千代田区のオフィスビルへ
オリーブの植栽に伺いました。
2mを超える古木のオリーブは、
存在感、重厚感が別格です。
オリーブの木は平和と幸福のシンボルとして古くから、
世界中で愛されてきた樹木です。
この記事では、千代田区紀尾井町のオフィスビルのエントランスに、高さ2mを超える古木のオリーブを大型のプランターで植え付けた記録と、オリーブが好む環境、プランターで水はけを確保する植え付けの考え方を、県の資料をもとにご紹介します。
- 古木 オリーブ
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- 古木 オリーブ
オリーブが好む環境──日当たりと、水はけの良い土
オリーブはモクセイ科の常緑高木です。香川県によると、日本でオリーブの苗木が植えられたのは、文久2年(1862年)・慶応3年(1867年)にフランスから輸入した苗木を横須賀などに植えたのが最初とされ、明治41年(1908年)に三重・香川・鹿児島の3県で始まった試作では、香川県の小豆島だけが栽培に成功しました。
香川県の農業試験場小豆オリーブ研究所は、オリーブの栽培に向く条件を次のように説明しています。
| 条件 | 香川県の説明 |
|---|---|
| 日当たり | 日照量が多いほど生育がよく、年間2,000時間以上の日照時間が望ましい |
| 雨 | 乾燥に強い印象があるが、良い生育と実の肥大には年間1,000mm程度の降水量が必要 |
| 気温 | 年平均気温14〜16℃の温暖地が適当、1月の平均気温が10℃以下でないと花がつきにくい |
| 風 | 倒伏や根傷み、実の損傷が起きやすいので、風当たりの強い場所を避け、防風対策を十分に行う |
| 土 | 排水が良く、保水力と保肥力のある肥沃な土で、根が伸びられる土の層が十分にある所 |
| 根 | 土の通気性の要求度が大きく、水はけの悪い粘土質の土や地下水位の高い土地では生育が極端に悪くなる |
出典: 香川県 農業試験場小豆オリーブ研究所「オリーブの栽培条件と管理」(2025年3月11日公開)
植栽後間も無く、同日に入社式が
取り行われるとの事で、
新入社員の皆様と同じく新たな環境で
スタートするオリーブを今後大切に
見守っていきたいと思います。
プランターへの植え付け──鉢の底から水はけをつくる
プランターの鉢底に穴あけ加工を行い、
鉢底ネット、砂利、排水性の良い培養土と黒土のブレンドのオリジナル植栽土で
植え付けを行いました。

プランターに植えたオリーブの断面(イメージ)。下から、鉢底に開けた排水の穴、鉢底ネット、砂利の層、植栽土。根鉢の上面は土の表面とほぼ同じ高さにそろえる
地面に植える場合と違い、プランターの中の水は、鉢の底からしか抜けていきません。上の表のとおり、オリーブの根は土の通気性を強く求めるので、鉢の中に水がたまり続けると根が傷みやすくなります。鉢底に穴を開け、鉢底ネットの上に砂利を敷いてから、排水性の良い培養土と黒土を合わせた植栽土で植え付けたのは、鉢の中でも水の通り道を確保するためです。
植え付けの時期と、深植えにしないこと
香川県の説明では、オリーブの植え付けの時期は春(3月)と秋(9〜10月)で、新梢が出始める前の春植えが最適とされています。植え穴は早めに準備して、完熟堆肥や土壌改良材をよく混ぜておくことも挙げられています。この現場も、入社式の日に合わせた春の植え付けでした。
同じ説明には、深植えにならないよう土で高さを調整し、根が四方に広がるように植え付けること、オリーブは根が浅く倒れやすいので、植え付けの後は支柱を立てて誘引し、十分に灌水することも書かれています。根鉢の上面を土の表面にそろえて植えることは、プランターでも地植えでも同じです。
- 古木 オリーブ プランター 植栽工事
- 古木 オリーブ プランター 植栽工事
- 古木 オリーブ プランター 植栽工事
- 古木 オリーブ プランター 植栽工事
植えた後のオリーブ──実のつき方と、気をつける害虫
オリーブの花は、花蜜がなく多量の花粉を風で飛ばす風媒花です。香川県によると、オリーブは同じ品種の花粉では実がなりにくい性質(自家不和合性)が強く、畑では1〜2割の授粉樹(異なる品種)を混ぜて植える必要があるとされています。1本だけ植えた木では、品種によって実がつきにくいことがあります。品種ごとの違いは「古木オリーブ 植栽管理・病虫害防除薬剤散布」にまとめています。
害虫では、オリーブアナアキゾウムシに気をつけます。香川県の説明では、オリーブを加害する害虫のうち最も問題になる虫で、成虫は3月下旬から10月下旬まで活動を続け、幼虫は幹の皮層に潜り込み、おがくず状の木くずを出しながら食害します。株元に木くずが出ていないかを見ることが、早く気づく手がかりになります。
肥料について、香川県は畑での目安として、芽が動き始める前の3月中旬、開花後の6月下旬、休眠に入る前の10月下旬の3回と、土のpHを保つための2月中旬の石灰を挙げています。いずれも、実の収穫を目的とする畑での目安です。
エントランスのシンボルになってくれそうです。
ご依頼頂きありがとうございました。
また朝早くから
積み込みのご対応頂きました米屋農園様
感謝申し上げます。
プランターへの植栽やお庭への植え付けなど、
お客様のご要望に応じたオリーブなどシンボルツリーの
ご相談承ります。
ご相談をお待ちしています。
株式会社トシ・ランドスケープ
よくある質問
Q1. オリーブを植える時期はいつですか?
A. 香川県の農業試験場小豆オリーブ研究所の栽培の説明では、植え付けの時期は春(3月)と秋(9〜10月)で、新梢が出始める前の春植えが最適とされています。
Q2. オリーブには、どんな土が向いていますか?
A. 香川県の説明では、排水が良く、十分な保水力と保肥力のある肥沃な土で、根が伸びられる土の層が十分にある所が適しているとされています。オリーブの根は土の通気性を強く求めるため、水はけの悪い粘土質の土では生育が極端に悪くなります。
Q3. オリーブで特に気をつける害虫は何ですか?
A. 香川県の説明では、オリーブを加害する害虫のうち最も問題になるのがオリーブアナアキゾウムシで、成虫は3月下旬から10月下旬まで活動を続けるとされています。幼虫は幹の皮層に潜り込み、おがくず状の木くずを出しながら食害します。
出典・参考情報
・香川県「オリーブの栽培条件と管理」(2025年3月11日公開、農業試験場小豆オリーブ研究所)
・香川県「香川県とオリーブ」(農業試験場小豆オリーブ研究所)
■プランター
ニチエス SERRALUNGA セラルンガ ヴァスワン / ブラック 15345301
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