根津美術館 燕子花図屏風の茶会

入館の予約をして港区南青山の根津美術館へ訪れました。

根津美術館 正面玄関
豊かな庭園の四季の移ろいを感じることが出来るお庭があり、
池のカキツバタが見頃でした。
- 根津美術館 カキツバタ
- 根津美術館 カキツバタ
高木に囲まれ起伏に富んだお庭は適度な緑陰があり
まさに都会のオアシスです。
- 根津美術館 庭園
- 根津美術館 庭園
- 根津美術館 庭園
- 根津美術館 庭園 イチョウ
- 根津美術館 庭園
日本庭園には、日本人でも表現の難しい日本文化特有の美意識や感覚で
「詫び(wabi)、寂び(sabi)」の世界があります。
「詫び wabi」
もともと悲観的で寂しい事を表現したものでしたが、
中世以降は、「静かな環境を楽しむ」「閑静な暮らしを情趣する」という意味で
肯定的な表現として確立されました。
Wabi points to beauty coming from simplicity.
「寂び sabi」
時間の経過とともに枯れたり劣化した様子から奥深さや味わいのあること、
静から落ち着いた美しさが感じられることという意味になります。
Sabi represents beauty or serenity that comes with age.
こういった感覚、表現も日本人として大切にし、そして表現していきたいと思います。
ゴールデンウイークの時期は、藤(フジ)も大変見ごろになります。
- 藤 フジの花 クマバチ 共生
- 藤 フジの花 クマバチ 共生
藤の花を楽しみたい人々以外にも、
フジの香りに包まれてクマバチもたくさん集まってきています。
フジとクマバチは共生関係にあります。
クマバチはフジの花から蜜をもらい、
フジの花はクマバチの体に花粉を付けて受粉を助けてもらっています。
都会のど真ん中でも自然の共生関係が成り立っているのが素敵です。
クマバチはカラダも羽音も大きいですが見た目に反してとてもおとなしく、
オスは針をもっていなくメスにはハリがありますが
脅かしたりよっぽどのことがなければ刺しません。
フジの花と合わせてクマバチも優しく見守ってあげてください。