手ぬぐいは、庭師の装いの中でいちばん古く、いちばん使い方の多い布です。樹木医の中村雅俊が、辞典と博物館の資料で手ぬぐいの成り立ちと大きさ、鉢巻・頬かむり・喧嘩かぶりなどかぶり方の種類、端を縫わない理由をたどり、ヘルメットの下に手ぬぐいを巻く当社の現場の使い方を紹介します。
松の庭園での手入れの日、当社の職人は朝いちばんに頭に手ぬぐいを巻きます。腹掛けを着ける前、鋏を腰に差す前の、最初の一手です。連載「庭師の装い」は、「庭師の服装の歴史」で表に1行ずつ書いた各部を、1回に1つずつ掘り下げます。第1回は、その最初の一手である手ぬぐいからです。

松の庭で、手ぬぐいを後ろで結ぶ庭師(イラストは当社作成。服の色は藍染の色合いのイメージ)
先に答え ― この記事で分かること
- 手ぬぐいは、古くは麻の布で、江戸中期以降に木綿が広まってから庶民の日用品になりました。長さは鯨尺で三尺(約114cm)、現在は幅34〜36cm、長さ94〜96cmが一般的です(辞典の記述)。
- 両端を縫わない「切りっぱなし」は、乾きが早く、端から裂いて使えるためです。ほつれは洗ううちに端から約1cmで止まります(老舗の染物店の説明)。
- かぶり方は、鉢巻・頬かむり・姉さんかぶり・喧嘩かぶり・吉原かぶりなど、江戸の錦絵に約30種が残っています。目的は、ちりよけ、暑さ寒さしのぎ、人目を避けることでした。
- 当社の現場では、ヘルメットの下に手ぬぐいを巻き、首に掛けて汗を拭きます。頭を守るのはヘルメットで、手ぬぐいはその下で汗と日差しを受け持ちます。
手ぬぐいの成り立ち ― 麻から木綿へ、儀式の布から汗ふきへ
手ぬぐいという言葉は、精選版 日本国語大辞典によると、『延喜式』の「手巾」や『日葡辞書』の「Tenogoi」などから、「たのごひ」が「てのごい」、「てぬぐい」と変わってきたものとされています。用例の初出として『東海道中膝栗毛』(江戸後期)が挙げられています。
日本大百科全書は、古くは晒(さらし)の麻布が使われ、平安時代には上流階級の儀式用、室町時代になると汗ふき用と手巾用に分かれた、と書いています。世界大百科事典も、古代は神事や元服など儀式用で上流階級が専用し、鎌倉時代ごろから実用化して、戦国時代以降に広く使われるようになった、と説明しています。江戸中期以降に木綿が普及して、まず武家に、のちに一般に広まった(日本大百科全書)というのが、庭師の手ぬぐいにつながる流れです。江戸時代には、洗顔・贈答・玩具など、民間でも武士の間でも多方面に使われました(世界大百科事典)。
東北地方には、手ぬぐいを2枚使う「二枚手拭」「四はん手拭」という言い方があり、秋田県には農作業や防寒に使う約150cmの長手拭がありました(日本大百科全書「被り物」、世界大百科事典「手拭」)。布としての手ぬぐいは、拭くための布である前に、かぶるための布でした。
大きさと形 ― 鯨尺で三尺、端は切りっぱなし

日本手ぬぐいの大きさと端(辞典と染物店の説明から当社が作成)
手ぬぐいの大きさは、辞典ごとに少しずつ書き方が違います。並べると次のとおりです。
| 辞典 | 大きさの記述 |
|---|---|
| 精選版 日本国語大辞典 | 一幅の布を鯨尺で三尺(約114cm)に切ったもの、古くは五尺のものもあった |
| 日本大百科全書 | 幅は八寸(約24cm)、長さは三尺前後が一般的 |
| 百科事典マイペディア | もとは用途に応じて切って使い、江戸末期にはほぼ鯨尺2.5尺になった |
| 改訂新版 世界大百科事典 | 現在は幅34〜36cm、長さ94〜96cmが一般的、秋田県には約150cmの長手拭 |
| ブリタニカ国際大百科事典 | 並幅の木綿布に柄を染め、約90cmに切る、江戸中期までは晒麻布で五尺や四尺のものも |
| 江戸東京博物館の収蔵品(昭和40年代) | 34.8cm×89.5cm |
出典: コトバンク(各辞典「手拭」「手ぬぐい」)、江戸東京博物館 デジタルアーカイブズ「手ぬぐい『林家木久蔵』」
鯨尺の一尺は約37.9cmで、曲尺より長い物差しです。昔の「三尺」が約114cm、江戸末期の「2.5尺」が約95cmで、いまの長さにほぼ当たります。幅は織った布の幅(並幅)そのままで、長い辺は織り端、短い辺だけを切って使うのが手ぬぐいの形です。
端を縫わない理由
手ぬぐいの短い辺は縫われていません。岩手県一関市の京屋染物店(大正7年創業)は、2022年8月20日の神戸新聞の記事で、端を縫わない理由を3つ挙げています。乾きが早いこと(縫い目に水分がたまらない)、衛生的なこと(乾きやすいので雑菌が増えにくい)、応急処置に使えること(端から裂いて手当てに使え、下駄の時代には切れた鼻緒の代わりにもした)の3つです。同じ記事は、ほつれは「使う、洗う、ほつれを切る」を繰り返すうちに自然に止まり、洗濯を重ねると端から約1cmで落ち着くとも説明しています。
現場での経験から言えば、この乾きの早さが、手ぬぐいがタオルに置き換わらなかったいちばんの理由だと思います。汗で濡れた手ぬぐいを昼休みに干しておくと、午後には乾いています。タオルではそうはいきません。
かぶり方の種類 ― 鉢巻、頬かむり、喧嘩かぶり

手ぬぐいのかぶり方6種(辞典の記述をもとに図にしたもの)
日本大百科全書は、手ぬぐいのかぶり方として、ほおかぶり、大臣かぶり、米屋かぶり、けんかかぶり、姉さんかぶり、巻かぶり、鉢巻を挙げ、頭にかぶる目的を、ちりよけ、防寒・防暑、人目を避けることとしています。世界大百科事典は、江戸の錦絵に約30種の被り方が残っていると書いています。辞典に形の説明があるものを表にしました。
| かぶり方 | 形(辞典の記述の要点) | 誰が・いつ |
|---|---|---|
| 向こう鉢巻 | 細長く折った手ぬぐいを額に巻き、額の前で結ぶ | 鎌倉時代以降、武士が烏帽子の脱落を防ぐために締めた、現在は主に労働のとき |
| 後ろ鉢巻 | 同じく額に巻き、後頭部で結び下げる | 同上、軍陣では正面で引き違えて結ぶものを「二重鉢巻」と呼んだ |
| ねじり鉢巻 | 折らずにしごいて撚りをかけ、額に巻いて端を布の間に挟む | 労働用(マイペディア) |
| 頬かむり(ほおかぶり) | 頭から頬・あごにかけて布で覆い隠す | 語の初出は『文机談』(1283年ごろ)、水田作業では男性に多い |
| 姉さんかぶり | 手ぬぐいの中央を額に当て、左右の端を後頭部へ回し、一端を上に折り返すか角を額に挟む | 女性のかぶり方、水田作業の女性 |
| 喧嘩かぶり | 右か左から巻いて頭を覆い、巻き始めと巻き終わりの端を髷(まげ)の後ろにかけて結ぶ | 鳶職などが喧嘩のときにけがを防ぐためにかぶった(『守貞漫稿』) |
| 吉原かぶり | 二つ折りにして頭にのせ、両端を髷の後ろで結ぶ、前は左右に広げる | 新内流しや遊里の芸人・物売りに多い、用例の初出は1806年 |
| 米屋かぶり・大臣かぶり | 名前は辞典にあるが、形の説明は無い | ― |
出典: コトバンク(日本大百科全書「手拭」「鉢巻」、改訂新版 世界大百科事典「鉢巻」「手拭」、精選版 日本国語大辞典「鉢巻」「頬被り」「喧嘩被り」「吉原被」、デジタル大辞泉「姉さん被り」、百科事典マイペディア「鉢巻」「手ぬぐい」、世界大百科事典(旧版)「仕事着」)
鉢巻は、世界大百科事典によると古くは「抹額(まっこう)」と呼ばれ、鎌倉時代以降に武士が軍陣で烏帽子の脱落を防ぐために締めたことから、長く武装のひとつと考えられてきました。一方で民間には古くからの風習が残り、神輿をかつぐ若者が鉢巻をする風習は各地に広くあります。いまの現場で見る「後ろで結ぶかぶり方」は、この鉢巻と、頭全体を覆うかぶり方の中間のようなもので、頭のてっぺんまで布で覆い、後頭部で結びます。日本大百科全書の「被り物」の項には、江戸時代には手拭による頬かぶりさえ禁じられたことがあった、ともあります。顔を隠すかぶり方は、取り締まりの対象になることもあったわけです。
色と染め ― 白から藍へ、そして注染
マイペディアは、手ぬぐいは初めは白無地だったが、赤手ぬぐい、渋手ぬぐい、そうめん絞、豆絞などの染めが発達した、と書いています。日本大百科全書は、浅葱(あさぎ)や藍染めが主で、有松絞り、豆絞り、芥子絞りなどの絞りがあり、東京手拭や堂島手拭の名も挙げています。庭師の手ぬぐいが紺や浅葱なのは、腹掛けや股引と同じく、藍で染めた木綿が安く丈夫で、汚れが目立ちにくかったからです。藍そのものの話は「藍染と庭師の装い」に書いたので、ここでは重ねません。
いま手ぬぐいの染めとしてよく聞く「注染(ちゅうせん)」は、堺市の公式ページによると、明治20年ごろに大阪で生まれた技法です。もともと手ぬぐいを染めるために考案され、のちに浴衣にも使われ、明治36年の内国勧業博覧会での入賞をきっかけに全国に広まりました。第二次世界大戦で大阪市内の業者が堺に移ってから堺の伝統産業として根づき、令和元年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品になっています。型紙で防染の糊を置き、折り重ねた布の上から染料を注いで一度に染めるので、表と裏が同じように染まるのが特徴です(堺市)。
庭師の仕事で、手ぬぐいはどう働くか
ここからは現場での経験から書きます。庭師にとって手ぬぐいは、頭にかぶる布であると同時に、一日のあいだに何度も形を変える道具です。
- 頭にかぶる: 汗が目に入るのを止め、髪に葉や木くずが付くのを防ぎ、日差しを受け止めます。生垣の中に頭を入れて刈り込むとき、頭を覆っていると枝が髪に絡みません。
- 首に掛ける: 襟元からの日差しと、首筋を伝う汗を受けます。夏は水で濡らして首に当てると、短い時間ですが体が楽になります。
- 汗をぬぐう・手を拭く: 首に掛けた手ぬぐいで顔や首筋の汗をぬぐい、手を洗ったあとはハンカチ代わりに手を拭きます。道具を拭くことはほとんどありません。
- 縛る・包む: 枝を束ねる、小さな物を包む、けがをしたときに裂いて押さえる。縫っていない端から裂けるのは、この場面で助かります。
- 冬は防寒: 頭と耳を覆うだけで、早朝の寒さがずいぶん違います。
1本の布でこれだけの役を兼ねるのは、薄くて、すぐ乾いて、縛れて、裂けるという手ぬぐいの性質があってのことです。私の感覚では、庭師が手ぬぐいを手放さないのは、伝統だからというより、ほかに代わりがないからです。

松の庭園での手入れの日。頭には無地の手ぬぐい

松の庭園での作業の合間(記事「庭師の服装の歴史」から再掲)
現代の現場で ― ヘルメットの下の手ぬぐい

現代の現場での手ぬぐいの使い方。ヘルメットの下に薄く巻く、首に掛ける、汗をぬぐう、手を拭く(イラストは当社作成)
高木の剪定や特殊伐採の日は、手ぬぐいの上にヘルメットをかぶります。仕事で使うヘルメットは法令の上では「保護帽」で、型式検定に合格したものを使うことが求められています。手ぬぐいや鉢巻は、頭を守る保護具ではありません。ヘルメットの区分や、保護眼鏡・イヤーマフとの組み合わせは、連載「アーボリストの基礎」の「頭と体を守る ― ヘルメット・保護眼鏡・耳と手足の保護具」に書いたとおりです。
ヘルメットの下に手ぬぐいを巻いてよいのか
この記事を書くにあたって、法令と規格を確かめました。労働安全衛生法、労働安全衛生規則、「保護帽の規格」(昭和50年労働省告示第66号)のどれにも、保護帽の下に帽子や手ぬぐいをかぶることを禁じる条文はありません。規格が定めているのは、帽体・着装体(ハンモックやヘッドバンド)・あごひもの構造と、ヘッドバンドを着用者の頭に合わせて調節できること、墜落時保護用の衝撃吸収ライナーなどで、試験は完成品の保護帽で行います。日本ヘルメット工業会の取扱マニュアルに基づく取扱説明(ミドリ安全)は、まっすぐ深くかぶる、後ろに傾けない、ヘッドバンドを頭の大きさに合わせて固定する、あごひもを緩みなく締める、と求めています。
つまり、保護帽は頭に密着して固定されることで性能を出す道具で、その密着と固定を損なわないことが条件です。厚い布や大きな結び目を着装体の内側に挟めば、隙間ができて衝撃のときにずれる恐れがあります。建設の現場では、この理由でヘルメットの下のタオルを禁じている元請けもあり、その代わりに、メーカーが作っているヘルメット用のインナーキャップや汗取りパッドを認めている例があります(トヨタ紡織の外来工事安全衛生協力会の資料)。
当社の現場では、手ぬぐいを薄く一重に巻き、結び目をヘルメットの縁より下の後頭部に出し、その上からヘッドバンドを頭に合わせて締め直して、あご紐を締めます。汗を吸わせてヘルメットの内側を清潔に保ち、額から目に汗が落ちるのを止めるためで、これは現場での経験から言うことです。手ぬぐいを巻いてからヘルメットをかぶると、あご紐の当たりも柔らかくなります。元請けや施設の決まりでヘルメットの下の布が禁じられている現場では、その決まりに従います。

松の庭園でも、樹上の作業の日はヘルメットとハーネス。手ぬぐいはその下に
地上の手入れで、頭上に物が落ちてくる危険が無く、高さのある作業が無い日には、手ぬぐいだけで作業することもあります。何をかぶるかは、その日の作業の内容と現場の状態に照らして決めます。
職人の視点 ― 手ぬぐいの結び方は、その人の癖になる
同じ無地の手ぬぐいでも、巻き方は人によって違います。額の上で浅くかぶる人、耳まで深く覆う人、結び目を右に寄せる人。何年も同じ巻き方をしていると、朝に手ぬぐいを巻いた瞬間に、その日の仕事の構えができます。辞典に30種のかぶり方が残っているのは、江戸の職人たちがそれぞれの仕事と体に合わせて巻き方を工夫し、それが名前になるほど定着したからだと思います。庭師の手ぬぐいの巻き方も、きっとその続きにあります。
よくある質問(Q&A)
Q1. 手ぬぐいの大きさはどのくらいですか?
A. 世界大百科事典によると、現在は幅34〜36cm、長さ94〜96cmが一般的です。古くは鯨尺で三尺(約114cm)に切ったものが基本で、江戸末期にはほぼ鯨尺2.5尺(約95cm)になりました。江戸東京博物館に収蔵された昭和40年代の手ぬぐいは34.8cm×89.5cmです。
Q2. 手ぬぐいの端はなぜ縫っていないのですか?
A. 老舗の染物店の説明では、縫い目が無いと水分がたまらず乾きが早いこと、乾きやすいので衛生的なこと、端から裂いて応急処置に使えることの3つが理由です。ほつれは洗ううちに端から約1cmで止まります。
Q3. 手ぬぐいはいつからありますか?
A. 古くは晒の麻布で、平安時代には上流階級の儀式用でした。室町時代に汗ふき用と手巾用に分かれ、江戸中期以降に木綿が普及して庶民に広まりました(日本大百科全書)。言葉は『延喜式』の「手巾」などから「たのごひ」が変化したものとされています(精選版 日本国語大辞典)。
Q4. 手ぬぐいのかぶり方には、どんな種類がありますか?
A. 日本大百科全書は、ほおかぶり、大臣かぶり、米屋かぶり、けんかかぶり、姉さんかぶり、巻かぶり、鉢巻を挙げています。鉢巻には向こう鉢巻・後ろ鉢巻・ねじり鉢巻があり、世界大百科事典は江戸の錦絵に約30種のかぶり方が残ると書いています。
Q5. 喧嘩かぶりとは何ですか?
A. 手ぬぐいを右か左から巻いて頭を覆い、巻き始めと巻き終わりの端を髷の後ろにかけて結ぶかぶり方です。鳶職などが喧嘩のときにけがを防ぐためにかぶったことから名づけられたと、精選版 日本国語大辞典は『守貞漫稿』を引いて説明しています。
Q6. 注染とは何ですか?
A. 堺市の公式ページによると、明治20年ごろに大阪で生まれた染めの技法で、もともと手ぬぐいを染めるために考案されました。型紙で防染の糊を置き、折り重ねた布の上から染料を注いで一度に染めるので、表と裏が同じように染まります。令和元年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品になっています。
Q7. 庭師はなぜ頭に手ぬぐいを巻くのですか?
A. 現場での経験から言えば、汗が目に入るのを止め、髪に葉や木くずが付くのを防ぎ、日差しを受け止めるためです。生垣に頭を入れて刈り込むときは枝が髪に絡みません。冬は頭と耳の防寒にもなります。
Q8. ヘルメットの下に手ぬぐいを巻いてもよいのですか?
A. 法令と「保護帽の規格」に、保護帽の下に布をかぶることを禁じる条文はありません。ただし保護帽は頭に密着して固定されることで性能を出すので、厚い布や大きな結び目を着装体の内側に挟まないことが条件です。当社では薄く一重に巻き、結び目をヘルメットの縁より下の後頭部に出し、その上からヘッドバンドとあご紐を締め直します。元請けや施設が禁じている現場では、その決まりに従います。
Q9. 手ぬぐいのほつれは、どう手入れすればよいですか?
A. 老舗の染物店の説明では、使う、洗う、ほつれを切る、を繰り返すとほつれは自然に止まり、洗濯を重ねると端から約1cmで落ち着きます。気になるときは、ほつれた横糸をはさみで切りそろえ、縦糸のふさは切らずに残します。切るとまたほつれるためです。
Q10. 鉢巻と手ぬぐいかぶりは、どう違うのですか?
A. 鉢巻は、細長く折った手ぬぐいを額に巻いて結ぶもので、頭のてっぺんは出ています。鎌倉時代以降に武士が烏帽子の脱落を防ぐために締めたのが始まりとされ、いまは主に労働と祭礼で使われます(世界大百科事典)。頬かむりや姉さんかぶりのように頭全体を布で覆うかぶり方とは、覆う範囲が違います。
次回は、半纏と法被、印半纏の紋の話です。公開したら、連載の一覧からたどれるようにします。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
出典・参考情報
- コトバンク「手拭」「手ぬぐい」「鉢巻」「頬被り」「喧嘩被り」「吉原被」「姉さん被り」「被り物」(日本大百科全書、改訂新版 世界大百科事典、精選版 日本国語大辞典、デジタル大辞泉、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、百科事典マイペディア、世界大百科事典(旧版)) https://kotobank.jp/
- 江戸東京博物館 デジタルアーカイブズ「手ぬぐい『林家木久蔵』」(昭和40年代、34.8cm×89.5cm) https://www.edohakuarchives.jp/detail-242789.html
- 堺市「ゆかた・手ぬぐい(注染)」(堺の伝統産業) https://www.city.sakai.lg.jp/kanko/sakai/keisho/dentosangyo/yukata_tenugui.html
- 神戸新聞NEXT「『手ぬぐいは育てるもの』って知ってた? 『ほつれ』気になるときのお手入れ方法、老舗染物店が解説」(2022年8月20日、京屋染物店の説明) https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202208/sp/0015569924.shtml
- 厚生労働省「保護帽の規格」(昭和50年労働省告示第66号) https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=74066000&dataType=0&pageNo=1
- ミドリ安全「ヘルメット(保護帽)の取扱説明」(日本ヘルメット工業会の保護帽取扱いマニュアルに基づく) https://ec.midori-anzen.com/shop/contents2/sc_manual.aspx
- 谷沢製作所「保護帽について(FAQ)」 https://www.tanizawa.co.jp/support/faq/helmet/
- トヨタ紡織株式会社 外来工事安全衛生協力会「『ヘルメット下の被り物』〜客先から認められている保護具とは?〜」 https://tbanzen-kyouryokukai.gr.jp/1234567.pdf
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