いつも植栽管理でお伺いしているマッシュホールディングス様のお庭で、
苔の植え付けのご依頼をいただきました。
弊社スタッフ・ブライアンの親戚で、
栃木県日光市にて苔の生産販売をされていらっしゃる「モスプラン」代表手塚さんに現場にいらしていただき、
苔貼り作業をご一緒し学ばせてもらいました。朝一番で車で苔を持ってきていただきありがとうございます。
今回ご提案した苔は、「ハイゴケ」で、スギゴケ、スナゴケと並んで
需要の多い苔で管理もしやすいコケのうちのひとつです。
苔玉などにも良く使用され、ふわふわとしたボリューム感がある見た目が魅力的です。

ハイゴケ
東京の都心部での苔の植栽が難しい点として、適度な湿度と日照条件が挙げられます。
光量計を使用することで苔に適した環境であるか否かある程度知ることができます。

苔 コケ 光量計 ハイゴケ
しかし、同じエリアでも建物側や高木の根元付近など、たった数メートルでも光量は大きく違ってくるので、
郊外の広大な森林などとは違い、都心の庭で苔に適した環境は限られてしまい非常に難しいと言えます。
今回の苔を貼る場所は、地形が山なりになっていて、散水や雨でも水が溜まることがなく苔には適した環境で、
ケヤキなど高木も多く、直射日光は当たらず木漏れ日が差す点も苔に適した環境でした。
そして、一にも二にも排水性と保水性も重要で、苔は湿気を好みますが蒸れには弱い特性があります。
今回は既存の土をすき取って整地したのち、現場の状況に合わせて川砂とバーミキュライトをブレンドして改良しました。
- 苔 コケ バーミキュライト 土壌改良
- 苔 コケ 土壌改良 整地
- 苔 コケ 土壌改良 整地
貼る際は適度に引き伸ばします。伸ばしすぎは乾燥してしまう、密だと蒸れてしまうという塩梅があります。
苔を貼った後の管理としては、新芽が伸びてきたら、転圧をすることで、伸びたままで乾燥してしまうのを防ぎます。
この現場で確かめたことと、貼り方の要点をまとめました。
| 見るところ | この現場では | 当社の現場での目安 |
|---|---|---|
| 光 | ケヤキなどの高木が多く、直射日光が当たらず木漏れ日が差す | 同じ庭でも、建物側や高木の根元付近など数メートルで光の量が大きく違うので、光量計で確かめる |
| 水はけ | 地形が山なりで、散水や雨でも水がたまらない | 苔は湿気を好むが、蒸れには弱い |
| 土 | 既存の土をすき取って整地し、川砂とバーミキュライトを混ぜて改良 | 排水性と保水性の両方が大切 |
| 貼り方 | ハイゴケを適度に引き伸ばして貼る | 伸ばしすぎると乾燥し、密だと蒸れる |
| 貼った後 | 新芽が伸びてきたら転圧する | 伸びたままで乾燥するのを防ぐ |
出典: 当社の施工の記録(本記事の本文の内容をまとめたもの)
- ハイゴケ コケ貼り 苔 植栽
- ハイゴケ コケ貼り 苔 植栽
- ハイゴケ コケ貼り 苔 植栽
- ハイゴケ コケ貼り 苔 植栽
一階のカフェエリアから見える景観が一層引き立ちました。
今回もご依頼いただきありがとうございました。
最後は現場近くのホテルニューオータニ東京のお庭を散策してブライアンと手塚さんのツーショット!
モスプラン 手塚さん、お忙しい中ありがとうございました!
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
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