都内の公園内にあるサクラの木の診断を樹木医2名と、勉強を兼ねて若手職人1名で対応しました。
機器診断(樹木の内部がどの程度腐っているかを調べる)レジ「IML Resi PD500」という専用の機器を用いて、診断を行いました。
- 樹木医 診断 機器診断 根株診断 サクラ ベッコウタケ レジ
- 樹木医 診断 機器診断 根株診断 サクラ ベッコウタケ レジ
- 樹木医 診断 機器診断 根株診断 サクラ ベッコウタケ レジ
樹幹に細いキリを挿入して、腐っているかどうかを、調べていきます。測定値はリアルタイムで機器の液晶画面に表示されます。
この際、幹の内部が元気だとグラフは、大きな反応が出ますが、腐朽(幹の内部が腐っている)しているとグラフも低い値で横ばいになっています。
見た目では葉も茂り元気そうに見えても、根や幹の内部が悪くなっていることが分かりました。
内部の検査も重要ですが、この結果だけではなく、枝葉や樹皮の状態、キノコの有無、根の状態、周辺環境等の外観診断も重要な判断材料になります。
公園内では普段からたくさんの人々が利用している中で、樹木の周囲の土が踏み固められ、根が締め付けられる事で衰弱しまう踏圧被害などもよくみかけますので注意が必要なポイントです。
例えば根株腐朽菌と言われているベッコウタケがあります。根元や根の内部を腐らせてしまい、人で言うところの骨粗鬆症の様な状態になります。枝葉は元気でも急に木が倒れてしまうとても危険性が高いキノコです。倒木前の樹木の状態については一般の方目線で見ると葉もしっかりついていて全く危険な兆候は感じない事が多くあります。見た目には普通そうに見えても目には見えない幹や根の部分が腐ってしまい、倒木の危険性が知らず知らずのうちに高まってしまう点が非常に怖い部分でもあります。
- 樹木医 診断 機器診断 根株診断 サクラ ベッコウタケ レジ
- 樹木医 診断 機器診断 根株診断 サクラ ベッコウタケ レジ
樹木医の指導監督の元、若手職人も診断機器の操作や樹木医がチェックしているポイントなどを一生懸命メモを取っていました。
樹木医が診断を行う事で
・危険がある樹木
・注意が必要で経過観察が必要な樹木
・健全な樹木
を判定し今後の管理方針に活かしていきます。
弊社では今年から街路樹診断協会へ加入いたしました。常に診断に関する最新の知見に触れ診断業務に活かして、より安心安全で環境と景観の維持、向上に繋がるご提案を出来ればと思います。実際に現場作業の中で培ってきた剪定、伐採の経験と技術、そして樹木医としての知見を融合できる自社の特色を活かして、人と緑が仲良く共存出来る都市環境や景観づくりの一役が担えるように尽力してまいります。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
樹木医 髙尾聡司
関連記事
・ピカス(PiCUS)とは何か。音波と電気抵抗で幹の断面を診る樹木診断機器を、樹木医が解説します(このテーマのまとめ)
・レジストグラフ・貫入抵抗測定器とは何か。樹木医がレジ(Resi PD)で幹の中を「針」で診る機器診断を、一般の方向けに解説します(このテーマのまとめ)
・公園のサクラ(桜)を樹木医が樹木診断(機器診断)しました
・学校施設 ケヤキなど樹木医診断 東京都
・マンション内のイチョウ(銀杏) 樹木医診断(機器診断) 東京都大田区
・公園樹木診断 樹木医・外観診断 東京都
・学校施設内 桜(サクラ)樹木医診断 東京都
「樹木診断」のサービス内容と、ご相談の窓口であるお問い合わせのページはこちらです。
※ 「レジストグラフ」は、穿孔抵抗測定器を指す通称として、日本の樹木診断の現場で広く使われています。ただし、RESISTOGRAPH® は RINNTECH 社(ドイツ)の登録商標で、当社が使用している「レジ(Resi PD)」は IML 社(ドイツ)の製品です。両者は製造しているメーカーが異なります。呼び名の違いは「レジストグラフ・貫入抵抗測定器とは何か」で説明しています。



























