バイオネスト NPO法人樹木生態研究会
NPO法人樹木生態研究会
樹⽊の学校に弊社スタッフが初参加しました!
「山本紀久氏とつくるバイオネスト」
内山緑地建設株式会社様の君津圃場内で間伐や下刈り残滓を利用して、
鳥の巣のオブジェのような堆肥置き場「バイオネスト」を
株式会社愛植物設計事務所 山本紀久さんに指導していただきながらつくりました!
▪️バイオネストとは
樹林地の間伐作業や下刈りで発生する伐採木や下刈り残滓をその場で再利用してつくる、自然の風景と違和感のない堆肥置き場である。
bioはギリシャ語のbiosからきた言葉で生命{本を意味し、nestは鳥や昆虫などの巣である。
この堆肥置き場をバイオネストと名づけたのは、樹木の幹や枝葉でつくるリング状の形を鳥の巣に見立て、
これが植物や鳥、昆虫などのいきものの生育や繁殖にとって、多くの利点をもつからである。
※山本紀久氏の著作「造園植栽術」から引用。
▪️設置方法
①伐採木や下刈リ残滓の発生量を想定し、大きさを決め、中心に目印の棒を立てる
②中心から同心円状に伐採した幹やを、枝先を常に同じ方向に向けて祖んでいく
③必ず太い幹で下部を組み上げ上部にいくに従って順次細い梢の枝を用いる
④高さは役60cm前後としてんばは必ず水平にする
⑤仕上げとしてバイオネストからはみ出している枝を切リそろえる
⑥バイオネストに組み込めない根株や細かい枝葉、周辺の枯れ夜や落ち葉、雑亘や刈リ亘の残滓などを内部に中高に積み込む
⑦最後に周辺をきれいに清掃する
弊社業務の植栽管理を行なっていく中でも剪定枝や落ち葉はゴミになります。
敷地外へ搬出して処分するにもコスト面や環境的な負荷も大きいです。
時間をかけてゆっくりとその土地に生きる生物の住処となり分解され、
やがて堆肥になってまたその土地の植物の栄養になっていく素晴らしい循環がうまれます。
最近では食物残渣を堆肥化するコンポストボックスの運用などサクティナブルな活動への関心の高まりを感じます。
みなさんの身近な所から、こういった取り組みが増えていき、次世代のこどもたちにつなげていければと思います。
ご一緒させて頂いた皆様ありがとうございました。