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植栽管理・メンテナンス

緑地管理における芝生用除草剤・発芽抑制剤の散布

除草剤・発芽抑制剤散布

都内湾岸地域の緑地年間管理での芝生用除草剤・発芽抑制剤散布を行いました。

 

除草剤は主に下記の種類に分かれます。

▪️茎葉処理剤
地下茎で増える雑草が発芽後に成長した
状態に対して処理する除草剤

▪️発芽抑制剤
種子で増える雑草が発芽する前に
土壌処理する除草剤

散布の適期は、
3月(春夏雑草)10月頃(秋冬雑草)となり、
年2回の散布で大幅に雑草量が少なくなります。

 

植栽や緑地の管理をしていく中で
最も美観の面で大きな影響があるものが雑草の除草になります。

美観上、皆さまが気にされる点であることと合わせて、
管理の手間・費用も非常に重要なポイントとなります。

例えば植栽管理作業を行っていく中でも、

・砂利が敷かれていても、砂利の下に雑草の生えにくくするシートが施工されておらず、
砂利の間から雑草がたくさん生えてしまっている環境の為、
機械の使用が出来ずに、手作業で雑草を抜く必要がある。

・駐車場のすぐわきに芝地など植栽地があり、
車への養生作業が必須となっている環境の為、
機械での除草をする為に、養生を行うスタッフがもう1名必要となる。

・専用庭やベランダに面した植栽エリアの為、
除草や草刈であまり騒音や、ホコリを舞う事が出来ない環境の為、
養生を行うスタッフの配置や、除草作業後の清掃作業が別途必要になる。

など、養生や清掃、作業を行うスタッフの労力が必要な場面が多くあり、
管理費用の増大にも繋がっています。

そういった環境下で弊社では、
雑草の抑制の為の除草剤発芽抑制剤の使用を
ご提案させて頂く場合が御座います。

除草剤発芽抑制剤農薬であり、
自然志向がさけばれる昨今では
使用しないに越したことはありません。

しかし農薬は、野菜作物の生産等を含めて
我々の生活に広く関わりを持っています。
国が定める安全基準を守りながら、適切に使用することが出来れば
景観や生活の質を向上させることが出来ます。

マンションの管理組合様などからも、
除草剤発芽抑制剤毒性について多くの質問を頂きます。

現在流通、使用されている除草剤は、
人畜や環境に対する安全性効能が試験され、
国の機関から認可されたものになります。

農薬登録のために、メーカーは農林水産省に効能や毒性などについて申請を行い、
これを農薬取締法毒物及び劇物取り扱い法食品衛生法などに基づいて、
審査し登録されます。

除草剤発芽抑制剤は、上記の様に登録をされ農薬登録番号を取得してある薬剤を
適切な使用方法で使用をすれば、一般的に思われているほど危険なものではありません。

散布につきましては様々なご意見があると思いますが、
子どもやペットが遊ぶ植栽地なのか
もしくは
鑑賞目的の植栽なのか
によって使用する散布する範囲を限定しながら
管理を行っている現場も御座います。

安全性と美観管理費用の削減、省力化
常に植栽の管理を行う中でバランスが求められる部分になります。

適切な薬剤の選択や使用できる環境など
今後の植栽管理作業について検討されていらっしゃる場合には
お気軽にご相談ください。

株式会社トシ・ランドスケープ

 

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