木漏れ日(こもれび)
誰しも見たことがある
木の枝葉から射し込む
やわらかであたたかく
包み込む様な光

枝葉のすき間から射し込む光の筋。木漏れ日(こもれび、komorebi)
この光景を見て感動しない人はいるでしょうか。
トシ・ランドスケープのフランス人スタッフの加藤バンジャマンです。
描写表現がとても豊かな母国フランス語ですら、そのような現象を表す単語が存在していません。
それはフランス語に限らず、日本語以外の言語では「木漏れ日」という現象を表す単語がないようです。
というわけで、日本語を覚え始める19歳までは、
その現象に対して「美しい」という感情を抱きつつ、
単語で表現する概念がありませんでした。
言葉を知るというのは、世の中の物事を表すための限られた表現力だけでなく、
自分の世界観と価値観を共に豊かにする手段だと、
「木漏れ日」という単語を初めて知った時に感動しました。
結論のない謎が解けるかのように。
ちなみに、英語ではkomorebiで最近通じる場合があるようで、大変興味深いです。
それはまさに、言葉の交流によって生まれる補い合いであって、言語がそうやって発展していくのは大変興味深いです。
それはさて置き、「木漏れ日」は、緑ある空間の中に、美しさを覚える瞬間です。

青空を背に見上げた樹冠。葉のすき間から光がこぼれる
都会においては緑が茂ることで邪魔もの扱いされてしまう事も多いですが、そのような瞬間を楽しんでいただけるように、我々がより手助けできる存在になれればと思います。
株式会社トシ・ランドスケープ
加藤バンジャマン
以下フランス語での木漏れ日について
Komorebi
Vous savez ? Ces faisceaux ardents formés par la lumière du soleil qui pénètre le feuillage des arbres.
Nombreux sommes nous fascinés devant ce spectacle éphémère.
Comment se fait-il pourtant que la langue française; aussi riche de vocabulaire qu’elle soit, n’eut pas l’opportunité d’exprimer ce phénomène par un nom commun (comme les autres langues, puisqu’à priori, seul le japonais ne le permet) ?
De fait, « komorebi » étant le seul mot permettant d’exprimer ce phénomène, il va de soi qu’il soit utilisé dans d’autres langues.
Ainsi évoluent nos langues : par la complémentarité des lacunes et des richesses de chacune.
De la se pose cette question fatidique: « Quand bien même serions nous aptes a utiliser toutes les langues existantes, quels seraient les états ou phénomènes qui resteraient sans mot ? »
Mais assez de linguistique pour le moment.
Si le Komorebi désigne un état esthétique qui fascine et apaise nombreux d’entre nous, ainsi notre devoir en tant que paysagistes est d’y contribuer.

木漏れ日 こもれび komorebi
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