渋谷区恵比寿のブロック塀改修工事現場で
こどもたちの職業体験を行う事が出来ました。
渋谷区恵比寿のブロック塀の改修工事の現場で、こどもたちに職人の仕事を体験してもらった記録です。体験してもらったモルタルづくりや水平の確認が、ブロック塀の工事のどこにつながっているのかを、建築基準法施行令や国土交通省・セメント協会の資料をもとに書き添えます。
ブロック塀の改修工事の現場で、職人の仕事を体験
セメント、砂、水を混ぜて、モルタルをつくったり、
職人さんが積んだブロックを一緒に水平器で水平を確認したり、
使った道具を整理整頓、綺麗に洗ったり、
たくさん頑張ってくれました!
写真は、かくはん機で練るモルタルにひしゃくで水を入れる手伝い、取り壊したブロックのがらをかごで運ぶ作業、新しく積んだブロックの足元の土をならす作業、使った道具をたらいで洗う片付けの様子です。最後の1枚は、職人がハンマードリルでブロックに穴をあけているところです。
一般に、セメントは皮膚や眼に重い損傷を起こすおそれがあり、扱うときは保護手袋や保護眼鏡などを着用することとされています(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」GHS モデル SDS「ポルトランドセメント」)。
けどやっぱり、こどもたちは3時休憩のジュースとおやつが1番ですね!
帰宅した後もこんな仕事が楽しかったと色々話をしてくれてました。
思い出に残る良い体験になってくれたようでよかったです。
モルタルとは──セメントと砂と水でつくる「つなぎ」
こどもたちがつくったモルタルは、セメントに砂と水を混ぜたものです。セメント協会の解説では、セメントと水だけのものをセメントペースト、そこに砂を加えたものをモルタル、さらに砂利を加えたものをコンクリートと呼び、モルタルは壁や床の仕上げ、レンガやタイルのつなぎに使われるとしています。
| 呼び名 | 混ぜる材料 | 主な使い道 |
|---|---|---|
| セメントペースト | セメント+水 | 表面仕上げ、ひび割れ補修 |
| モルタル | セメント+水+砂 | 壁・床の仕上げ、レンガやタイルのつなぎ |
| コンクリート | セメント+水+砂+砂利 | 建物・橋・ダム・トンネルなど |
出典: 一般社団法人セメント協会「コンクリートってどんなもの?」(セメント協会のサイト)
セメントは、乾いて水が抜けるから固まるのではありません。粉に水を加えると化学反応(水和反応)が起こって新しい物質ができ、その反応で固まります。セメント協会は、コンクリートは時間とともに固くなり、混ぜてから約28日で最終的な強さのおよそ80%に達すると説明しています。同じ協会のよくある質問では、コンクリートの強さは水とセメントの重さの割合(水セメント比)で決まり、理論的には水が少ないほど強くなるとしています。
ブロック塀には、法令で決まった形がある
職人さんが積んだブロックの水平を、こどもたちと一緒に水平器で確かめました。鉄筋を入れて積むコンクリートブロックの塀は、法令では「補強コンクリートブロック造の塀」と呼ばれ、建築基準法施行令 第62条の8 に、高さ・壁の厚さ・鉄筋・控壁・基礎の決まりがあります。高さは2.2m以下、壁の中には径9mm以上の鉄筋を縦横80cm以下の間隔で入れ、高さが1.2mを超える塀には長さ3.4m以下ごとに控壁を設けます。壁の厚さは15cm以上(高さ2m以下の塀は10cm以上)、基礎の丈は35cm以上、根入れの深さは30cm以上です。高さ1.2m以下の塀では控壁と基礎の決まりが除かれ、構造計算で安全が確かめられた場合はこれらの決まりによらないこともできます。

図: 補強コンクリートブロック造の塀の主な決まり(出典: 建築基準法施行令 第62条の8 をもとに作成した模式図)
古いブロック塀の点検のポイント
2018年(平成30年)6月18日の大阪府北部を震源とする地震では、ブロック塀の倒壊が大きな問題になりました。国土交通省は同じ年の6月21日、塀の所有者にチェックポイントを使った安全点検を呼びかけ、危険が分かった場合は、近くを通る人への注意の表示と、補修・撤去が必要になるとしています。チェックポイントは次のとおりです。
| 点検の項目 | 確かめること |
|---|---|
| 1 高さ | 地盤から2.2m以下か |
| 2 厚さ | 10cm以上か(高さ2m超2.2m以下は15cm以上) |
| 3 控え壁 | 高さ1.2m超の塀で、長さ3.4m以下ごとに高さの1/5以上突き出た控え壁があるか |
| 4 基礎 | コンクリートの基礎があるか |
| 5 塀の状態 | 傾き、ひび割れはないか |
| 6 鉄筋(専門家と確かめる) | 径9mm以上の鉄筋が縦横80cm間隔以下か、基礎の根入れは30cm以上か(高さ1.2m超の塀) |
出典: 国土交通省「ブロック塀等の点検のチェックポイント」(日本建築防災協会のパンフレット「地震からわが家を守ろう」2013年1月をもとに国土交通省が一部変更)、国土交通省 報道発表資料(平成30年6月21日)。表は資料の文をもとに当社でまとめたもの
1〜5は外から見て確かめられる項目で、ひとつでも合わないところや分からないところがあれば、専門家に相談するよう書かれています。塀の中の鉄筋は外からは見えないため、6は専門家と一緒に確かめる項目です。
こどもたちの職業体験を、これからも
今後地域のこどもたちにもこのような職業体験ができる機会をつくり
社会貢献の機会を増やしていければと思います。
当社のこどもたちの職業体験は、これまでに樹木医の樹木診断の見学や、幼稚園の保存樹木の伐採の見学、ケヤキの植樹式などを行ってきました。
造園工事と合わせて、外構エクステリアの工事も対応可能です。
地域密着で丁寧な施工を心がけております。
下記の過去の外構工事
よくある質問
Q1. モルタルとコンクリートは何が違いますか。
モルタルはセメントと水と砂を混ぜたもの、コンクリートはそこにさらに砂利を加えたものです。モルタルは壁や床の仕上げ、レンガやタイルのつなぎに使われます(セメント協会)。
Q2. 古いブロック塀は、どこを見れば安全か分かりますか。
国土交通省のチェックポイントでは、高さ(地盤から2.2m以下)、厚さ、控え壁、基礎の有無、傾きやひび割れを外から確かめます。ひとつでも合わないところや分からないところがあれば、専門家に相談するよう書かれています。
Q3. ブロック塀は、どのくらいの高さまで積めますか。
鉄筋を入れて積む補強コンクリートブロック造の塀は、建築基準法施行令 第62条の8 で高さ2.2m以下と決められています。壁の厚さは15cm以上(高さ2m以下の塀は10cm以上)です。
「植栽リノベーション」のサービス内容と、ご相談の窓口であるお問い合わせのページはこちらです。
出典・参考情報
・建築基準法施行令 第62条の8(e-Gov 法令検索)
・国土交通省「ブロック塀等の点検のチェックポイント」、報道発表資料「建築物の既設の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検について」(平成30年6月21日)
・一般社団法人セメント協会「コンクリートってどんなもの?」「よくある質問:コンクリートについて」
・厚生労働省「職場のあんぜんサイト」GHS モデル SDS「ポルトランドセメント(アスベストを含まず、結晶性シリカ1%未満)」(2025年3月14日改訂)
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