先日フジ(藤)の生産で日本では大変好評の茨城県牛久市にある確実園様にお邪魔させていただいて、代表の川原田さんからフジについてのお話をたくさん聞かせていただきました。
- 確実園 川原田 フジ 藤 エスパリエ ヨーロッパ 仕立て 誘引 生育 植栽 壁 壁面 ランドスケープ
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フジの花は品があって美しいですね。
しかし、ご存じのとおり、成長が早くメンテナンスが大変で、
パーゴラも必要で広い場所も必要なので、お庭に植えるのに抵抗がある方が多いのではないかと思います。
実は、フジのパーゴラ仕立て以外に、広い場所がなくてもフジをコンパクトにしやすい
エスパリエ仕立て(壁面仕立て)か木立仕立てといった管理方法もあります。
エスパリエはフランス語で、植物を壁か塀一面に誘引しながら育てるという、
昔、果樹(リンゴ、洋ナシ、モモなど)特有の栽培方法を意味します。
その理由は、日を均等に当てるためと、雨風から花と実を守るためだそうですね。
フジの仕立て方の違いを、表にまとめました。
| 仕立て方 | どう育てるか | 要るもの・場所 |
|---|---|---|
| パーゴラ仕立て | パーゴラの上につるを広げる、花の後は葉が茂って日陰をつくる | パーゴラと広い場所 |
| エスパリエ仕立て(壁面仕立て) | 壁や塀の一面に枝を誘引しながら育てる、広い場所がなくてもコンパクトにしやすい | 壁や塀、壁面がなければ専用の支柱 |
| 木立仕立て | 広い場所がなくてもコンパクトにしやすい | – |
出典: 本記事の本文(確実園 川原田さんに伺ったお話と、当社の考え)
- フジ 藤 エスパリエ ヨーロッパ 仕立て 誘引 生育 植栽 壁 壁面 ランドスケープ
- フジ 藤 エスパリエ ヨーロッパ 仕立て 誘引 生育 植栽 壁 壁面 ランドスケープ
- フジ 藤 エスパリエ ヨーロッパ 仕立て 誘引 生育 植栽 壁 壁面 ランドスケープ
もちろん、壁面でなくても写真のように植える環境に合わせて、
専用の支柱を設置の上、エスパリエ仕立てを実施するのも可能です。
私的な話ですが、私が子供の頃に、父が庭にフジを植えました。
フジが花を咲かせ、そして葉っぱが茂ってきた頃に、
パーゴラの日陰の下で家族でご飯を食べたり、お茶をしたりするのが毎年の楽しみで、
実家に帰る度にその思い出が蘇って心が温かくなります。
フジのお話は置いておいて、皆様にとっても、私のように温かい思い出に残るような空間を提供したく存じます。
確実園様のご紹介として

確実園 川原田 フジ 藤 エスパリエ ヨーロッパ 仕立て 誘引 生育 植栽 壁 壁面 ランドスケープ
茨城県牛久市に大正6年より、植物収集・植物生産・販売に力を入れ品種にこだわりを持っていらっしゃいます。
アジサイ、フジ、イカリソウ、ツツジの古典品種、水生植物、枝垂れ品種などを特に多く、品種に力を入れています。
園主の川原田邦彦さんは、確実園園芸場4代目として子供のころから多くの植物に触れられて、
アジサイで有名になられましたが、近年はフジをライフワークとして収集保存されていらっしゃいました。
現在一番力を入れているフジは、約50品種揃えており、
その中でもおすすめは桃紅色の花を咲かせるヤマフジ”昭和紅”と黄色い点が明るい空色の花弁に映えるノダフジ”浅黃実生”です。
ベルギーには100品種以上を栽培するコレクターがおり、自身のところにはない78品種を導入すべく、
やり取りをし、さらにはフランスからも導入していらっしゃるそうです。
もともと日本ではフジの人工交配がおこなわれていませんでした。
文献によると播種から開花まで十数年かかるという記述もあり、非常に手がかかるからです。
実際には5年ほどで開花しますが、つるが伸びるため管理が大変です。
現在、確実園では多くの品種が集まっているため交雑する可能性が高く、
人工授粉などの手を加えずに自然に結実したものを播種・選別し、良い品種ができないか試験中だそうです。
フジの植栽について今後さらに可能性を感じるお話でした。
川原田さん、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
株式会社トシ・ランドスケープ
加藤バンジャマン
中村雅俊
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