除草剤、発芽抑制剤の使用・安全性について

植栽や緑地の管理をしていく中で
最も美観の面で大きな影響があるものが雑草の除草になります。
美観上、皆さまが気にされる点であることと合わせて、
管理の手間・費用も非常に重要なポイントとなります。
例えばマンションの植栽管理作業を行っていく中でも、
・砂利が敷かれていても、砂利の下に雑草の生えにくくするシートが施工されておらず、
砂利の間から雑草がたくさん生えてしまっている環境の為、
機械の使用が出来ずに、手作業で雑草を抜く必要がある。
・駐車場のすぐわきに芝地など植栽地があり、
車への養生作業が必須となっている環境の為、
機械での除草をする為に、養生を行うスタッフがもう1名必要となる。
・専用庭やベランダに面した植栽エリアの為、
除草や草刈であまり騒音や、ホコリを舞う事が出来ない環境の為、
養生を行うスタッフの配置や、除草作業後の清掃作業が別途必要になる。
など、養生や清掃、作業を行うスタッフの労力が必要な場面が多くあり、
管理費用の増大にも繋がっています。
そういった環境下で弊社では、
雑草の抑制の為の除草剤や発芽抑制剤の使用を
ご提案させて頂く場合が御座います。
- 除草剤 発芽抑制剤散布 芝生 植栽 雑草
- 除草剤 発芽抑制剤散布 芝生 植栽 雑草
- 除草剤 発芽抑制剤散布 芝生 植栽 雑草
除草剤や発芽抑制剤は農薬であり、
自然志向がさけばれる昨今では
使用しないに越したことはありません。
しかし農薬は、野菜作物の生産等を含めて
我々の生活に広く関わりを持っています。
国が定める安全基準を守りながら、適切に使用することが出来れば
景観や生活の質を向上させることが出来ます。
マンションの管理組合様などからも、
除草剤や発芽抑制剤の毒性について多くの質問を頂きます。
現在流通、使用されている除草剤は、
人畜や環境に対する安全性や効能が試験され、
国の機関から認可されたものになります。
農薬登録のために、メーカーは農林水産省に効能や毒性などについて申請を行い、
これを農薬取締法、毒物及び劇物取り扱い法、食品衛生法などに基づいて、
審査し登録されます。
農薬は、
■特定毒物
■毒物
■劇物
■普通物
に分類されています。
一般に流通し使用されている除草剤のほとんどは
「普通物」であり弊社トシ・ランドスケープでご紹介している
除草剤や発芽抑制剤は農薬の取り扱い上、
すべて「普通物」とされています。
「普通物」というのは、
通常の使用方法では極めて急性毒性が低いものなります。
除草剤、発芽抑制剤は、上記の様に登録をされ農薬登録番号を取得してある薬剤を
適切な使用方法で使用をすれば、一般的に思われているほど危険なものではありません。
散布につきましては様々なご意見があると思いますが、
子どもやペットが遊ぶ植栽地なのか
もしくは
鑑賞目的の植栽なのか
によって使用する散布する範囲を限定しながら
管理を行っている現場も御座います。
安全性と美観、管理費用の削減、省力化は
常に植栽の管理を行う中でバランスが求められる部分になります。
適切な薬剤の選択や使用できる環境など
今後の植栽管理作業について検討されていらっしゃる場合には
お気軽にご相談ください。