MRS(動くロープのシステム)は、支点で折り返した1本のロープの両端を使い、少ない力で体を引き上げられる、従来から使われてきた登はんの仕組みです。連載「アーボリストの基礎」の第12回では、その全体像と倍力の理屈、長所と短所、日本の法令と海外の基準での扱いを、樹木医が解説します。
この連載をお読みいただく前に
この記事は、ツリークライミングの仕組みと安全の考え方を紹介するものです。登り方や結び方の手順は載せていません。樹上での作業は、資格と経験のある指導者のもとで訓練を受けてから行うもので、記事だけを手がかりに木に登ることは、重大な事故につながるため決して行わないでください。
第11回の登る前の段取りに続き、今回から登るシステムそのものの回に入ります。次の第13回で取り上げる SRT(止めたロープのシステム)と比べる土台になるので、この回では MRS の中身を深く見ていきます。器具へのロープの通し方や登り方は、指導者が現場で直接教えるもので、この記事には載せません。
MRS とは ― 支点で折り返す1本のロープ
MRS は Moving Rope System の頭文字で、「動くロープのシステム」です。1本のロープを樹上の支点で折り返して二重にし、その両端をアーボリストの側で使います。アーボリストが動くたびにロープが支点の上を流れるので、「動くロープ」と呼ばれます。
日本の法令・JIS・厚生労働省や林野庁の資料には、この仕組みを名指しで説明したものは見当たりませんでした。海外では、国際アーボリカルチャー協会(ISA)の木登りの資格(ISA Certified Tree Climber)の試験の範囲が、ロープを木に設ける方法として MRS と SRS(Stationary Rope System、止めたロープのシステム)を挙げ、実技試験の評価票にも MRS でロープを設ける課題があります。MRS は以前 DdRT(Doubled Rope Technique、ダブルロープ技術)と呼ばれ、英国のアーボリカルチャーの職能団体 Arboricultural Association(AA)の研究報告は MRT と呼んでいます。呼び名は違っても、指すものは同じです。
| 呼び名 | 意味 | 使っているところ |
|---|---|---|
| MRS(Moving Rope System) | 動くロープのシステム | ISA の資格の試験範囲・実技試験の評価票、ペツルの技術資料 |
| DdRT(Doubled Rope Technique) | ダブルロープ技術(以前からの呼び名) | ペツルの技術資料とカタログ、ISA のイベント一覧の講習案内 |
| MRT(Moving Rope Technique) | 動くロープの技術 | 英国 AA の研究報告(2020年) |
| SRS・SRT(比べる相手) | 止めたロープのシステム(第13回) | ISA の試験範囲、ペツル |
出典: ISA「ISA Certified Tree Climber Examination Outline」、ISA のイベント一覧の講習案内(2022年)、ペツル「Basic tree care concepts」、英国 AA の研究報告(2020年7月)
システムを形づくるもの
ペツルの技術資料は、体を確保するシステムを、支点とその付属品、ロープ、ロープの調整器具、ハーネスへのつなぎに分けて説明しています。MRS に当てはめると次のとおりです。
| 要素 | MRS での例 | 役割 |
|---|---|---|
| 支点と付属品 | 枝の付け根、フォールスクロッチ・フリクションセーバー(人工の支点の器具) | ロープが折り返す点 体の重さを最後に受け止める |
| ロープ | メインロープ1本(二重にして使う) | 体を支え、動くと支点の上を流れる |
| ロープの調整器具 | 摩擦の結び(フリクションヒッチ)、機械式の器具(ZIGZAG など) | ロープを止めたり送り出したりして、体の高さと位置を決める |
| ハーネスへのつなぎ | カラビナなど | システムと体をつなぐ |
出典: ペツル「Basic tree care concepts」、同「ツリーケア カタログ 2026」(日本語版)p.6・p.19・p.33
両端はどちらもアーボリストの側に下りてきて、調整器具とともにハーネスにつながります。摩擦で体が止まる仕組みは第7回で書きました。ペツルのカタログは ZIGZAG を「従来式のプルージックプーリーシステムと同様のシステム」とし、チェーンがロープの流れを自動で止める、ダブルロープ技術で使える器具と説明しています。どこに何をどうつなぐかは、指導者のもとで習う項目です。

MRS の全体像
少ない力で体が上がる理屈 ― 倍力は理屈の上で 2:1
MRS の大きな特徴の一つは、少ない力で体を引き上げられることです。小さな力で大きな重さを動かせるようにする仕組みを、倍力と呼びます。
日本の法令・JIS・厚生労働省の資料に、樹上の MRS の倍力を説明したものは見当たりませんでした。ISA の公開資料にも、比を数字で示したものは今回見つからず、講習の案内が「登はんのシステムの物理の基本と倍力」を挙げている程度です(ISA の登はんの手引きは有償で、中身はまだ確かめていません)。比を示しているのは英国の AA の研究報告で、止めたロープを登る SRT を 1:1、従来の登り方(DdRT)を 2:1 と説明し、ロープが動く技術では、摩擦の結びが支えるのは理屈の上で体重の半分だけだ、と書いています。
なぜ 2:1 になるのか
支点を滑車に見立てると分かりやすくなります。ロープは支点で折り返しているので、体は2本のロープで吊られています。体重を2本で分けて支えるので、ロープを引く力は、理屈の上では体重のおよそ半分で済みます。ペツルの技術資料も、比の数字は書いていませんが、二重のロープには自分で自分を引き上げる効果があり、ロープが支点の役をして登る力を減らす、と説明し、1本のロープでは特別な組み方をしない限り、引くたびに体重のすべてを引く、と比べています。
| 比べる点 | MRS(DdRT) | SRT(第13回) |
|---|---|---|
| ロープ | 支点で折り返し、支点の上を流れる | 固定され、流れない |
| 倍力の比(理屈の上) | 2:1 | 1:1 |
| 結び・器具が支えるもの(理屈の上) | 体重の半分 | 体重のすべて |
| 体を引き上げる力 | 自分で引き上げる効果で減る | 特別な組み方をしない限り、体重のすべてを引く |
出典: 英国 AA の研究報告(2020年7月)p.5・p.22、ペツル「Movement and work in the tree using DdRT and SRT with the ZIGZAG」。比は摩擦を考えない理論値

倍力の比(理屈の上)
理論値であることを忘れない
2:1 は、摩擦を考えない理論値です。実際は、ロープが支点の上を擦れながら流れ、器具の中でも摩擦が生じるので、その分だけ余計に力が要ります。ペツルがフォールスクロッチに滑車を組み込み、「支点でのロープの流れがスムーズ」になるようにしているのは、この摩擦を減らすためです。倍力の比は仕組みを理解するための考え方で、実際の力の目安ではありません。
MRS の長所と短所 ― 向いている場面
日本の法令・基準には、MRS と SRT の使い分けを示したものは見当たりません。海外では、ISA の試験範囲が両方を知っておくべき方法に挙げていますが、長所と短所を並べた公開資料は見つからなかったので、ペツルの技術資料とカタログで整理します。ペツルも、どちらの技術にも状況によって長所と短所がある、と前置きしています。
| 比べる点 | MRS の特徴 | 長所か短所か |
|---|---|---|
| 支点を選ぶ場所 | 樹上で、アーボリストが自分で選ぶ | 長所 |
| 作業を始めるまで | 作業の前に木の上部まで行く必要がある | 短所 |
| 樹冠の中の動き | あらゆる方向に移動しやすく、枝の上を歩くとき(リムウォーク)に体を支えやすい | 長所 |
| ロープの曲がり | 途中の枝を回ると、動きの効率と滑らかさが落ちる | 短所 |
| 幹へ戻るとき | 自分で引き上げる効果で、登る力が減る | 長所 |
| 支点 | ロープが擦れて摩擦が生じる 一方で支点にかかる荷重の考え方は単純 | 両方 |
出典: ペツル「Movement and work in the tree using DdRT and SRT with the ZIGZAG」、同「ツリーケア カタログ 2026」(日本語版)p.6・p.33
長所 ― 支点を確かめ、樹冠の中を広く動ける
ペツルの技術資料は、MRS では樹上で支点を選べることを長所に挙げています。地上から設けた支点を使う SRT は、使う前に支点の質を確かめにくい、とされているのと対になる点です。ペツルのカタログは、ダブルロープ技術での移動について、樹冠内のあらゆる方向に簡単に移動でき、リムウォークの際に高いサポート性を発揮する、と書いています。

斜めの太枝の上を歩いて上る作業員(リムウォーク)

支点から離れて枝先へ出る作業員。メインロープが支点へ斜めに張る

樹冠の中で作業する職人たちを、地上から見上げる
短所 ― 上部まで行くことと、支点の摩擦
SRT なら登る途中から作業に入れるのに対し、MRS では、まず支点の高さまで行ってからになります。また、ロープが支点の上を流れるので、支点ではいつもロープが擦れています。ペツルのカタログは、フォールスクロッチを、樹木を傷つけずに作業用ロープを設けられ、支点でのロープの流れを滑らかにする器具として紹介し、ダブルロープ技術での使用を勧めています。ロープが樹皮を直接擦り続けないようにすることは、樹木を守ることにもつながります。どちらのシステムを選ぶかの考え方は、第13回で書きます。
MRS の決まり ― 二重に見えても、確保は1つ
日本の法令 ― ロープ高所作業との関係
日本では、労働安全衛生規則が、作業床を設けることが難しい高い所で、昇降器具で体を保持しながら行う作業を「ロープ高所作業」とし、特別教育を求めています(第36条第40号)。昇降器具は、労働者が自分の操作で上り下りする器具で、作業箇所の上方の支持物にロープを緊結してつり下げたものです。ロープ高所作業では、体を保持するロープ(メインロープ)とは別に、墜落制止用器具を取り付けるロープ(ライフライン)を設け(第539条の2)、2本はそれぞれ異なる堅固な支持物に確実に緊結し、どちらも十分な長さのものとします(第539条の3)。
ただし、支点で折り返し、ロープが支点の上を動く樹上の MRS がこの昇降器具に当たるか、ロープ高所作業の規則でいうメインロープとライフラインの決まりとどう関係するかは、公的には示されていません。どの決まりが当たるかは第20回で書きます。ここでは、ロープに体を預けて自分の操作で昇り降りする作業には、日本でも特別教育・作業計画・器具の点検などの決まりがある(第539条の2〜第539条の9)、と押さえておきます。
二重のロープは「1つの確保のシステム」
MRS では、支点から2本のロープが下りてきます。海外では、ANSI Z133 の改訂案が、MRS と SRS を分けずに「登はんのシステム」として決まりを書き、登っている間は常にメインロープと、少なくとももう1つの確保の手段(例えばワークポジショニング用のランヤード)を身に付けているよう定めています(8.2.4)。2つの確保の使い方は第14回で書きます。
補いとして、メーカーのペツルの技術資料は、見た目は2本でも、ロープは二重だが1つの確保のシステムである、とはっきり注意しています。2本は同じ1本のロープが同じ支点で折り返したもので、支点・ロープ・器具に頼っている点では、1本のロープと変わりません。
だからペツルは、刃物を使うときは2つの独立した確保のシステムを使うよう求め、ZIGZAG で切る作業の体を確保するときも、独立した2つ目のシステムを使うよう書いています。2本のロープが見えていても、2点の確保にはなっていません。

メインロープとは別にランヤードを幹に回し、手鋸で枝を切る作業員
ロープの長さと、たるみ
MRS はロープを二重にして使うので、支点から地上まで往復できる長さが要ります。日本のロープ高所作業の決まりも十分な長さを求めています(第539条の3)。海外では、ANSI Z133 の改訂案が、地上まで届く長さがあると確かめた場合を除き、メインロープの末端近くにストッパーノット(止め結び)を設けるよう求め、ISA の試験範囲にも、地上まで降りるのに十分なロープがあるかを確かめる方法が入っています。
もう一つは、たるみです。ISA の試験範囲は、振り子や墜落を防ぐ考え方として、支点より上に登らないこと、システムのたるみを溜めないことを挙げ、ペツルも、支点とアーボリストの間にたるみの輪を作ると落ちる距離が増える、と注意しています。
支点とロープを確かめる
日本のロープ高所作業の決まりは、ロープを上方の堅固な支持物に確実に緊結するよう求めています(第539条の3)。海外では、ANSI Z133 の改訂案が、支点はロープが横へずれず、作業の力に耐え、制御できない振り子の揺れを受けない位置にするよう定め(支点の枝の見方は第10回)、降りる前と降りる間に、摩擦の結びまたは機械式の器具の下のロープの傷みを確かめるよう求めています。ロープはメーカーが木登りに適すると示し、ほかの部品と合うものとされ、ZIGZAG は欧州の規格 EN 1891 タイプA のセミスタティックロープで使う器具です。点検の考え方は第8回で書きました。
| 決まり | 日本(ロープ高所作業) | 海外(ANSI Z133 改訂案・ISA)と補い |
|---|---|---|
| 確保の数 | メインロープとライフラインを別に設ける(第539条の2) | 常にもう1つの確保の手段を身に付ける(Z133 改訂案) 二重のロープは1つの確保のシステム(ペツル) |
| ロープの長さ | 十分な長さのもの(第539条の3) | 地上まで届くと確かめていなければ末端にストッパーノット(Z133 改訂案) |
| 支点 | 上方の堅固な支持物に確実に緊結(第539条の3) | 横へずれず、作業の力に耐え、制御できない振り子の揺れを受けない位置(Z133 改訂案) |
出典: 労働安全衛生規則(e-Gov 法令検索)、ANSI Z133 改訂案(第2回公開レビュー版、2024年1月)、ペツル「Basic tree care concepts」。日本の欄はロープ高所作業の決まりで、樹上の MRS に当たるかは公的には示されていない
職人の視点 ― 支点を自分の目で確かめてから、体を預ける
私の感覚では、MRS の良さは、支点を自分の目で確かめてから体を預けられることにあります。作業の前に木の上部まで行くのは手間に見えますが、登る途中で、枝の付け根や樹皮、枯れ枝を間近に見ることができます。樹木医として木を見る目と、登る人として支点を選ぶ目が、ここで重なります。
現場での経験から言うと、引く力が少なくて済むことは、体力を残すことにつながります。樹上での疲れは判断の鈍りになり、剪定の仕上がりにも安全にも響きます。少ない力で動けるのは、楽をするためではなく、切る枝の判断に気持ちを向け続けるためだと考えています。
私が修業時代から見てきた現場では、植木職人は腰縄で体を幹や枝にとどめ、両手を空けて鋏や鋸を使ってきました(第1回)。体を樹木に預けて手を使う考え方は今も同じで、変わったのは、預ける先が規格に沿ったロープと器具になり、樹冠の中を動ける範囲が広がったことです。当社の職人も、樹上の作業の多くを MRS で行っています。
新人のための確認
この回で覚える名前
- MRS(動くロープのシステム)、DdRT(ダブルロープ技術)、MRT
- 支点、フォールスクロッチ・フリクションセーバー
- 摩擦の結び(フリクションヒッチ)、機械式の器具(ZIGZAG など)
- 倍力、1つの確保のシステム、独立した2つ目の確保
- 日本の法令の言葉: ロープ高所作業、メインロープ、ライフライン
理解しておく考え方・決まり
- MRS は1本のロープを支点で折り返して使い、動くたびにロープが支点の上を流れる
- 倍力は理屈の上で 2:1。摩擦を考えない理論値で、実際は目減りする
- ロープが2本見えていても、確保のシステムは1つ。刃物を使うときは独立した2つ目の確保を取る
- ロープは支点から地上まで往復できる長さが要り、たるみを作らない
- 樹上の MRS が日本のロープ高所作業に当たるかは、公的には示されていない(第20回)
指導者のもとで習う項目
- 当社で使う MRS の器具と、その組み合わせ
- 器具へのロープの通し方と、使う前の点検
- 支点の選び方と設け方
- MRS での登り方・樹上での移動・降り方
- ロープの長さとたるみの確かめ方
よくある質問(Q&A)
Q1. MRS(DdRT)とは何ですか?
A. 1本のロープを樹上の支点で折り返して二重にし、両端をアーボリストの側で使う登はんのシステムです。アーボリストが動くたびにロープが支点の上を流れるので、Moving Rope System(動くロープのシステム)と呼ばれます。以前は DdRT(Doubled Rope Technique、ダブルロープ技術)と呼ばれ、国際アーボリカルチャー協会(ISA)の資格の試験範囲も MRS の名前で扱っています。
Q2. MRS では、なぜ少ない力で体が上がるのですか?
A. 支点を滑車に見立てると、体は折り返した2本のロープで吊られ、体重を2本で分けて支えるからです。英国の Arboricultural Association の研究報告は、この倍力を 2:1、止めたロープを登る SRT を 1:1 と説明しています。ただし 2:1 は摩擦を考えない理論値で、実際は支点や器具の摩擦で目減りします。
Q3. MRS と SRT はどう違いますか?
A. MRS はロープが支点の上を流れ、SRT はロープが固定されて流れません。MRS は樹上で自分で支点を選び、樹冠の中を広く動きやすい一方、作業の前に木の上部まで行く必要があります。どちらを選ぶかの考え方は、連載の第13回で SRT の仕組みと合わせて書きます。
Q4. MRS はロープが2本なので、2点で確保していることになりますか?
A. なりません。2本は同じ1本のロープが同じ支点で折り返したもので、メーカーのペツルも「ロープは二重だが1つの確保のシステム」と注意しています。刃物を使うときは、独立した2つ目の確保のシステムを使います。米国の安全基準 ANSI Z133 の改訂案も、登っている間は常にメインロープと、少なくとももう1つの確保の手段を身に付けているよう定めています。
Q5. この記事を読んで、自分で木に登ってもよいですか?
A. 記事だけを手がかりに木に登ることは、重大な事故につながるため行わないでください。この連載は仕組みと安全の考え方を紹介するもので、登り方や結び方の手順は載せていません。樹上での作業は、資格と経験のある指導者のもとで訓練を受けてから行うものです。高い木の手入れでお困りの場合は、専門の業者にご相談ください。
出典・参考情報
- e-Gov 法令検索「労働安全衛生規則」(第36条第40号、第539条の2、第539条の3)
- International Society of Arboriculture「ANSI Z133 改訂案(第2回公開レビュー版、2024年1月)」(最新版は Z133-2026。本文の記述は改訂案による)
- International Society of Arboriculture「ISA Certified Tree Climber Examination Outline」
- International Society of Arboriculture「ISA Certified Tree Climber Skills Test Evaluation Form」
- International Society of Arboriculture のイベント一覧「L1 Tree Climbing Methods, Work Positioning & Best Practice」(ArborMaster Training の講習案内、2022年)
- Arboricultural Association(英国)Ben Rose・Robert Knott「Stationary Rope Technique (SRT) Work Positioning: A United Kingdom (UK) Perspective」(2020年7月)
- Petzl「Basic tree care concepts」「Movement and work in the tree using DdRT and SRT with the ZIGZAG」「Examples of ZIGZAG handling」「Primary uses of the ZIGZAG」
- ペツル「ツリーケア カタログ 2026」(日本語版)p.5・p.6・p.19〜21・p.33
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次回の第13回は、ロープを固定して使う SRT(止めたロープのシステム)の仕組みを取り上げ、今回の MRS と比べながら、どちらが選ばれるかの考え方を書きます。
この連載をお読みいただく方へ
この記事は、ツリークライミングの仕組みと安全の考え方を紹介するものです。登り方や結び方の手順は載せていません。樹上での作業は、資格と経験のある指導者のもとで訓練を受けてから行うもので、記事だけを手がかりに木に登ることは、重大な事故につながるため決して行わないでください。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
※ 「アーボリスト」は、株式会社ツリークライミングワールドの登録商標です。当社の記事では、樹木の手入れを専門とする職業(英語の arborist)を指す言葉として使っています。
※ 「ツリークライミング」は、株式会社ツリークライミングワールドの登録商標です。当社の記事では、ロープとハーネスで樹木に登って作業する技術を指す言葉として使っています。
連載「アーボリストの基礎」のすべての回は、連載の一覧からご覧いただけます。

































