樹上の職人が木から降りるときは、速さ・摩擦の熱・ロープの長さ・下の安全を管理し、地上と確かめ合ってから動きます。連載「アーボリストの基礎」の第15回では、降りるときの決まりとその理由を、日本の法令を先に、そのうえで国際アーボリカルチャー協会(ISA)の基準と器具の取扱説明書に沿って、樹木医が解説します。
この連載をお読みいただく前に
この記事は、ツリークライミングの仕組みと安全の考え方を紹介するものです。登り方や結び方の手順は載せていません。樹上での作業は、資格と経験のある指導者のもとで訓練を受けてから行うもので、記事だけを手がかりに木に登ることは、重大な事故につながるため決して行わないでください。
第2回では、樹上作業の一日を6つの段階に分け、樹上の職人が降りるときも地上と確かめ合う、と書きました。前回の第14回は、樹上で動くときに確保を外さず、2つ目の確保を備える決まりを取り上げました。今回は、ツリークライミングの一日の終わりに来る「降りる」です。
降りるときは、登るときよりずっと速く動けます。だからこそ、速さを自分で管理することが決まりになります。この回では、降りるときに何を管理し、降り始める前に何を確かめ、地上と何を確かめ合うのかを、決まりとその理由に絞って書きます。降り方(体の動きや器具の扱い方)は、指導者が現場で直接教えるもので、この記事には載せません。
降りるときに管理するもの ― 速さ・熱・ロープの長さ・下の安全
日本の労働安全衛生規則は、ロープで体を支えて行う高所の作業(ロープ高所作業)について、ロープの長さ、ロープの切断の防止、作業する場所とその下の状況の調査、作業の前の点検などを定めています(第539条の3〜第539条の9)。施行の通達は、降りるための器具の例に下降器(エイト環・ディッセンダーなど)を挙げています。ただし、樹上作業がロープ高所作業に当たるかを厚生労働省は明らかにしておらず、どの決まりが当たるかは第20回で書きます。
海外では、ISA の木登りの資格(ISA Certified Tree Climber)の試験の範囲が、器具とメインロープを傷めず、自分もけがをしない形で、地上へ「一定して制御された形で」降りることを技能に挙げています。英国の安全衛生庁(HSE)は、樹上作業のロープには安全に登り降りする手段があり、それが自動で止まるものであることを求めています。
| 管理するもの | なぜ管理するのか | 主な拠り所 |
|---|---|---|
| 速さ | 速いとロープの流れを制御しにくい | ISA 資格の試験の範囲、ペツルの取扱説明書 |
| 摩擦の熱 | 器具が熱を持ち、やけどやロープの傷みにつながる | ペツルの取扱説明書 |
| ロープの長さと端の備え | 降りる途中でロープが尽きると落ちる | 安衛則第539条の3、ANSI Z133 改訂案 8.2.15 |
| ロープと器具の傷み | 傷んだままでは体を支えきれないおそれがある | 安衛則第539条の9、ANSI Z133 改訂案 8.2.19 |
| 下の安全 | 降りる先や落下区域に人がいると事故になる | 安衛則第530条・第537条、ANSI Z133 改訂案 3.4.9〜3.4.11 |
| 降りる側 | 電線に近づかない | ANSI Z133 改訂案 4.1.6 |
出典: e-Gov 法令検索「労働安全衛生規則」(安衛則)、ISA「ANSI Z133 改訂案(第2回公開レビュー版、2024年1月)」「ISA Certified Tree Climber Examination Outline」、ペツルの取扱説明書をもとに当社で作成
降りることは、作業の終わりだけの話ではありません。ペツルのツリーケアのカタログは、ダブルロープのシステム(第12回の MRS)なら、蜂に襲われたときなどに作業用のロープですぐに降りられる、と説明しています。いつでも安全に降りられる状態を保つことは、緊急時の備えでもあります。救助の備えは第19回で書きます。
速さを管理する理由 ― 摩擦の熱と、ロープの流れ
降りる速さそのものを定めた条文は、この回で確かめた日本の法令にも、ISA が事務局を務める米国の樹木作業の安全基準 ANSI Z133 の改訂案(2024年1月の公開レビュー版)にも見当たりませんでした。速さの決まりを具体的に書いているのは、器具とロープのメーカーの取扱説明書です。
樹上作業で体を支える器具は、ロープとの摩擦で体を止めます(仕組みは第7回で書きました)。摩擦は熱を生みます。ペツルの機械式の器具 ZIGZAG の取扱説明書は、速い速度で降りると器具に熱が生じることがあると注意し、使う人の体重と降りる距離によって器具が温度の制限に達する目安を示しています(この記事では数値は載せません)。長い距離を降りるときは、やけどを防ぐため手袋を着けるよう求めています。手袋の決まりは第3回で取り上げました。
ロープの側からも同じ注意があります。ペツルのツリーケア用ロープ(FLOW)の取扱説明書は、速く降りすぎるとやけどの危険があり、ロープも傷みやすくなると書いています。速さは熱だけの問題ではなく、ZIGZAG の説明書は、ロープを速く流すとコントロールが難しくなるとしています。
| 速く降りすぎると起きること | 出典 |
|---|---|
| 器具が熱を持つ(器具には温度の制限の目安がある) | ペツル ZIGZAG の取扱説明書 |
| 手のやけど | ペツル ZIGZAG・FLOW の取扱説明書 |
| ロープが傷みやすくなる | ペツル FLOW の取扱説明書 |
| ロープの流れを制御しにくくなる | ペツル ZIGZAG の取扱説明書 |
出典: ペツル「ZIGZAG / ZIGZAG PLUS / CHICANE 取扱説明書」(日本語版)、FLOW / CONTROL の取扱説明書(日本語版、2016年5月の版)をもとに当社で作成
同じ器具でも、止まり方はロープによって変わります。ZIGZAG の説明書は、ブレーキの効き具合がロープの太さ・状態・手触りで変わり、新しいロープは滑りやすいことが多いと注意しています。ロープの説明書も、濡れたり凍ったりしたロープは下降器などでの制御が難しくなると書いています。ロープを替えたとき、雨のあとなど、いつもと条件が違うときほど、速さの管理に気を配る理由がここにあります。第13回の SRT では、ZIGZAG に、降りるときのブレーキを補う CHICANE を組み合わせて使います(メーカーの決まり)。機種の名前は仕組みの例として挙げたものです。
降り始める前に確かめること ― ロープは地上まで届くか、傷みは無いか
日本の決まり ― 「安全に昇降するため十分な長さ」
日本の労働安全衛生規則は、ロープ高所作業のメインロープとライフラインを、作業する人が安全に昇降するため十分な長さのものにするよう定めています(第539条の3第2項第2号)。施行の通達は、この長さを、作業のいちばん下の位置で地上などに届く長さ、と説明しています。厚生労働省がこの決まりを作ったときのパンフレットは、死亡災害の要因の一つに「ロープが短かったことから下降時に墜落」を挙げています。ビルの清掃やのり面の作業の災害で、樹木の作業の例ではありませんが、降りる途中でロープが尽きることの怖さは同じです。
海外の基準 ― ロープの端の備えと、降りる間の確かめ
海外では、ANSI Z133 の改訂案が、作業している間は、メインロープの端の近くにストッパーノット(止め結び)を設けるよう求めています。地上に届くだけのロープがあると確かに確かめた場合は除く、としています。結び方は、この記事には載せません。ISA の資格の試験の範囲は、ストッパーノットが要る状況の例にメインロープの末端を挙げ、ロープの長さが地上まで足りることと、ストッパーノットがあることを確かめるのを技能に挙げています。
改訂案は、降りる前と降りている間に、自分のシステムと、ヒッチ(摩擦で体を止める結び)や機械式の器具より下のロープに傷みが無いかを確かめるよう求め、作業の間は確保を続けて、地上に戻るまでその状態でいるよう定めています。メーカーの側では、ペツルのロープの取扱説明書が、ロープは使ううちに縮むこともあるので、長さを定期的に確かめるよう書いています。前に同じ木で足りたから今日も足りる、とは限らないということです。
| 確かめること | 日本(ロープ高所作業の決まり) | 海外(ISA・ANSI Z133 改訂案) | メーカー(ペツル) |
|---|---|---|---|
| ロープが地上まで届くか | 十分な長さ(第539条の3) | 地上に届くかを確かめる(資格の試験の範囲) | ロープは縮むことがある |
| ロープの端の備え | この回で確かめた条文には定め無し | ストッパーノット(8.2.15) | 特定の状況では端に結び目が要る |
| ロープと器具の傷み | 作業の前に点検(第539条の9) | 使う前(8.2.3)、降りる前と降りる間(8.2.19) | 熱による損傷・擦れ・ほつれを見る |
出典: e-Gov 法令検索「労働安全衛生規則」、ISA「ANSI Z133 改訂案(第2回公開レビュー版、2024年1月)」「ISA Certified Tree Climber Examination Outline」、ペツル FLOW / CONTROL の取扱説明書(日本語版、2016年5月の版)をもとに当社で作成。日本の欄はロープ高所作業の条文で、樹上作業に当たるかは第20回で書きます
地上と確かめること ― 指示と返事、下の安全
日本の労働安全衛生規則は、墜落の危険がある箇所への立入禁止(第530条)や、物が落ちる危険があるときの立入区域の設定(第537条)を定め、2025年4月からは、その対象が同じ場所で作業する一人親方や他社の作業員などにも広がりました。ロープ高所作業の決まりは、作業計画に物の落下による危険を防ぐ措置と事故のときの応急の措置を書いて、関係する人に知らせるよう定めています(第539条の5)。一方で、降りるときの合図や連絡の方法を、樹上作業として定めた日本の公的な資料は見当たりませんでした。
海外では、ANSI Z133 の改訂案が、現場の作業者の間で言葉か言葉以外の連絡の方法を決め、少なくとも「指示と返事」を備えるよう求めています。連絡するときは、樹上の人と決めておいた地上の人が互いに見える状態をつくることを勧め、一定より高い所の作業では、緊急時の手順を教わった別の人が、目か声で連絡できる範囲にいるよう定めています。器具を含め物を落とす・下ろす前には落下区域(drop zone)を決め、樹上のアーボリストが認めたときなどを除いて人を入れないこと、登り降りは通電した電線から離れた側で行うことも、改訂案に書かれています(電線の側は推奨)。

降りる前に、地上が降りる先と落下区域に人がいないことを確かめる
以上の決まりから、降りるときに樹上と地上で確かめ合うことを並べると、次のようになります。合図の言葉は現場ごとに決めるもので、ここに書くのは何を確かめ合うかだけです。
- 降りる先と落下区域に、人がいないか(通行人・住民の方・ほかの作業員)
- 降りる道筋に、電線や建物、ほかのロープが無いか
- 地上に置いたロープの余りが、踏まれたり、枝や道具に絡んだりしていないか
- 樹上からの指示に、地上が返事をしたか
- 降りている間も、互いに見える・声が届く状態か
出典: ANSI Z133 改訂案(3.4.9〜3.4.11、4.1.6、8.2.2、8.2.18)、労働安全衛生規則(第530条・第537条)をもとに当社で整理
当社でも、降りる前には樹上から地上へ声をかけ、地上の返事を聞いてから降り始めます。降りてくる職人が地上に着くまで、地上の役は樹下とロープの余りから目を離しません。
地上から見上げると、樹上の職人は葉と枝に隠れて見えにくいことがあります。互いに見える状態をつくることが勧められているのは、このためです。

当社の現場で地上から見上げると、樹上の職人は葉と枝に隠れて見えにくい

電線のある木では、電線から離れた側で降りる
ロープを傷めない扱い ― 命を預ける道具として
日本の労働安全衛生規則は、ロープ高所作業について、著しい損傷や摩耗の無いロープを使い、ロープが切れるおそれのある箇所には切断を防ぐ措置をとるよう定めています(第539条の3)。施行の通達は、ロープの保管の方法や交換の基準などを、前もって定めておくことが望ましいとしています。海外では、ANSI Z133 の改訂案が、下の表の扱いを定めています。ISA が公開している講演の書き起こしでも、ロープは自分の命を預けるものとして扱う考え方が語られています。
| 扱いの決まり | 出典 |
|---|---|
| 刃物・燃料・油・薬品から離して保管し、運ぶ | ANSI Z133 改訂案 8.1.14 |
| 見張りの無いまま木に残さない(傷まず危険を生まない形で留める場合を除く) | ANSI Z133 改訂案 8.1.15 |
| 地上の班が、ロープに枝やごみが絡まないよう守り、傷みに気づいたら樹上に知らせる | ANSI Z133 改訂案 8.2.18 |
| 枝を吊り下ろすロープ(リギング)の動いている部分に触れさせない | ANSI Z133 改訂案 8.2.20 |
| ざらざらした所・尖った所でこすらない | ペツル ZIGZAG の取扱説明書 |
| 熱・化学物質・紫外線・鋭い角から守る | ペツル FLOW の取扱説明書 |
出典: ISA「ANSI Z133 改訂案(第2回公開レビュー版、2024年1月)」、ペツルの取扱説明書をもとに当社で作成

メインロープは、刃物・燃料・切った枝の山から離して置く
ロープそのものの構造は第5回、点検と記録の考え方は第8回で書きました。
職人の視点 ― 地上に足が着くまでが、樹上の仕事
現場での経験から言うと、気がゆるみやすいのは、作業を終えて降りるときです。切る枝を切り終え、頭の中はもう地上の片付けや次の木のことに向かっています。けれども、降りている間も体を支えているのは同じロープと器具で、下には仲間や通る人がいます。
私の感覚では、降りてくる速さには、その職人の落ち着きが表れます。一定の速さで静かに降りてくる職人は、樹上の作業も丁寧なことが多いと感じています。速く降りられることは、うまさの証しではありません。
地上に足が着いても、それで終わりではありません。地上の役に戻ったことを伝え、ロープを木に残したままにせず、傷みが無いかを確かめる。樹上の仕事は、ロープと道具が次に使える状態になったところまでだと私は考えています。
新人のための確認
この回で覚える名前
- ロープ高所作業と、下降器(法令の言葉)
- 機械式の器具(ZIGZAG など)と、補助のブレーキ(CHICANE など)
- ストッパーノット(止め結び。ロープの末端の備え。名前と役目だけ)
- 落下区域(drop zone)
- 指示と返事(連絡の型)
理解しておく考え方・決まり
- 降りるときは速さを管理する。速すぎると器具が熱を持ち、やけどやロープの傷みにつながる
- 降り始める前に、ロープが地上まで届くことと、ロープの端の備えを確かめる。ロープは使ううちに縮むことがある
- 降りる前と降りている間に、ロープと器具に傷みが無いかを確かめる
- 降りる先と落下区域に人がいないことを、指示と返事で地上と確かめる
- 地上に戻るまで確保を続ける。電線の近くでは、電線から離れた側で降りる
- ロープは刃物・燃料・薬品から離し、見張りの無いまま木に残さない
指導者のもとで習う項目
- 降り方(器具の扱いと体の動き)
- ストッパーノットと、それが要る場面の判断
- 当社の現場で使う、降りるときの合図
- 降りる前・降りる間の点検
- 当社で使う器具とロープの取扱説明書の決まり
よくある質問(Q&A)
Q1. ツリークライミングで木から降りるときは、何に気をつけているのですか?
A. 降りる速さ、器具の摩擦の熱、ロープが地上まで届くかとロープの端の備え、ロープと器具の傷み、そして降りる先の安全です。国際アーボリカルチャー協会(ISA)の木登りの資格は、器具とロープを傷めず、自分もけがをしない形で、一定して制御された形で地上へ降りることを求めています。下の安全については、米国の安全基準 ANSI Z133 の改訂案が、作業者の間で少なくとも指示と返事の連絡の方法を決めるよう求めています。
Q2. 降りるときに速さを管理するのはなぜですか?
A. 器具はロープとの摩擦で体を止めるため、速く降りると器具が熱を持つからです。ペツルの器具とロープの取扱説明書は、速く降りすぎるとやけどの危険があり、ロープも傷みやすくなること、ロープを速く流すとコントロールが難しくなることを書いています。長い距離を降りるときは、やけどを防ぐため手袋を着けるよう求めています。
Q3. 降りる前に、ロープの長さを確かめるのはなぜですか?
A. 降りる途中でロープが尽きると、落ちてしまうからです。日本のロープ高所作業の決まりは、ロープを安全に昇降するため十分な長さのものにするよう定めています。海外では、米国の安全基準 ANSI Z133 の改訂案が、地上に届くだけのロープがあると確かめた場合を除き、ロープの端の近くにストッパーノットを設けるよう求めています。ロープは使ううちに縮むこともあります。
Q4. 樹上の職人が降りるとき、地上の人は何をしていますか?
A. 米国の安全基準 ANSI Z133 の改訂案は、少なくとも指示と返事の連絡の方法を決めるよう求め、樹上と地上が互いに見える状態で連絡することを勧めています。地上の班には、メインロープに枝やごみが絡まないよう守り、傷みに気づいたら樹上に知らせることを求めています。使っている落下区域には、樹上のアーボリストが認めたときなどを除いて人を入れないことも、改訂案に書かれています。
Q5. この記事を読んで、自分で木に登ってもよいですか?
A. 記事だけを手がかりに木に登ることは、重大な事故につながるため行わないでください。この連載は仕組みと安全の考え方を紹介するもので、登り方や結び方の手順は載せていません。樹上での作業は、資格と経験のある指導者のもとで訓練を受けてから行うものです。高い木の手入れでお困りの場合は、専門の業者にご相談ください。
出典・参考情報
- e-Gov 法令検索「労働安全衛生規則」(第530条、第537条、第539条の3〜第539条の6、第539条の9)
- 厚生労働省 ロープ高所作業に関する労働安全衛生規則の改正の施行通達(平成27年8月5日 基発0805第1号。中央労働災害防止協会 安全衛生情報センター)
- 厚生労働省「ロープ高所作業での危険防止のため労働安全衛生規則を改正します」(平成27年8月)
- 厚生労働省・東京労働局「2025年4月から事業者が行う退避や立入禁止等の措置について」
- International Society of Arboriculture「ANSI Z133 改訂案(第2回公開レビュー版、2024年1月)」(最新版は Z133-2026。本文の記述は改訂案による)
- International Society of Arboriculture「ISA Certified Tree Climber Examination Outline」
- International Society of Arboriculture「2021 Virtual Tree Climber Summit: Gear Check Best Practices」(書き起こし)
- Health and Safety Executive(英国)「Tree climbing」
- ペツル「ZIGZAG / ZIGZAG PLUS / CHICANE 取扱説明書」(日本語版)、FLOW / CONTROL の取扱説明書(日本語版、2016年5月の版)、「ツリーケア カタログ 2026」(日本語版)
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次回の第16回は、樹上での作業姿勢の考え方 ― ロープとランヤードに体を預けて両手を空けることが、なぜ安全と仕上がりにつながるのかを取り上げます。
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この記事は、ツリークライミングの仕組みと安全の考え方を紹介するものです。登り方や結び方の手順は載せていません。樹上での作業は、資格と経験のある指導者のもとで訓練を受けてから行うもので、記事だけを手がかりに木に登ることは、重大な事故につながるため決して行わないでください。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
※ 「アーボリスト」は、株式会社ツリークライミングワールドの登録商標です。当社の記事では、樹木の手入れを専門とする職業(英語の arborist)を指す言葉として使っています。
※ 「ツリークライミング」は、株式会社ツリークライミングワールドの登録商標です。当社の記事では、ロープとハーネスで樹木に登って作業する技術を指す言葉として使っています。
連載「アーボリストの基礎」のすべての回は、連載の一覧からご覧いただけます。

































