を混ぜつつ、水圧の力を利用して、土の中に空間を作り、根が伸びやすい環境へと改善する方法を推奨しております。

土壌改善イメージ
  • ノズルを土壌に差し込み、先端から十字に噴射させ、栄養素を与えていく。
  • 水に液体施肥とを混ぜ合わし、水圧の力を利用して、土の中に空間を作る。※液体肥料は、時期や状況に応じて適正なタイミングにて行っていきます。
  • 固く締まった土壌をほぐすための方法水圧穿孔法

TREE DOCTOR DIAGNOSIS 樹木の倒伏・危険度診断

健全度調査
レジストグラフ

レジストグラフとは、樹幹に細いキリを挿入して、材の健全度を測定する診断機器で、直径1.5mmの細いキリを樹幹に挿入し、キリにかかる抵抗値を測ります。抵抗値が実寸で記録されるため、解析しやすいことが大きな特徴で、樹木の倒伏危険度診断における国際的なオソライザーであるドイツ、マテック博士推奨の国際的な標準機です。都市樹木の倒伏危険度診断だけでなく、木製遊具の安全管理、木造建物の強度管理など幅広く活用されています。キリを挿入した際の抵抗が大きければ、樹木は健全です。
しかし抵抗が弱かったり、あるいは殆んど抵抗がない場合は、腐朽しているか空洞化している恐れが十分あるため、注意が必要になります。※日本緑化センターより引用

使用機材:レジストグラフ PD500

  • 健全度調査イラストイメージ1
  • 健全度調査イメージ画像
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