■ケヤキ強透かし剪定
■ナラ枯れ樹木伐採
傾斜面地の剪定作業になり、高所作業車の設置が不可な立地環境の為、
ツリークライミング・ロープワークでの対応となります。
天候にも恵まれて作業も順調に進みます。
20mくらいの高さのあるケヤキは、林床の暗さを改善する為の剪定を行いました。
枝が伸ばせる環境下の為、全体の大きさ感(樹冠サイズ)はあまり変えずに枝数を多めに透かす剪定で仕上げました。
- ケヤキ 透かし剪定
- ケヤキ 透かし剪定
樹木が大きく育ってくると必然的に木の根元周辺は太陽の光が届きにくくなり暗くなりがちです。
枝葉を少なくサッパリしようという選択肢が出てきますが、
その際に樹木を剪定で小さくしよう(枝を短くする剪定)とすると、
太い枝の部分でブツっと枝先を除去する手法(強剪定・ブツ切り剪定等表現あり)になります。
しかし剪定方法はそれだけでなく、髪の毛のカットと同じように、透く(透かし剪定)という手法があります。
透かし剪定は、細い枝が残る為、優しい枝ぶり感が残り見栄えも良く
当年、翌年以降も徒長枝(伸長旺盛で暴れた枝)の発生も少なく樹形が崩れにくいメリットがあります。

透かし剪定の考え方は「透かし剪定とは」で、職人が見ている加減は「透かし剪定をもう一歩深く」で図解しています。
透かし剪定作業前後 イメージ
- ケヤキ 剪定前
- ケヤキ 透かし剪定後
- ケヤキ 剪定前
- ケヤキ 剪定後
ケヤキの剪定前。建物の間に立つケヤキを見上げた様子
ケヤキの剪定後。枝数を透かした樹冠を見上げた様子
植栽の周辺環境(建物や電線が近い等)により必ずしも適用できる剪定手法ではありませんが、
これからの生育目標に合わせて、そのような剪定方法も検討の一つになります。
大きさ(高さ)を小さくしなくてはいけない現場も御座いますので、
お客様の状況に合わせた剪定手法、剪定時期について最適なご提案をさせて頂いております。
その他にも関東周辺でも被害が増えているナラ枯れ樹木の伐採対応も行いました。
夏になり葉が赤くなってきたことで被害に気付かれたお客様からご連絡が相次いでおります。

ナラ枯れの木の伐採。幹の上で作業する作業員

幹を切り詰めた木の上で作業する作業員。手前に茶色く枯れた葉
被害にあったナラ類の樹木の幹の根元部分から目の高さあたりまでをよく見てみますと、
粉をふいたかのような無数のフラス(木くず)が出ていることに気づきます。

ナラ枯れ被害においては穿孔を受けても樹木の防御反応によって
全てが枯れてしまうわけではありません。
一般的な都内の植栽樹木ですと下記の樹種などが対象となり被害にあいます。
■コナラ属
コナラ、クヌギ、イチイガシ、アカガシ、アラカシ、
ウラジロガシ、シラカシ、ウバメガシ
■シイ属
スダジイ、ツブラジイ
■マテバシイ属
マテバシイ
■クリ属
クリ
都内の植栽によくある樹種を、属と、落葉樹か常緑樹かで分けました。
| 属(ブナ科) | 落葉樹 | 常緑樹 |
|---|---|---|
| コナラ属 | コナラ、クヌギ | イチイガシ、アカガシ、アラカシ、ウラジロガシ、シラカシ、ウバメガシ |
| シイ属 | なし | スダジイ、ツブラジイ |
| マテバシイ属 | なし | マテバシイ |
| クリ属 | クリ | なし |
本州ではミズナラとコナラに被害が多い。ブナ属のブナ・イヌブナは、カシノナガキクイムシが穿入しても枯死は確認されていない。出典: 一般社団法人日本森林技術協会「ナラ枯れ被害対策マニュアル」(平成24年3月版、林野庁補助事業)p.2「被害を受ける樹種」
ナラ枯れ被害のメカニズムとしては、
①6~7月
前年の枯れた樹木などから新成虫が脱出して活動し始めます。
②6~10月
少数の雄が健全な対象木に穿孔し、
他のカシノナガキクイムシの仲間を集めます。(集合フェロモン)
③集合したカシノナガキクイムシによって
集中的に穿孔被害にあいます。
※上記のフラスがたくさん出る状態です。
④7~9月
被害にあった樹木は、カシノナガキクイムシの穿孔被害と、
保菌するナラ菌の繁殖によって急激に枯死します。
このサイクルを毎年繰り返すことになってしまうため、
カシノナガキクイムシが活動を開始する前やその時に薬剤散布を行ったり、
枯れた樹木を伐採し処分し来年そこから成虫が脱出されないようにして、
流れを断つ必要があります。

ナラ枯れ対策の時期と、被害木の処理の方法は「ナラ枯れ対策は秋から冬が勝負」にまとめています。
今回はそのような中ですでに被害にあってしまった樹木のため、
枯れている樹木をロープワーク・ツリークライミングで伐採を行い、
穿孔を受けた幹には、スミパイン乳剤(MEP剤)を50倍に希釈し散布しました。
現在弊社では都市部の植栽樹木へのナラ枯れ被害に対する予防薬剤は
下記を推奨しています。
微量注入用 ウッドキングDASH
(農林水産省第23301号)
樹幹注入方式で殺菌剤を注入しナラ菌の繁殖を防ぎます。
微量注入用ウッドキングDASHには従来のボトル型殺菌剤と比べて、
専用の微量注入器で注入するため、注入不良が起きにくく、注入容器の回収も要らないので、作業の手間を減らせます。
メーカーの資料では、カシノナガキクイムシが加害する前に注入することで、2年間の残効を確認したとされています。
ご依頼頂きありがとうございました。
高木の剪定や伐採作業の施工実績 一例
■銀杏岡八幡神社様 御神木剪定 東京都台東区浅草橋
■聖公会神学院様 世田谷区用賀
■オオシマザクラ 剪定・土壌改良 大田区中央
■保存樹木クスノキ 剪定作業 板橋区
■東京アメリカンクラブ様 エントランス高木剪定 港区麻布台
■銀杏岡八幡神社様 樹木伐採 東京都台東区
■大田区マンション 特殊伐採
■渋谷区恵比寿の個人邸 高木のサクラをロープワークで剪定──屋根に張り出した枝の吊り下ろしと、樹上と地上をつなぐ Bluetooth
■世田谷区北烏山 マンション・集合住宅 高木樹木伐採
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