レジ(Resi PD)の根株診断でわかること・わからないこと──東京都の制度の背景、伐採断面との照合、海外との比べ方を樹木医が読む

根株診断 レジ Resi PD 俯角40度 街路樹 根元 腐朽 樹木医

根株診断は、地際から細い針を斜め下へ入れ、根元の中心の腐れや空洞の大きさを推定する機器診断です。根株の中心の大きな腐朽は見つけられる一方、数値はいびつな根元で大きくも小さくも出て、根張りの下側や根の先は測れません。東京都の制度の背景、伐採断面との照合、海外との違いを樹木医が読み解きます。

先に答え

  • 根株診断は、東京都の「街路樹診断等マニュアル」が定める手順で、レジ(Resi PD)などの貫入抵抗測定器を地際で俯角40°に傾け、根株の中心へ向けて4方向から入れます。
  • わかるのは、針が通った線の上の健全な材の厚さと、根株の中心の大きな腐朽・空洞です。同じ角度・位置で測れば、経年の変化も比べられます。
  • 苦手なのは、根張りの下側・谷間・根の先、初期腐朽、いびつな根株の正確な腐朽空洞率、そして「いつ倒れるか」です。
  • 東京都のマニュアル自身が、腐朽空洞率を「総合判定を出す際の参考値」としています。数値は外観診断と合わせて読むものです。

 

根株診断とは──地際から斜め下へ、根株の中心をねらう

東京都建設局の「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」は、機器診断を「貫入抵抗測定器(商品名:レジ)によるものを基本とする」としています(p.51)。キリは軸径1.5mm、先端幅3.0mmの細い鼠歯キリで、健全な材の薄い部分が測れるように、幹のまわりのおおむね十字方向の4か所から回転させて入れ、抵抗を測ります。4方向が難しいときは3方向でもよいとされています。

根株診断は、この機器診断を根元で行うものです。マニュアルは「原則として貫入抵抗測定器を地際で40度の俯角をつけ、根株の中心に向かって斜め下方向に貫入させる」と書いています(p.60)。根株の範囲を外れて石や土に当たりそうなときは、俯角を30°にします。

根株診断 手順 東京都 街路樹診断等マニュアル 貫入抵抗測定器 レジ 俯角40度 4方向

東京都の根株診断の手順(出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」 p.50〜51・56〜62 をもとに当社作図)

根元を上から見ると、幹は地際で根張りに分かれ、輪郭は円ではなく出っ張りと谷を繰り返します。4本の測定線のうち、根張りの出っ張りから入る線と、谷から入る線では、樹皮から中心までの長さも、途中の材の様子も変わります。

根株診断 4方向 測定線 根張り 谷 上から見た図 レジ

根元を上から見ると、根張りの出っ張りと谷が交互に並ぶ。4本の測定線は、出っ張りから入るものと谷から入るものがある(イラストは当社作成)

俯角を付けて斜めに入れると、針が通る長さは水平の距離より長くなります。そこでマニュアルは、俯角40°なら1/cos40°≒1.31、30°なら1/cos30°≒1.15を掛けて、斜めの長さと水平の長さをそろえます(p.60〜61)。同じ周の測定はすべて同じ俯角にするのは、測定の再現性を保つためです(p.61)。

根株診断 レジ Resi PD 俯角40度 地際 根株 腐朽 図解

地際でレジを俯角40°に傾け、根株の中心へ針を入れる(イラストは当社作成)

係数を角度ごとに並べると、角度を深くするほど係数が大きくなることがわかります。なお、マニュアルの中でも、p.60 は係数を「測定直径」に、p.61 は「幹半径」に掛ける書き方になっています。t/R率や腐朽空洞率のような比を出すときは、どちらで計算しても結果は同じです。

俯角 補正係数 1.31 1.15 cos 根株診断 グラフ

俯角40°では約1.31倍、30°では約1.15倍の補正をする(出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」 p.60〜61 をもとに当社作図)

根株が浅いと、40°では針が根株を外れて土や石へ入ります。そのときに30°へ浅くするのが、マニュアルの決まりです。

根株診断 俯角40度 俯角30度 根株 浅い 石 土 針の通り道

根株が浅いと、40°では針が根株を外れて土や石へ入る。そのときは30°にする(イラストは当社作成)

根株診断には、角度機能付きで測定長500mm以上の機器を使うこととされています(p.60)。斜めに入れる分だけ長さが要るためです。測定長と俯角から、針が根株の中心まで届く地際の直径の上限を当社で計算すると、測定長500mmで俯角40°なら約77cm、30°なら約87cmになります。太い根株ほど、長い機種か、浅い角度が要ります。

レジ PD500 PD600 PD750 PD1000 測定長 根株 直径 俯角 計算 グラフ

測定長と俯角から計算した、根株の中心まで届く地際の直径の上限(当社の計算。俯角と係数は 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」 p.60〜61)

項目 東京都のマニュアルの決まり ページ
機器 貫入抵抗測定器(商品名:レジ)が基本、根株診断は角度機能付き・測定長500mm以上 p.51・60
キリ 軸径1.5mm・先端幅3.0mmの鼠歯キリ p.51
方向 おおむね十字の4方向(難しいときは3方向も可) p.51
角度 地際で俯角40°(石や土に当たりそうなときは30°)、同じ周は同じ角度 p.60〜61
長さの補正 40°は約1.31倍、30°は約1.15倍 p.60〜61
数値の扱い 腐朽空洞率は総合判定を出す際の参考値 p.50

出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」

当社も、レジ(Resi PD)PD500 で根株診断を行っています。実際のカルテの数字の読み方は「レジ(Resi PD)の根株診断カルテの読み方」で、ソメイヨシノの例を使って説明しました。

 

なぜ東京都で根株診断が始まったのか──表参道から防災診断まで

きっかけは、平成7年(1995年)9月に表参道でケヤキの街路樹が倒れたことです(国総研資料第1059号の事例集)。東京都は平成10年度(1998年度)に「街路樹診断マニュアル」をつくり、診断の事業を始めました。マニュアルは、この取り組みを「国や地方自治体に先駆けて」と書いています(p.2)。

ただ、当時の診断は幹が中心でした。業界の歩みをまとめた有賀ほか(2020)によると、東京都は2002年に根株診断の検討を始めています。倒木の多くを占める「根返り」の原因である地下部を診断できないことが課題だった、という整理です。

東京都 根株診断 年表 表参道 ケヤキ 倒伏 防災診断 街路樹診断マニュアル

表参道のケヤキの倒伏から、マニュアルの改定まで(出典: 国総研資料第1059号の事例集、東京都のマニュアル p.2〜3、根来・土居 2018、有賀ほか 2020 をもとに当社作図)

国総研の「街路樹の倒伏対策の手引き 第2版」は、平成29年4月〜30年10月に報告された街路樹の被害9,389本を形態別に並べています。倒伏が5,158本(55%)、傾斜が1,055本(11%)、根返りが961本(10%)で、手引きはこの3つを根系に起因する被害としてまとめています。これは倒れ方の割合で、原因の割合ではありませんが、街路樹の被害の多くが、幹の途中ではなく根元から起きていることは読み取れます。

街路樹 倒伏 落枝 被害形態 根返り 根系 国総研 グラフ

街路樹の倒伏・落枝の被害形態。根系に起因するとされる3つで約76%(国総研「街路樹の倒伏対策の手引き 第2版」の数値をもとに当社作成)

平成21年(2009年)8月には、仙台市の定禅寺通でケヤキが倒れ、片側3車線をふさぎました。国総研の事例集は、原因を「根株腐朽と推測された」としています。根元の中心が腐っていると、外からは元気に見える木でも、地際から倒れることがあります。

街路樹 ケヤキ 根返り 根株腐朽 倒木 根元 断面

根株の中心が腐朽すると、外からは元気に見える木でも地際から倒れることがある(イラストは当社作成)

平成23年(2011年)には、台風13号の通過で、新宿副都心のケヤキが根株腐朽を原因として倒れ、観光バスの屋根が壊れました。国総研の事例集は、これで「根株診断の必要性が認識された」と書いています。同じ年の台風15号では、都内の街路樹の倒木・半倒木・枝折れが1,000本を超えました(根来・土居 2018)。これを受けて都は、防災上重要な路線の大径木を対象にした防災診断を始め、外観診断と根株診断を必須にしました。開始の年は、国総研の事例集が平成24年度(「大径木再生大作戦」、38路線・幹周90cm以上)、東京都のマニュアルが平成25年度(大径木再生指針)と書いていて、1年ずれています。

防災診断は平成30年度に終わり、都は効果を検証しました。マニュアルにある結論は「外観診断において根株の異常を6割以上検出していることが明らかとなった」です(p.2)。

外観診断 根株 異常 6割以上 東京都 効果検証 根株診断

東京都の効果検証では、外観診断で根株の異常の6割以上を検出した。対象の本数・確かめ方は公表資料に無い(出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」 p.2 をもとに当社作図)

この数字は、外観診断だけでも根株の異常の6割以上は拾えた、と読めます。裏返せば、残りは外観だけでは見逃しうるということで、根株診断の意味はそこにあります。ただし、対象の本数や、何を正解として数えたかは公表資料に書かれていません。「根株診断で残りをすべて見つけられる」という意味ではないことにも気をつけたい数字です。

令和3年度の改定で、それまでの「精密診断」は「機器診断」に名前が変わりました。理由は、「外観診断の診断結果をより『精密に』行う診断であるという誤解を是正する必要があった」ためです(p.3)。機器を使えば精密にわかる、という受け取り方を、都自身が改めたことになります。同じ改定で、B2判定の木に毎年機器診断をしていたのをやめ、前回の被害に絞って診る「フォローアップ診断」が新しく設けられました。毎年の機器診断では「樹体への悪影響が懸念されていた」と、マニュアルは書いています(p.3)。

総合判定 A B1 B2 C 腐朽空洞率 参考基準値 フォローアップ診断 街路樹診断

総合判定の4段階と、その後。腐朽空洞率は参考基準値(出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」 表Ⅲ-4・1(p.66)ほかから当社作成)

 

数値はどう出るか──t/R率・腐朽空洞率と「円の仮定」

レジの波形から、樹皮の内側から腐朽の手前までの健全な材の厚さ t を読み取ります。t/R率は、健全材の厚さ t を幹の半径 R で割った値です。腐朽空洞率は、4方向の線の上の腐朽の長さから空洞を円とみなし、断面の面積に対する割合で表します。どちらも、断面と腐朽が「ほぼ円形であると仮定」した計算です(p.56〜57)。空洞が中心にある円の場合、t/R率0.3は腐朽空洞率およそ49%にあたります。

t/R 腐朽空洞率 換算 グラフ 0.3 49% 面積 樹木診断

t/R と腐朽空洞率の換算(空洞が中心にある円の場合)。t/R 0.3 は面積で49%にあたる(当社の計算。当社作成の図)

根株はこの仮定から外れやすい場所です。地際の断面は根張りの出っ張りと谷で花びらのような形になり、腐朽も中心からずれて、出っ張りの方へ伸びることがあります。4本の線の長さから円を仮定すると、出っ張りの先は円からはみ出し、谷では円が実際の外形より外へ出ます。

根株 断面 花びら形 根張り 谷 腐朽空洞率 円の仮定 誤差

上: 根張りの出っ張りと谷のある実際の断面。下: 4本の線から仮定する円は、出っ張りでも谷でも実際の外形とずれる(イラストは当社作成)

マニュアル自身も、「腐朽空洞が著しく変形しているほど計測差異が大きくなる」「形状によって過大、若しくは過小評価となる場合がある」と書いています(p.52)。差は「腐朽空洞が大きい場合は小さく、小さい場合は大きくなる傾向」にあるともしています(p.65)。偏った空洞では、R の取り方を変えると t/R率が大きくなり、危険性を低く評価しうることにも注意を促しています(p.58)。

実際の根株で、この差が出た例があります。後藤ほか(2015)は、ベッコウタケで根株が腐朽したソメイヨシノを伐り、地際から高さ90cmまでの断面を CAD でなぞって実際の腐朽空洞率を出し、事前の機器の値と比べました。レジの測定位置が腐朽で衰えて凹んだ部分にあたり、太った部分を換算できないため、実測より大きく腐朽空洞率が出る傾向があったと報告しています。ただし、すべての高さで大きく出たわけではありません。

根株 断面 凹み 肥大生長部 腐朽空洞率 過大評価 ソメイヨシノ

衰えて凹んだ側から測ると、太った部分は測定線の上に無く、腐朽空洞率が大きく出やすい(後藤ほか 2015 の報告をもとにしたイラスト。当社作成)

根元にベッコウタケが出る木は、根株の心材から腐朽が進むことが多く、根株診断の対象になりやすい木です。いびつな根元ほど、数値と実際の差を頭に置いて読む必要があります。

 

伐った断面と照らすと──国内の検証

機器の数値がどれだけ当たるかは、診断した木を伐り、同じ断面で比べるとわかります。国総研の「街路樹の倒伏対策の手引き」(国総研資料第669号、平成24年)は、(株)エコル(2010)の比較を載せています。腐朽を診断したあと伐採し、機器で推定した腐朽の割合と、伐った断面の実際の腐朽の割合を比べたものです。γ線とレジが各115断面、ピカス(音響トモグラフ)が36断面、ドクターウッズが14断面でした。

レジの回帰式は、y(実際)=1.088x(推定)+2.70、R²=0.73です。回帰線は「推定=実際」の線より上にあり、レジの推定は実際より小さめに出る傾向を示しています。点のばらつきも大きく、推定約26%で実際約72%の点もありました(散布図から読んだ概数)。

伐採 断面 照合 レジ 推定 実際 腐朽 回帰 国総研 グラフ

伐採断面との比較。レジの推定は実際より小さめで、ばらつきが大きい(出典: 国総研資料第669号 p.1-40 をもとに当社作図。元のデータは(株)エコル 2010)

機器 比べた断面 回帰式(y=実際、x=推定) R²
γ線 115 y=0.944x−2.24 0.91
レジ 115 y=1.088x+2.70 0.73
ピカス 36 y=1.085x+5.10 0.62
ドクターウッズ 14 y=1.035x+4.50 0.81

出典: 国総研資料第669号「街路樹の倒伏対策の手引き」p.1-40(第2版 第1059号 Ⅱ別冊 p.1-56 も同じ)。元のデータは(株)エコル(2010)

ここで注意したいのは、この比較は地上の幹の断面で、根株を斜めに測った断面と分けて集計したものではないことです。根株診断に絞って、伐採や掘削の断面と大規模に照らした公開のデータは、国内では見つけられませんでした。

根株を含む検証の例として、町田市のサクラ類の街路樹があります(小林ほか 2020)。2018年に市内10路線625本を診断し、外観診断とレジ(PD600)の診断で「撤去・植替え」とした7本を、伐ったあとに機器で確かめました。「5本中4本で根株または根元に撤去が相当と判断される腐朽空洞部が検出され」、総合判定は概ね妥当だったとされています。

町田市 サクラ 街路樹 診断 検証 根株 腐朽空洞 レジ PD600

撤去・植替えと判定した木を伐ったあとに確かめ、5本中4本で根株または根元に撤去相当の腐朽空洞部を検出(出典: 小林ほか 2020 をもとに当社作図)

ただ、伐ったあとの確認は切り口の実測ではなく、伐った幹に機器を当てて測り直したもので、測った高さも事前の根株の値とは違います。論文は結びで「根株の健全性判定に資する方法の追求も求められる」と書いています。

同じ論文には、日本の診断の弱いところを示す一文があります。「伐採は大部分が造園業者によって行われ,樹木診断を行った樹木医が腐朽空洞の状況を検証することは稀である」。診断した数値と、伐った根株の実際とを照らす機会が少ないと、機器の癖や読み違いが次の診断に生かされません。

樹木診断 伐採 断面 照合 答え合わせ 樹木医 検証 流れ

診断した数値と伐った根株の実際とを照らす輪が切れやすい(出典: 小林ほか 2020 をもとに当社作図)

当社は、診断した木を伐るときに、切り株の断面を診断の数値と照らすようにしています。その考え方は「伐採した木の診断結果は、その後の答え合わせまで」に書きました。2026年7月には、習志野市で開かれた日本樹木遺産協会の研修会で、同じサクラを3つの機器で測り、その日に伐って断面と照らしました(「研修会の報告」)。

見逃しの例も公表されています。国土交通省関東地方整備局 東京国道事務所の検討委員会の資料(令和3年)は、平成29年9月の台風で国道254号の街路樹が倒れた事例について、「根株腐朽は過去の点検時に確認できていなかった」と書いています。どの段階の点検だったかは資料からは読み取れず、根株診断の限界を直接示すものではありませんが、根株の腐朽が見落とされうる実例です。

 

根株診断が苦手なところ──死角・初期腐朽・長い針

根張りの下側と根の先は、測定線の上に無い

俯角40°・十字4方向の穿孔は、根株の中心へ向かう4本の線です。根張りの谷間、太い根の下側、根の先は、その線の上にありません。米国の都市の根系管理をまとめた Watson ほか(2014)のレビューは、主要な根張りの下側に腐朽が発達し、検出されないまま残りうると指摘しています。風の強くない日に根の腐朽で倒れる木は、根張りに広い腐朽を持つことが多い、とも書いています。

根株診断 死角 根張りの下側 根の先 腐朽 測定線 断面図

地際から根株の中心へ向かう測定線の上に、根張りの下側や根の先は無い(イラストは当社作成)

初期腐朽は、波形に出にくい

レジが測っているのは、針が材を削り進むときの抵抗です。材がしっかり残っている間は、腐朽が始まっていても波形が大きく変わらないことがあります。穿孔抵抗測定器の使い方をまとめた Luley(2008)の手引きは、初期腐朽は見逃されうること、完全な空洞でも抵抗がゼロまで落ちることは稀なこと、針葉樹は抵抗が小さく判読が難しいことを挙げています。東京都のマニュアルも、腐朽が進行中の場合は中間形の波形になるため、読み取りは注意深く行う必要があるとしています(p.52)。

初期腐朽 進んだ腐朽 空洞 レジ 波形 右から左 模式図 見つけやすさ

腐朽の段階と波形の見え方(模式図)。レジの画面と同じく、深さ0cmが右端(出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」 p.52、Luley 2008 をもとに当社作図)

レジの画面では、深さ0cm(樹皮の側)が右端にあり、波形は右から左へ読みます。上の図も同じ向きにしています。

長い針を斜めに入れると、たわみと摩擦が増える

根株診断は、500mm以上の長い針を、年輪に直交しない向きで入れます。IML社は、レジの回転の抵抗には針先の抵抗に加えて軸の摩擦が含まれると説明しています(当社の記事「樹木診断機器 IML社製 レジ(Resi PD)について」で紹介)。Johnstone ほか(2010)のレビューも、針の摩擦が腐朽の検出を妨げるという報告(Moore 1999)と、それと合わない研究の両方を紹介しています。根株の斜めの穿孔に絞ってこの影響を数で示した研究は見つけられませんでした。当社の考えでは、長い針を斜めに入れる根株診断は、幹を水平に測るときより条件が厳しくなります。下の図は、その考えを示す模式図です。

レジ 針 たわみ 節 シャフト摩擦 削りくず 斜め 穿孔 模式図

長い針は節などで少しずつ曲がり、軸の周りには削りくずが詰まる(当社の考えを示す模式図)

国総研の手引きは、根を測るときにドリルが根を貫通して土に入る前に、何もない空間(隙間)を通り抜けることがあることも想定するよう書いています(国総研資料第669号 p.1-44)。腐った根の中の隙間を、根の外と読み違えないための注意と読めます。

根の量や根の衰えは、材の腐朽とは別に確かめる

森林総合研究所は2026年2月、つくば市の樹木園のソメイヨシノの診断結果を公表しました。2025年4月に13本のうち1本が根返りし、残る12本のうち6本で腐朽空洞率20%以上(うち2本は60%)と診断されました。診断は外観とアーボソニック3D(地上20〜40cm)で、レジの根株診断ではありません。外観に異常の無い木は0〜2%でした。

森林総合研究所 ソメイヨシノ 根返り 腐朽空洞率 アーボソニック3D 根の状態

森林総合研究所の樹木園のソメイヨシノの例(出典: 森林総合研究所 2026年2月24日公表、服部ほか 2025 をもとに当社作図)

根返りした木は、木部の腐朽が認められず、根株の心材の腐朽が主な原因である可能性は低いとされました。根の量が少なく、壊死・腐朽した根が複数あったと論文は書いています(服部ほか 2025)。公表文は「本研究で実施した診断方法では根の状態を診断することは難しく、倒木リスクの評価の難しさが改めて示されました」と結んでいます。根株の中心の材を測る根株診断でも、根の量や根の先の衰えはわかりません。国総研の手引きは、根系を診るときは根株のまわりを地表から30cmほど掘って主要な根を確かめ、主要根の33%以上が腐朽などで不完全なら危険性が高いと判断する方法を示しています(第669号 p.1-41・1-44)。

 

海外では、どう位置づけられているか

米国の ISA(国際アーボリカルチャー協会)の樹木リスク評価の枠組みでは、穿孔抵抗測定器は、目視の評価のあとに必要なときだけ行う高度な評価(advanced assessment)で使う方法とされています(フロリダ大学の普及資料 EP504)。Luley(2008)の手引きも、腐朽の兆しや木槌の音で穿孔する位置を選ぶよう勧めています。当社は根元について、目で見て、木槌でたたき、気になる所に狙いを絞って穿孔し、それでも足りなければ根元を掘って直接見る、という順に考えています。

根元 調査 順番 目視 打診 穿孔 掘削 静的負荷試験 引張り試験 樹木リスク評価

見て、たたいて、狙いを絞って穿孔し、必要なら掘る・引く(当社の整理。根拠は Luley 2008、UF/IFAS EP504、Watson ほか 2014、国総研資料第669号)

Watson ほか(2014)は、主要な根張りの健全な材の量を知るには穿孔が勧められるとし、健全な材の厚さが幹の直径の0.15倍未満なら、有意に腐朽しているとみなす目安(Fraedrich & Smiley 2002)を紹介しています。根張りの下側は、掘らなければ目で確かめられません。国総研の手引きも、根系の診断として根株のまわりを掘って主要な根を確かめる方法を示しています。当社の土壌調査でも、圧縮エア式スコップで根を傷つけずに土を除いて、根を確かめています。

圧縮エア式スコップ 根元 掘削 根張り 腐朽 確認 樹木医 根系

圧縮エア式スコップで根元の土を除き、根張りの下側を目で確かめる(イラストは当社作成)

精度の研究もあります。Gilbert & Smiley(2004)は、ピカスで腐朽のあった17断面の精度が平均89%、腐朽の無い10断面はすべて「なし」と判定されたと報告し、穿孔の方法は数か所の深さしか測らないので、腐朽の形が不規則だと精度は急速に下がると書いています。根株診断に直接かかわる一文です。Costello & Quarles(1999)は、ユーカリとニレの幹で、腐朽までの深さの差が0〜5cmに収まった割合を、穿孔抵抗測定器で85.5%・100%と報告しています。Wang & Allison(2008)は、レッドオークの事例で、音響のトモグラフで異常の位置をつかみ、狙いを絞った穿孔で、腐朽と、亀裂が作る音の影とを見分けました。これらの研究は幹で行われたもので、IML社以外の穿孔抵抗測定器を使ったものも含みます。

樹木ではありませんが、木の電柱の点検でも、地際の斜めの穿孔が使われています。IML社は、木柱の欠陥の約90%が地面より下にあるとし、地際へ約30°の角度で穿孔する手順を示しています。形のそろった円柱でも斜めに測るのですから、根元を斜めに測る考え方そのものは理にかなっています。ただ、生きた木の根株は形も水分も一様ではなく、電柱と同じ精度は期待できません。

レジ 木の電柱 木柱 地際 斜めに測る 45度アダプター 図解

木の電柱の地際を斜めに測る(イラストは当社作成)

穿孔そのものの影響も調べられています。Kersten & Schwarze(2005)は、腐朽菌に自然に感染したプラタナスとトネリコで、穿孔抵抗測定器と成長錐の穴を8か月後に解剖し、穴に木屑が固く詰まって残ること、腐朽菌が隣の辺材へ伸びやすくなる可能性があることを報告しました。一方で、汚れた針からの交差感染は起こりにくいとしています。穿孔の影響の評価は研究によって分かれますが、東京都が毎年の機器診断をやめたことも合わせて、当社は、穴の数は少ないほどよいと考えています。

もう一つ、考えさせられる研究があります。Okun ほか(2023)は、米国の樹木リスク評価の資格を持つ18名に、同じ30本を、目視、木槌、穿孔抵抗の結果から作った断面図、音響・電気抵抗のトモグラム、同僚への相談の5段階で評価してもらいました。どの段階でも、少なくとも83%の木で評価が2種類以上に割れ、トモグラムを見たあとが最も割れました。

樹木リスク評価 評価者 ばらつき 機器診断 トモグラム レジ 研究 Okun

18名が30本を5段階で評価。どの段階でも少なくとも83%の木で評価が割れた(出典: Okun ほか 2023 をもとに当社作図)

機器の情報は評価を動かしても、評価者どうしの一致を良くするとは限らない。数値を読むのは人であり、その読み方と根拠を説明することまでが診断だと、当社は考えています。

観点 日本(東京都の基準) 米国の資料
位置づけ 外観診断のあとの機器診断、防災診断では大径木に根株診断を必須にした 目視のあと、必要なときに行う高度な評価で使う方法
根株への穿孔 俯角40°(30°)・十字4方向・測定長500mm以上・長さの補正を決めている 主要な根張りの健全な材の量を知るために穿孔を勧める、角度や方向の決まった手順は見当たらない
目安 t/R率0.3、腐朽空洞率の参考基準値A〜C 根張りは健全な材が幹の直径の0.15倍未満なら有意な腐朽
穴を開ける場所 おおむね十字の4方向 腐朽の兆しや木槌の音で位置を選ぶ
穴への配慮 B2の毎年の機器診断をやめ、フォローアップ診断に (この記事で読んだ資料には記述なし)

出典: 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」、McLean ほか(2014)UF/IFAS EP504、Watson ほか(2014)、Luley(2008)をもとに当社作成

日本の根株診断は、決まった手順で多くの街路樹を同じ物差しで測れる点が優れています。その物差しが根株でどれだけ当たるかを、伐採や掘削の断面で確かめていく仕組みは、まだ弱いと感じます。

 

t/R 0.3・腐朽空洞率50%は「倒れる確率」ではない

東京都のマニュアルは、「t/R率が0.3未満になると倒木が発生する可能性が高くなる」とし、面積に直すと腐朽空洞率およそ50%以上にあたると説明しています(p.58)。0.3という値は、マテック氏らが折れた木と折れなかった木を調べた経験則に由来し、ユーカリの調査(Mattheck ほか 1994)でも t/R 0.3〜0.35 が境目とされました。

Huang ほか(2017)は、中空の幹が折れるしくみを計算で示しました。中心に空洞がある円い幹は、t/R 0.3でも、中が詰まった幹の約76%の曲げに耐えます。それでも折れるのは、壁が薄くなると、断面がつぶれたり縦に割れたりする別の壊れ方に変わるためで、その境目は t/R 0.21〜0.27(樹種による)と計算されています。

t/R率 曲げ強さ 残り 76% 0.3 中空 幹 計算 グラフ

中空の円い幹の計算上の曲げ強さ。t/R 0.3でも約76%が残る(当社の計算。Huang ほか 2017)

一方で、この目安には異論もあります。Gruber(2008)は、t/R 0.3を一律の安全の決まりとすることに科学的な裏づけは無いと批判し、マテック氏らが反論しました。穿孔抵抗測定器のメーカー RINNTECH 社の経営者でもある Rinn(2018)は、強度の損失は風の荷重・樹冠・樹高との関係で決まると論じています。立場は違っても、t/R率や腐朽空洞率は、倒れる確率でも、倒れる時期でもないと当社は受け止めています。

もう一つ、t/R 0.3は幹折れの目安です。根張りの目安(健全な材が幹の直径の0.15倍未満)は、幹の直径に対する比で、根株で測る t/R率とはそのまま比べられません。どちらも、根返り(根系の引き抜け)への抵抗そのものを示す基準ではありません。根系については、国総研が主要根の33%以上の不完全を危険の目安にしています。東京都のマニュアルは根株診断にも幹と同じ参考基準値を当てていますが、それを根株の断面で確かめた公開のデータは見つけられませんでした。

t/R 0.3 幹折れ 根張り 0.15 根系 33% 根返り 目安 比較

t/R 0.3は幹折れの目安で、根張り・根系には別の目安がある(出典は図の各欄。当社作図)

 

根株診断でわかること・わからないこと

ここまでを1枚にまとめます。わかることは、針が通った線の上の健全材の厚さ、根株の中心の大きな腐朽・空洞、同じ条件で測った経年の変化です。わからない・苦手なことは、根張りの下側・谷間・根の先、初期腐朽、いびつな根株の正確な腐朽空洞率、いつ・どの風で倒れるか、です。

根株診断 わかること わからないこと 根張り 初期腐朽 腐朽空洞率 樹木医

根株診断でわかること・わからないこと(本文の出典をもとに当社作図)

根元を調べる方法は、根株診断のほかにもあります。それぞれ得意なことが違うので、確かめたいことに合わせて組み合わせます。

根元 調べる方法 比較 外観 レジ 音響トモグラフィ 掘削 静的負荷試験 引張り試験

根元を調べる方法ごとの得意・不得意(当社のまとめ)

音響トモグラフィは断面全体を見られますが、板根や大きな根張りのある木では、腐朽が無くても空洞のように映ることがあります(Gilbert ほか 2016)。根返りへの抵抗を確かめたいときは、木をロープで引いて傾きを測る静的負荷試験(引張り試験)があります。どの方法も、一つで根元のすべてがわかるわけではありません。

 

診断の結果をどう読むか──管理者の方へ

根株診断の結果をお伝えするとき、最初に共有したいことがあります。腐朽空洞率○%は、倒れる確率○%ではありません。数値は外観診断と合わせて総合判定を出すための参考値で、東京都のマニュアルもそう位置づけています。

根株診断 結果 説明 マンション 管理組合 自治体 寺社 古木 名木 樹木医

管理者ごとの説明の要点(当社の考え)

マンションの管理組合の方には、B2判定でも毎年穿孔するのではなく、前回の被害に絞って診るフォローアップ診断が都の基準であることも知っていただきたい点です。自治体のご担当者には、伐採断面との照合でレジの推定が小さめに出て、ばらつきも大きいという公的なデータがあることと、根を確かめたいときは掘る調査を別に立てる考え方を。寺社の古木・名木では、穿孔が腐朽菌の通り道になりうるため、穴の数を絞り、傷つけにくい方法から組み立てるのがよいと考えています。

根株診断は、根元の中心をのぞく細い窓です。窓から見えるものを正確に読み、見えないところは別の方法で確かめる。その積み重ねが、木を残すか伐るかの判断を確かなものにすると考えています。樹木診断について、お問い合わせフォームからのご相談をお待ちしています。

 

よくある質問(Q&A)

Q1. 根株診断とは何ですか?

A. 地際から細い針を斜め下へ入れ、根元の中心の腐れや空洞の大きさを推定する機器診断です。東京都の街路樹診断等マニュアルでは、貫入抵抗測定器を地際で俯角40度に傾け、根株の中心へ向けて、おおむね十字の4方向から入れます。石や土に当たりそうなときは30度にします。

Q2. 根株診断で倒木の危険度は正確にわかりますか?

A. 正確にはわかりません。わかるのは、針が通った線の上の健全な材の厚さと、根株の中心の大きな腐朽や空洞です。東京都のマニュアルも、腐朽空洞率を総合判定を出す際の参考値としています。いつ倒れるか、どの風で倒れるかは、数値からは決まりません。

Q3. 根株診断の数値はどのくらい当たりますか?

A. 国総研の手引きにある伐採断面との比較では、レジの推定は実際の腐朽より小さめに出る傾向があり、ばらつきも大きいとされています。ただしこの比較は幹の断面です。根株では断面がいびつなため、円の仮定から、数値が大きくも小さくも出ることがあります。

Q4. 根株診断でわからないことは何ですか?

A. 根張りの下側・谷間・根の先、腐朽の初めの段階(初期腐朽)、いびつな根株の正確な腐朽空洞率、根の量や根の衰えです。根張りの下側の腐朽は見逃されやすいと海外のレビューも指摘しています。根を確かめたいときは、根元を掘る調査などを組み合わせます。

Q5. なぜ俯角40度で測るのですか?

A. 地際から斜め下へ入れることで、地面の下にある根株の中心へ針を届かせるためです。斜めに入れた分だけ長さが伸びるので、40度では約1.31倍、30度では約1.15倍の補正をします。同じ周の測定をすべて同じ角度にするのは、測定の再現性を保つためです。

Q6. 根株診断の穴は木に悪くないですか?

A. 針は細いものの、穴は傷です。海外の研究では、穿孔の穴から腐朽菌が隣の辺材へ伸びやすくなる可能性が報告されています。東京都も、B2判定の木に毎年行っていた機器診断を、樹体への悪影響が懸念されるとしてフォローアップ診断に改めました。穴の数は少ないほどよいと考えます。

Q7. t/R率0.3や腐朽空洞率50%は何の目安ですか?

A. t/R率0.3は、折れた木と折れなかった木の調査から生まれた幹折れの目安で、面積に直すと腐朽空洞率およそ50%にあたります。根返りへの抵抗そのものを示す基準ではなく、倒れる確率や時期を表す数でもありません。外観と合わせて判断する材料の一つです。

株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊

 

出典・参考情報

  • 東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」p.2〜3・50〜66 東京都建設局
  • 国土技術政策総合研究所「街路樹の倒伏対策の手引き」国総研資料第669号(平成24年)p.1-40〜1-44 国総研
  • 国土技術政策総合研究所「街路樹の倒伏対策の手引き 第2版」国総研資料第1059号(2019年)第3編・事例集 国総研
  • 根来千秋・土居裕子(2018)東京都における街路樹の健康管理. 樹木医学研究 22(1): 16–18 J-STAGE
  • 有賀一郎ほか(2020)都市樹木診断の成り立ちと近年の動向(2)─街路樹診断の生い立ち─. 樹木医学研究 24(3): 164–165 J-STAGE
  • 後藤直樹ほか(2015)ソメイヨシノ根株腐朽に対する健全部調査について. 樹木医学研究 19(1): 50–51 J-STAGE
  • 小林明ほか(2020)サクラ類街路樹の診断検証事例(町田市). 樹木医学研究 24(2): 98–99 J-STAGE
  • 国土交通省関東地方整備局 東京国道事務所「第1回 樹木の腐朽等への対応に関する検討委員会」資料3(令和3年8月5日)PDF
  • 森林総合研究所 研究成果「最前線」森総研樹木園内のソメイヨシノの腐朽診断を実施、12本中6本に異常が見つかる(2026年2月24日)森林総合研究所
  • 服部友香子ほか(2025)森林総合研究所 第二樹木園に植栽されたソメイヨシノの腐朽診断. 森林総合研究所研究報告 24(4): 275–279 DOI
  • Watson, G.W. et al. (2014) The Management of Tree Root Systems in Urban and Suburban Settings II. Arboriculture & Urban Forestry 40(5): 249–271 AUF
  • Gilbert, E.A. & Smiley, E.T. (2004) Picus Sonic Tomography for the Quantification of Decay in White Oak and Hickory. Journal of Arboriculture 30(5): 277–281 AUF
  • Costello, L.R. & Quarles, S.L. (1999) Detection of Wood Decay in Blue Gum and Elm. Journal of Arboriculture 25(6): 311–318 AUF
  • Wang, X. & Allison, R.B. (2008) Decay Detection in Red Oak Trees Using a Combination of Visual Inspection, Acoustic Testing, and Resistance Microdrilling. Arboriculture & Urban Forestry 34(1): 1–4 AUF
  • Johnstone, D., Moore, G., Tausz, M. & Nicolas, M. (2010) The Measurement of Wood Decay in Landscape Trees. Arboriculture & Urban Forestry 36(3): 121–127 AUF
  • Luley, C.J. (2008) Tips for Using the Resistograph and Hand Drilling with a Portable Drill. Urban Forestry LLC(ワシントン首都圏政府協議会のサイトに掲載)
  • Kersten, W. & Schwarze, F.W.M.R. (2005) Development of Decay in the Sapwood of Trees Wounded by the Use of Decay Detecting Devices. Arboricultural Journal 28(3): 165–181 DOI
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  • Huang, Y.-S. et al. (2017) Failure mechanism of hollow tree trunks due to cross-sectional flattening. Royal Society Open Science 4: 160972 PMC
  • Mattheck, C., Bethge, K. & West, P.W. (1994) Breakage of hollow tree stems. Trees 9(1): 47–50
  • Gruber, F. (2008) Untenable failure criteria for trees: I. The residual wall thickness rule. Arboricultural Journal 31(1): 5–18 DOI
  • Rinn, F. (2018) The Visual Tree Assessment One-Third Rule: Frequently Applied, but Mostly Irrelevant
  • Gilbert, G.S. et al. (2016) Use of sonic tomography to detect and quantify wood decay in living trees. Applications in Plant Sciences 4(12) PMC
  • McLean, D., Koeser, A. & Hasing, G. (2014) Advanced Tree Risk Assessment: Resistance Recording Drills. UF/IFAS EDIS EP504 DOI
  • Allison, R.B. & Wang, X. (2015) Nondestructive Testing in the Urban Forest. In: Nondestructive Evaluation of Wood, 2nd ed. FPL-GTR-238: 77–86 USDA Forest Service
  • IML社「Pole Inspection」IML

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※ 「レジストグラフ」は、穿孔抵抗測定器を指す通称として、日本の樹木診断の現場で広く使われています。ただし、RESISTOGRAPH® は RINNTECH 社(ドイツ)の登録商標で、当社が使用している「レジ(Resi PD)」は IML 社(ドイツ)の製品です。両者は製造しているメーカーが異なります。呼び名の違いは「レジストグラフ・貫入抵抗測定器とは何か」で説明しています。

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