ここ数年マンションの植栽管理において、居住者の方がボランティア活動として一部の植栽を自主管理されている件で、管理方法について多くのご相談をいただきます。
その中で法面の草刈や除草は、一般的に平坦な一般的な環境に比べて労力や時間がかかるうえに危険も伴います。
法面の除草とケミカルコントロール
法面の緑地を省力的に除草管理する技術はいくつかありますが、その中で今後人手不足がさけばれる昨今、我々プロが管理する場合でも、居住者の方の有志で管理される場合でも、省力的な法面管理技術として「ケミカルコントロール(発芽抑制剤、除草剤、抑草剤散布)」を提唱させていただいており、今回は弊社管理実績をご紹介します。
発芽抑制剤や除草剤は、少ない回数の散布で雑草の発芽を抑え、また枯れさせることができます。抑草剤は散布回数が増加するものの、土が流れたりしないように植被を維持したまま草高を低く抑える事が可能です。コスト面では上記の薬剤散布は草刈を行う費用と、1回あたりのコストに大きな差はありませんが、草刈に比べ作業時間は少なく、定期的な散布で草刈の頻度を減らしていくことができ、居住者の方の植栽の自主管理の中で、肉体的・費用的な負担の両面からメリットが大きいと言えます。
- 法面 緑地 雑草 除草剤 発芽抑制剤 抑草 ケミカルコントロール マンション 植栽管理
- 法面 緑地 雑草 除草剤 発芽抑制剤 抑草 ケミカルコントロール マンション 植栽管理
- 法面 緑地 雑草 除草剤 発芽抑制剤 抑草 ケミカルコントロール マンション 植栽管理
- 法面 緑地 雑草 除草剤 発芽抑制剤 抑草 ケミカルコントロール マンション 植栽管理
マンション法面での年2回の散布計画
今回、年間で植栽管理契約いただいているマンション様の法面の植栽については、草が繁茂する時期は居住者の有志の方々が月1回の草刈りを行っていらっしゃいます。
草の量も多く、チガヤなど草丈があるものも多い為、草刈りの負担も大きく、まずは一年草の雑草を枯らしながら、多年草の雑草を徐々に抑制(抑草)効果で草丈を低くしていく計画で年2回、春と秋の散布をいたします。
散布を2~3年継続していくことで徐々に雑草量、草丈が減少していき、月1回の草刈り作業も2か月に1回、3カ月に1回と少なくしていき、居住者様の負担を少なくしていくことが目的です。
法面の土の流出と薬剤の選び方
法面緑地においてはただ雑草を枯らしてしまうだけでは、土がむき出しになり、雨風で土が流れていってしまう問題ががあります。
現場で実際に生えている雑草を確認してそれにあった薬剤を選択し、目的に合った雑草の発芽コントロールをすることが重要でプロとしてのノウハウになります。
神奈川県を含め立地上法面の管理が必須な環境も多いですが、草刈と合わせて効果的に薬剤によるケミカルコントロールを計画しているのはいかがでしょうか。
- 法面 緑地 雑草 除草剤 発芽抑制剤 抑草 ケミカルコントロール マンション 植栽管理
- 法面 緑地 雑草 除草剤 発芽抑制剤 抑草 ケミカルコントロール マンション 植栽管理
除草剤・発芽抑制剤の安全性と農薬登録
除草剤や発芽抑制剤は農薬であり、自然志向がさけばれる昨今では使用しないに越したことはありません。
しかし農薬は、野菜作物の生産等を含めて我々の生活に広く関わりを持っています。
国が定める安全基準を守りながら、適切に使用することが出来れば景観や生活の質を向上させることが出来ます。
様々なマンション管理組合様からも、除草剤や発芽抑制剤の安全性について多くの質問を頂きます。
現在流通、使用されている除草剤は、人畜や環境に対する安全性や効能が試験され、国の登録を受けたものになります。
- 除草剤・発芽抑制剤 薬剤希釈
- 除草剤・発芽抑制剤 薬剤希釈
農薬登録のために、メーカーは農林水産省に効能や毒性などについて申請を行い、これを農薬取締法、毒物及び劇物取締法、食品衛生法などに基づいて、審査し登録されます。
除草剤、発芽抑制剤は、上記の様に登録をされ農薬登録番号を取得してある薬剤を、適切な使用方法で使用をすれば危険なものではありません。
散布する範囲の限定と管理のバランス
散布につきましては様々なご意見があると思いますが、
・子どもやペットが遊ぶ植栽地なのか
もしくは
鑑賞目的の植栽なのか
によって使用する散布する範囲を限定しながら管理を行っている現場も御座います。
安全性と美観、管理費用の削減、省力化は常に植栽の管理を行う中でバランスが求められる部分になります。
適切な薬剤の選択や使用できる環境など今後の植栽管理作業について検討されていらっしゃる場合にはご相談をお待ちしています。
株式会社トシ・ランドスケープ
植栽管理手法に関するご提案 ブログ内過去リンク
■マンション 植栽管理コンサルティング
■マンション外構植栽の樹種の選び方
■マンション植栽管理の造園業者・植木屋を選ぶには
■将来を見据えた樹木の管理
関連記事
・マンションの植栽管理に関する考え方について(このテーマのまとめ)
・樹木医による植栽管理における雑草のケミカルコントロール
・除草剤、発芽抑制剤の使用・安全性について
・緑地管理における芝生用除草剤・発芽抑制剤の散布
当社は、マンション・施設・社寺・行政の植栽管理の中で、病害虫の調査と対策を行っています。大きく育った樹木の診断や、高木の剪定もあわせてご相談いただけます。
「ケミカルコントロール」のサービス内容と、ご相談の窓口であるお問い合わせのページはこちらです。





























