最近では個人のお客様のお庭やマンションの植栽管理と合わせて、
樹木医による樹木診断のご依頼を多く頂いております。
特に皆様の関心も高い、サクラ類のご相談が多く、
多くは樹木自身の寿命というよりも
下記の原因による衰退が見受けられます。
・負担の大きな時期や強い剪定などの不適切な管理(枯れ、腐れによるキノコの発生など)
・不良土壌(植栽基盤)による樹木の異常
・敷地内や近隣での工事が原因での、根の切断や越境部分の剪定
樹木医が診断を行う事で、
・危険な樹木
・注意が必要で経過観察を推奨する樹木
・健全な樹木
を明らかにして今後のリスク判断が可能になります。
東京都のマニュアルでは、外観診断と機器診断の結果をあわせて、次の4段階で総合判定します。腐朽空洞率は参考の値です。
| 総合判定 | 腐朽空洞率の参考基準値 | その後の診断と時期 |
|---|---|---|
| A 健全か健全に近い | 10%未満 | 外観診断を5〜10年後 |
| B1 注意すべき被害が見られる | 10%以上30%未満 | 外観診断を5〜10年後(前回の被害の変化に注意して診る) |
| B2 著しい被害が見られる | 30%以上50%未満 | フォローアップ診断(必要に応じて機器診断)を1〜3年後 |
| C 不健全 | 50%以上 | 更新(撤去・植替え)を行う |
腐朽空洞率は参考値で、総合判定は外観診断の判定と合わせて出す。出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」表Ⅲ-4・1 総合判定基準(p.66)、表Ⅲ-4・3 次回の診断内容及び診断時期(p.67)
コフキタケとベッコウタケは、どちらも材を腐らせるキノコですが、腐朽が広がる場所が違います。

そのような中で今回は、渋谷区と中野区の個人邸のお客様からサクラの診断と
今後の管理の方針についてのご相談を頂きましたのでご紹介いたします。
コフキタケやベッコウタケなど
樹木の腐朽を進行させるキノコの発生が確認された為、
▪️機器診断(レジ)
IML Resi PD500
も実施しました。

レジ
機器診断

診断カルテ様式は今年に改訂された
「令和3年度 東京都街路樹診断等マニュアル」
に準拠しています。
お客様にとって思い入れのある大切な樹木ですので、
今後の最善の管理をご提案させて頂きます。
樹木診断の流れとしまして、
①外観の目視や打診等による診断
②機器診断(精密診断)
の流れで樹木医による診断を行いました。
- レジによる機器診断
また弊社では樹木の状態、規模により複数名の樹木医が診断を行い、
①、②と合わせて総合的に判断する事で、
樹木の現状を正確に把握する事が出来ます。

渋谷区恵比寿の現場では、
こどもたちに間近で樹木診断の様子を見学してもらいました。
- こどもの職業体験
「あれを木にくっつけて何してるの?」
「何がわかるの?」
「なんで木が腐っちゃうの?」
「針みたいの出てきたけど何これ?」
と興味津々でした!
ご依頼いただきありがとうございました。
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※ 「レジストグラフ」は、穿孔抵抗測定器を指す通称として、日本の樹木診断の現場で広く使われています。ただし、RESISTOGRAPH® は RINNTECH 社(ドイツ)の登録商標で、当社が使用している「レジ(Resi PD)」は IML 社(ドイツ)の製品です。両者は製造しているメーカーが異なります。呼び名の違いは「レジストグラフ・貫入抵抗測定器とは何か」で説明しています。































