御神木としての美観も重視しつつも、一度樹木の大きさを小さくし、左右のサイズ感を揃えるように、ロープワークで丁寧に一枝一枝剪定を行いました。
東京都内の神社で、御神木のクスノキを2020年の春に剪定しました。樹上ではロープワークで一枝ずつ切って樹木をひとまわり小さく仕立て直し、足元では、参拝の方の踏圧で固まった土を割竹挿入法でほぐしています。そのあとは樹木医が巡回点検に伺い、2022年と2024年にも剪定と土壌改良を続けてきました。
樹上の剪定と足元の土の手入れ、樹木医の点検。当社の中では受け持つ部門がまたがる仕事を、1本の御神木のためにひとつの計画にまとめた記録です。
先に答え
- この御神木は、2020年に一度大きさを小さくし、その後の剪定で数年かけて形を整える計画で手入れしています。東京都の街路樹維持管理計画書も、目標より大きくなったクスノキは、切詰め剪定で樹形を縮小し、そのあと出てくる枝を数年かけて整え直すとしています。
- 剪定はロープワークで樹上に入り、一枝ずつ選んで切りました。国の手引きは、ロープワークによる剪定を、専門的な技術を要する「治療・回復」の作業に分けています。
- 神社の樹木は、参拝の方の踏圧で土が固まり、落ち葉が清掃されて土に戻りにくい環境にあります。この御神木では、縦穴に竹を挿して土の通気と透水を整える割竹挿入法を、剪定と同じ時期に行いました。
- 剪定と土壌改良のあとは、樹木医が巡回点検で状態を確かめます。2022年の作業の記録には、3年目の土壌改良で、樹勢を含めて徐々に成果が出てきていると書いています。
剪定の前と後──鳥居の奥の御神木

剪定の前(上)と後(下)。鳥居の奥の御神木を、同じ場所から見る。後では樹冠がひとまわり小さくなり、上部には葉の無い太い枝が見える
鳥居の手前から、ほぼ同じ構図で撮った剪定の前と後です。見比べると、次の違いが分かります。
- 前は、鳥居の上に葉の塊が一続きに広がり、樹冠の中は見えませんでした。後は、樹冠の高さと幅がひとまわり小さくなっています。
- 後は、樹冠の上部で、葉の無い太い枝が空に向かって立っています。
- 枝の間から空が透け、幹と太い枝の形が鳥居越しに見えるようになりました。
- 右手の住宅の側へ張り出していた樹冠も、後では小さくなっています。
上部や隣地越境部分については葉がない太枝のみの状態になってしまう枝もありますが、剪定時期が良いのでまた新芽が展開してきます。数年後には小さくしなおした樹形をベースに形を整えていく計画です。
2024年の剪定の記録(都内神社の御神木剪定)では、この仕立て直しを「左右の御神木の樹形やサイズ感を揃えるように」と書いています。御神木は、鳥居の左右に立つ2本です。
一度小さくして、数年かけて整える──クスノキの縮小の剪定
写真の後の姿は、仕上がりではなく計画の1年目です。小さくし直した骨格から新しい芽が出て、その枝を次の剪定で選び、残し、整えていく。この御神木の剪定は、最初から数年がかりの計画として始めました。2022年の記録(東京都内 神社 御神木剪定)も、2020年の剪定を「数年計画での剪定」と書いています。
東京都の計画書の「縮小タイプ」
東京都建設局の「街路樹維持管理計画書」(令和3年12月)は、都道の街路樹のための資料ですが、クスノキの剪定の考え方がよくまとまっています。計画書は、クスノキの剪定を、目標の樹形との差によって分けています。目標樹形より大きい場合の「縮小タイプ」では、副主枝(主枝から分かれた太い枝)の切詰め剪定で樹形を縮小し、後に萌芽してくる枝を数年かけてコンパクトに整え直していく、としています。目標の樹形におおむね達したら、大きさを保つ「維持タイプ」の剪定に移ります。
同じ計画書は、崩れたクスノキの樹形を作り直す場合についても、萌芽力が強く、数年かければ美しい樹形に蘇らせることができるとし、期間の目安を4年から5年としています。

大きくなりすぎた常緑樹を、3年かけて少しずつ小さくする(イラスト)。点線は1年目の樹冠の外形
同じ計画書には、クスノキは樹幹に強い直射日光が当たることを嫌うので、強剪定を避け、剪定は枝透かし程度にとどめる、とも書かれています。小さくする場合でも、1回で目標の大きさまで詰め切らず、年を分けて整えていくのはこのためでもあります。剪定の目的によって切り方と仕上がりが変わることは、剪定の目的で、仕上がりは変わるで「縮める」「作り直す」として図にしています。
枝を短くするときは、分かれ目で切り替える
樹冠をひとまわり小さくする切り方を、計画書は「切返し剪定」と呼び、目標とする樹冠線よりも長い枝を、分枝部(枝の分かれ目)から切除する剪定としています。長い枝を途中でぶつ切りにせず、分かれ目まで戻して、内側の短い枝に役目を替えさせる切り方です(切り戻し剪定とは)。

常緑樹の枝一本の手入れ(イラスト)。上から、手入れ前、長い枝を抜く、もう一本を短い枝に切り替える、伸びすぎた枝先を切り詰める
どこで切り替えるか、どこで手を止めるかは、透かし剪定をもう一歩深くに、植木職人が見ているところとして書きました。透かしの考え方は透かし剪定とは、枝を付け根から抜く切り方は枝抜き剪定とはで説明しています。
クスノキの剪定の時期
計画書は、クスノキ・タブノキなどの暖地性の常緑樹は寒さに弱く、切り口が寒さにさらされるとそこから枯れる場合があるので、厳冬期の剪定は避けるとしています。街路樹のクスノキの剪定時期は「夏期:6月~9月頃」(酷暑期・強乾燥期は避ける)で、葉のある時期に常緑樹の枝抜きをするときは、切る枝葉の量を全体の3分の1以下にするとしています。
計画書が示すクスノキの剪定の決まりを、1つの表にまとめました。
| 項目 | 計画書の書き方 | ページ |
|---|---|---|
| 避ける時期 | 厳冬期(クスノキ・タブノキなど暖地性の常緑樹は寒さに弱く、切り口が寒さにさらされると、そこから枯れる場合がある) | p.1 |
| 剪定の時期 | 夏期 6月〜9月頃、酷暑期・強乾燥期は避ける | p.14 |
| 葉のある時期の枝抜きの量 | 枝葉の切除量は全体の1/3以下 | p.1 |
| 剪定の強さ | 樹幹に強い直射日光が当たることを嫌うので、強剪定を避け、枝透かし程度にとどめる | p.14 |
| 目標より大きいとき(縮小タイプ) | 副主枝の切詰め剪定で縮小し、後に萌芽してくる枝を数年かけてコンパクトに整え直す | p.12 |
| 崩れた樹形を作り直す期間 | 4年から5年が目安 | p.16 |
剪定の時期は都道の街路樹のクスノキについての記載、出典: 東京都建設局公園緑地部「街路樹維持管理計画書」(令和3年12月)p.1・p.12・p.14・p.16
クスノキは一年中葉が茂っている常緑樹ですが、春先に古い葉を落として新しい葉と入れ替わります。2022年の記録には、この時期は触れるだけで葉がはらはらと落ち、まるで落葉樹のようだと書きました。2020年の剪定の後の写真にも、明るい色の若い葉が写っています。
樹上ではロープワークで、一枝ずつ
剪定は、作業員がロープとハーネスで体を確保して樹上に入るロープワーク(ツリークライミング)で行いました。樹冠の中に入ると、太い枝の分かれ目や、外へ伸びた枝の先を間近に見ながら、どの枝を切り、どの枝を残すかを一枝ずつ決められます。

外へ伸びた枝に体を預け、枝先へ手を伸ばす。ハーネスにつないだロープで体を確保している

樹冠の中の作業員を見上げる。高い枝の上で、ロープにつながったまま作業する

幹の分かれ目に立ち、ロープで体を確保して枝に手をかける
国土技術政策総合研究所(国総研)の「景観重要樹木の保全対策の手引き」は、保全のための作業を、清掃や簡単な土壌改良などの「日常管理」、通常の剪定や病虫害の防除などの「生育・景観改善」、専門的な技術を要する「治療・回復」の3つに分けています。ロープワークによる剪定は「治療・回復」の作業で、高所作業車を利用しても届かない高い位置での剪定が必要な場合に、ロープワークの手法で木に登って行うもの、と説明されています。

幹に足を着け、ロープとハーネスで体を支えて上の枝へ向かう

主幹の上と下に1人ずつ。それぞれのロープで樹上へ登る
参拝の方がいる境内で、樹上と地上が声をかけ合う
神社には参拝にいらっしゃる方が多くいます。2022年と2024年の記録には、ロープワークで作業するクライマー(樹上の作業員)と、グラウンド(地上スタッフ)で声がけ確認を徹底して、安全に作業を進めると書いています。

樹下を立入禁止にし、地上の職人が合図と片付けを受け持つ(イラスト)
2022年の剪定では、切った枝をロープで吊って下ろす「リギング」で枝を下ろし、2024年には、太めの枝をウィンチで吊り降ろしています。どちらも、切った枝を地面へ落とさずに下ろす方法です。樹上で働く人の仕事と道具の考え方はアーボリストとはで、建物や道路に囲まれた大きな木の手入れの難しさは都市の高木は、なぜ手入れできなくなるのかで紹介しています。

切った枝を吊り下ろすときも、地上の職人がロープを受け持つ(イラスト)。人を支えるロープとは別の系統
足元の土──参拝の方の踏圧と、清掃される落ち葉
また神社の樹木は、落ち葉が綺麗に清掃され、参拝にいらした方の踏圧(地面を踏んで締め固められる)によって、根が良く伸びられなかったり、養分が行き渡らない事があります。
国総研の「景観重要樹木の保全対策の手引き」も、人の生活に密着している樹木は、踏圧による土壌の固結や地表面の舗装、清掃による落葉(有機物)の除去による土の貧栄養化など、人の手による悪い影響を受けやすい環境で育っていることが多い、としています。きれいに掃き清められた境内は、参拝の方にとって気持ちのよい場所です。同じことが、根元の土にとっては、踏まれて固まり、落ち葉が土に還らない条件になります。

踏み固められた根元(イラスト)。人が歩く所は表層の土が固まり、根はその下へ伸びにくくなる
神社の大木で踏圧が問題になった例は、国総研の「巨樹・老樹の保全対策事例集」にもあります。長崎市の山王神社の大クス(市指定天然記念物、推定樹齢500年)では、参拝者や子どもによる根元周辺の土壌踏圧害が診断のときの状況に挙げられ、表層改良と施肥などの土壌改良が行われました。平成18年の考察には、土壌改良の効果が大きく、樹勢は回復してきているとあります。
土が固まると根に何が起きるのかは、土が原因で樹木が弱るときで、樹木が育つ土の条件は植栽基盤の4つの条件で説明しています。参拝の方の足が根元に集まる御神木と、根を踏ませないためのウッドデッキの話は、随想の御神木の前に立つとにも書きました。
土をほぐし、養分を足し、通気をよくする
その為、土をほぐして柔らかくし養分を追加するとともに、通気性を良くする事が肝要です。掘ってみた土壌の状態に応じて、施肥や土壌改良資材を入れる事もあります。今回は弊社でいつもご紹介している割竹挿入法も施工致しました。

根元の土に鋼棒を差し込む。掘り上げた土が竹垣の際に盛られている

竹を根元の土に差し込む。足元には掘り出した土と、つるはしなどの道具

根元の土に手を入れて整える。土の面に竹の切り口がのぞく
割竹挿入法とは
割竹挿入法は、根の周りに縦穴を掘り、縦に割って節を除いた竹(割竹)を挿して、周りを堆肥などの土壌改良資材で埋め戻す土壌改良です。国総研の手引きは、人力による表層耕耘や、ダブルスコップで掘った縦穴への堆肥入り割竹挿入を、簡易な作業で土の物理性・化学性を改善する「日常管理」の土壌改良として挙げています。
同じ手引きの例では、ダブルスコップで直径20cm程度の縦穴を1m程度掘り、その中心に、長さ1m程度の竹を半割りにして節を除き、組み合わせて中に炭やモミガラなど通気性のよいものを詰めた割竹を挿し、周りを完熟堆肥で埋め戻します。掘った穴に水が溜まらないか透水性を確かめること、夏の乾燥時期にはこの穴から灌水することも、留意点に挙げられています。手引きが示す実施時期の例は12〜2月、回数の例は年1回です。
割竹挿入法の手順と、当社のほかの現場での事例は、割竹挿入法の記事にまとめています。土の硬さや水はけを測って改良の方法を決める調べ方は、長谷川式土壌貫入計で土の硬さを測ると長谷川式簡易現場透水試験器で水はけを測るで紹介しています。

2022年の土壌改良。掘った土の脇で、金属の棒を土に差し込む。手前に、挿す前の竹が並ぶ
剪定と土壌改良を、ひとつの計画で──部門をまたぐ仕事
当社には、日々の植栽管理と高木・特殊伐採を担うグリーンメンテナンス部門、樹木診断や土壌調査を担うツリーリスクアセスメント部門、植栽の長期計画を担うランドスケープコンサルティング部門の3つの部門があります。
この御神木の仕事は、今の部門の分け方で言えば、樹上の剪定がグリーンメンテナンス部門の仕事、足元の土の状態を見て改良の方法を決め、樹木医が点検するのがツリーリスクアセスメント(樹木診断)部門の仕事にあたり、2つの部門にまたがっています。
樹冠を小さくすれば、葉の量は一時的に減ります。根元の土が固いままなら、根は伸びにくいままです。上だけ、下だけを別々に手入れするのではなく、同じ時期に樹上と足元に手を入れ、その後の様子を同じ目で確かめていく。当社が公開しているGREEN MANAGEMENTの考え方のうち、自社で一貫した管理と、長期的な植栽管理の計画・プランニングを、1本の御神木で行っている仕事です。
次回8月にその後の状態を確認しに樹木医が巡回点検に伺います。剪定しておしまいの様にその場限りの作業ではなく、長期的な視点で樹木の管理を致します。
その後の記録──2022年と2024年
2022年: ドローンで上から確かめ、もう一度剪定
2年後の2022年には、同じ御神木をもう一度剪定しました(東京都内 神社 御神木剪定)。作業の前に、地上からの目視では確かめられない樹冠の上部を、ドローンで空から撮って確認しています。

2022年、ドローンで真上から見た御神木の樹冠。周りには建物と道路が迫る

2022年の剪定の前(上)と後(下)。後は樹冠の間から空がのぞき、明るい色の若い葉が目立つ
その記事には「御神木としての美観、樹形も重視しつつも樹木の大きさを小さく作りなおしています」と書き、土については「今年で3年目の土壌改良となり、樹勢を含めて徐々にその成果が出てきています」と書きました。割竹挿入法は、樹木の周囲で少しずつ位置を変えながら施工しています。
2024年: 5年目の手入れ
2024年の春の剪定(都内神社の御神木剪定)の記録には、例年春先にご依頼をいただいていること、そして「今年で5年目となり、樹勢を含めて徐々にその成果が出てきています」と書いています。この年は、割竹挿入法に加えて水圧穿孔法でも、位置を変えながら土壌改良を行いました。
数年かけて形を整えるという2020年の計画は、こうして毎年の手入れの中で続いています。
この御神木の手入れを、年ごとにまとめました。
| 年 | 樹上(剪定) | 足元(土壌改良) | 記録に書いたこと |
|---|---|---|---|
| 2020年 春 | ロープワークで一枝ずつ切り、ひとまわり小さく仕立て直す(数年計画の1年目) | 割竹挿入法 | 数年後に、小さくし直した樹形をもとに形を整えていく計画 |
| 2022年 | ドローンで樹冠の上部を確かめてから、もう一度剪定、切った枝はリギングで下ろす | 割竹挿入法(位置を少しずつ変える) | 3年目の土壌改良となり、樹勢を含めて徐々に成果が出てきている |
| 2024年 春 | 剪定、太めの枝はウィンチで吊り降ろす | 割竹挿入法と水圧穿孔法(位置を変える) | 5年目となり、樹勢を含めて徐々に成果が出てきている |
出典: 当社の記録(本記事と、同じ御神木の2022年・2024年の記事)
ご依頼頂きありがとうございました。
よくある質問
Q1. 大きくなった御神木のクスノキは、一度に小さくするのですか?
一度に目標の大きさまで切り詰めず、数年かけて整えるのが基本です。東京都の街路樹維持管理計画書は、目標樹形より大きいクスノキは、副主枝の切詰め剪定で樹形を縮小し、後に萌芽してくる枝を数年かけてコンパクトに整え直すとしています。この御神木も、2020年に小さく仕立て直し、その後の剪定で形を整えています。
Q2. クスノキの剪定に適した時期はいつですか?
東京都の街路樹維持管理計画書は、クスノキなどの暖地性の常緑樹は寒さに弱く、切り口が寒さにさらされると枯れる場合があるため、厳冬期の剪定を避けるとしています。同じ計画書は、街路樹のクスノキの剪定時期を夏期の6月〜9月頃(酷暑期・強乾燥期は避ける)とし、葉のある時期の枝抜きは、切る量を全体の3分の1以下にするとしています。
Q3. 高所作業車ではなく、ロープワークで剪定するのはどんなときですか?
国総研の景観重要樹木の保全対策の手引きは、ロープワークによる剪定を、高所作業車を利用しても届かない高い位置での剪定が必要な場合に、ロープワークの手法で木に登って行うものとしています。樹冠の中に入ると、太い枝の分かれ目や枝先を間近に見ながら、切る枝と残す枝を一枝ずつ決められます。
Q4. 神社の御神木の根元の土は、なぜ固くなるのですか?
参拝の方が根元の周りを歩くことで、土が踏み固められるためです(踏圧)。国総研の手引きは、人の生活に密着している樹木は、踏圧による土の固結や、清掃による落ち葉の除去による土の貧栄養化など、人の手による悪い影響を受けやすいとしています。土が固まると、根が伸びにくく、養分も行き渡りにくくなります。
Q5. 割竹挿入法とはどのような土壌改良ですか?
根の周りに縦穴を掘り、節を除いた竹(割竹)を挿して、周りを堆肥などの土壌改良資材で埋め戻す方法です。国総研の手引きは、人力でできる簡易な土壌改良の一つとして挙げ、ダブルスコップで直径20cm程度・深さ1m程度の縦穴を掘る例を示しています。締め固まった土の通気や透水を整えることが目的です。
Q6. 御神木の剪定と土壌改良は、なぜ一緒に行うのですか?
樹上の枝葉と足元の根は、同じ1本の木の手入れだからです。この御神木では、剪定で樹木の大きさを整え、踏圧で固まった土を割竹挿入法でほぐし、その後に樹木医が巡回点検で状態を確かめています。2022年の作業の記録には、3年目の土壌改良で、樹勢を含めて徐々に成果が出てきていると書いています。
出典・参考情報
・東京都建設局公園緑地部「街路樹維持管理計画書」(令和3年12月)p.1(剪定の時期。暖地性の常緑樹の厳冬期の剪定、夏期の枝抜きは3分の1以下)、p.2(切返し剪定・切詰め剪定)、p.14〜16(クスノキの樹種別剪定標準計画。強剪定を避け枝透かし程度、剪定時期、縮小タイプ、樹形再生タイプ)
・国土交通省 国土技術政策総合研究所「景観重要樹木の保全対策の手引き」(国総研資料 第565号、平成22年1月)p.118(踏圧・舗装・清掃による落葉の除去)、p.169(作業の3区分、表4-8「日常管理」の土壌改良)、p.175(表4-10 ロープワークによる剪定)、p.203(表5-3 実施時期)、p.214〜215(表5-11 縦孔の簡易改良)
・国土交通省 国土技術政策総合研究所「巨樹・老樹の保全対策事例集」(国総研資料 第566号)p.51(山王神社の大クス)
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
※ 「アーボリスト」は、株式会社ツリークライミングワールドの登録商標です。当社の記事では、樹木の手入れを専門とする職業(英語の arborist)を指す言葉として使っています。
※ 「ツリークライミング」は、株式会社ツリークライミングワールドの登録商標です。当社の記事では、ロープとハーネスで樹木に登って作業する技術を指す言葉として使っています。
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