銀杏岡八幡神社様 樹木伐採 東京都台東区
台東区の浅草橋駅からほど近い商店街の中に鎮座しています。
大きな銀杏(イチョウ)などの樹木に囲まれて、
駅や大通りに近い環境とは思えないくらい
静かで落ち着いた素敵な雰囲気です。
先日診断をご相談いただきました桐の樹木につきまして、
診断結果から根元の腐れが確認された為、
非常に残念ではありますが伐採の判断となりました。
クレーン車(ユニック)と、ツリークライミングロープワークで、
安全に枝や幹を吊り降ろしながらの伐採作業となりました。
この桐の木は、数十年前に種子が飛んできて実生木としてここまで育ったと思われます。
過去に大枝が剪定され腐れが入った場所から、
観葉植物でよくみかける、カポック(シェフレラ)が
実生木として自然に根付いていました。
一昔前まで日本では女の子が生まれたら桐の木を植える習慣がありました。
将来、嫁ぐとき、娘とともに大きく育ったキリの木で箪笥にして持たせてあげるためです。
キリの成長の速さと人間の成長がちょうど合っていることを知っていた先人の知恵です。
将来を見通して、育てて、使うという日本人の美しい習慣だと思います。
今回、伐採した幹の一部を神社内に納めさせて頂きました。
ご相談ご依頼頂きありがとうございました。
銀杏岡八幡神社様(Facebookリンク)は、
現在、境内整備事業も順調に進み、照明も素敵なものになってらっしゃいます。
お正月には新しく整備された境内で迎えられる様整備が進んでいるようですので、
是非近くにいらっしゃった際にはお立ち寄りください。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
参考リンク
東京都神社庁 公式ウェブサイト