IML社の樹木診断機器の点検・校正とセミナー──連載のまとめとして、外観診断から総合判定までの流れで機器の使いどころを樹木医が解説

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レジ(Resi PD)などIML社の樹木診断機器の取扱説明書は、年1回の点検と講習の受講を勧めています。保証・点検・校正の考え方とIMLセミナーを紹介し、連載で取り上げた機器を、外観診断から機器診断、総合判定までの流れの中で、どの場面で使うのかを樹木医が整理します。

IML社の樹木診断機器をひとつずつ取り上げてきた連載も、今回の第13回で最終回です。第1回でIML社の成り立ちを紹介し、第2回から第12回までで、針、音、電気、ロープ、風、土の水分を使う機器と、そのデータを扱うソフトを見てきました。最後に、点検と校正、メーカーの講習を紹介し、連載全体を実際の診断の流れに沿って振り返ります。

先に答え

  • IML社(ヴィースロッホ)の機器の保証期間は、取扱説明書でおおむね12か月です。レジ(Resi PD)の取扱説明書は、保証の条件として遅くとも1年後に最初の点検に出すことを求め、その後も年1回の点検を勧めています。
  • 点検を行うのは、メーカーか、認定を受けたサービス会社です。IML社によると、部品ごとの機能と安全の確認、機械部分の清掃と注油、試しの穿孔、校正までが点検に含まれます。
  • ピカスはセンサーの校正が要らず、キャリパーとツリーキネティックは工場で校正済みとされています。使う人が校正する必要はありません。必要なら、ISO 9000に合う証明書や試験記録をメーカーが作ります。
  • レジ、ピカス、トロニックなどの取扱説明書は、結果の判読には専門の知識が要り、結論は調べた人の責任だとして、講習の受講を勧めています。ピカスとトロニックの説明書は、断層像だけで伐採を決めてはならないと書いています。
  • 機器診断は、外観診断で必要とされた樹木に行うものです。結果は外観診断と合わせて総合判定の材料にします。当社も、機器は必要な樹木に、必要な本数だけ使います。

 

機器の点検──保証12か月と、年1回の点検

IML社(ヴィースロッホ)の取扱説明書は、冒頭の近くに保証や点検の条件を書いています。当社が使っているレジ(Resi PD)の取扱説明書(PDシリーズ、2023年1月版)では、保証期間は12か月です。保証の条件として、遅くとも1年後に最初の点検に出すことが定められ、その後も年1回の点検が勧められています。本体を開けてよいのはメーカーか認定を受けたサービス会社だけで、それ以外の人が開ければ、保証はそこで切れる決まりです。

測定の回数で区切る機器もあります。測定の曲線をワックス紙に記録するFシリーズ(第3回)の取扱説明書は、約1,000回の測定か1年の早いほうで最初の点検に出し、その後も1,000回ごとか、少なくとも年1回の点検を勧めています。

機器 保証期間 点検の目安 資料
レジ(Resi PD)PDシリーズ 12か月 遅くとも1年後に最初の点検、以後は年1回を推奨 取扱説明書 2023年1月版 1.1・1.6
IML-RESI Fシリーズ 12か月 約1,000回の測定か1年の早いほう、以後は1,000回ごとか少なくとも年1回を推奨 取扱説明書 2018年10月版 p.5
IML-RESI MD300 12か月 記載なし 簡易説明書 2018年8月版 p.3
マイクロハンマー 記載なし 約1年後に最初の点検、以後は少なくとも年1回を推奨 取扱説明書 2018年7月版 1.3
フラクトメーターI・II Iは12か月、IIは24か月 遅くとも1年後に最初の点検 取扱説明書 2013年1月版
樹木診断機器 保証 12か月 点検 年1回 レジ Resi PD Fシリーズ 1,000回 図解
保証と点検の時期。レジ(Resi PD)は遅くとも1年後に最初の点検、以後は年1回が勧められている(各機器の取扱説明書から当社作成)

IML社のサービスのページによると、点検は年1回が目安で、部品ごとの機能と安全の確認、機械部分の精密な清掃と注油、何回かの試しの穿孔、そしてDIN EN ISO 9001に沿った校正が含まれます。点検に出すときは本体だけを送り、針やワックス紙、説明書、電池、充電器は要りません。大きな修理が要るときは、見積もりを知らせ、了承を得てから直すとしています。

樹木診断機器 点検 校正 清掃 注油 試しの穿孔 IML サービス 図解
IML社の点検で行うこと。機能と安全の確認、清掃と注油、試しの穿孔、校正(IML社のサービスのページから当社作成)

当社のレジ(Resi PD)も、2026年9月にResi PD500で送りモーターの過負荷のエラーが出て、点検に出しました。原因は針でも設定でもなく、針を支えるテレスコープの中の部品の曲がりでした(樹木診断機器Resi PD500の「Overload feed motor」エラー)。外から見えない部品の状態は、使う人には確かめようがありません。本体を開けるのはメーカーか認定のサービス会社だけ、という決まりの意味がよく分かりました。

 

校正──ピカスの仲間は、使う人の校正が要らない

ロストックのIML Electronic社がつくるピカスの機器は、考え方が少し違います。メーカーが公開している最新の説明書を見ると、ピカス(PiCUS Sonic Tomograph 3)の説明書は、手入れはほとんど要らず、センサーの校正も要らないとしています。キャリパー(第6回)も、これまでの型と同じく工場で校正済みで、使う人の校正は要りません。どちらも、品質の管理のためにISO 9000に合う書類が要るときは、メーカーの試験室で校正の証明書や試験の記録を作れるとしています。

ツリーキネティック(第7回)の説明書も、すべてのセンサーは工場で校正済みで、使っても校正は大きくは狂わないので、技術的には校正し直す必要はないとしています。例外は、壊れたり本体を開けたりした後です。そのときは校正し直しが要ることがあります。保守はロストックの本社の作業場だけが行い、使う人には、使い始める前に、伸び計の動きが滑らかか、電源が入るか、電池が足りているか、もっともらしい値が出るかを目で確かめるよう勧めています。

キャリパーの電池は、説明書によると500〜800回の充電と放電で寿命になり、IML Electronic社の点検のときに交換します。使う人は交換できません。

トロニック(第5回)には、動作を確かめるための「テスト円盤」が付いています。説明書によると、2本のケーブルの束を番号どおりに円盤の端子へつなぎ、24点を等間隔に並べた円形として測ると、正しく動いている本体なら、色が均一で同心円の輪が並ぶ断面の画像が出ます。パソコンのソフトにも自動の機能テストがあり、それでも動作に不安があるときは、テスト円盤で測ったファイルをメーカーに送るよう書かれています。

トロニック PiCUS TreeTronic テスト円盤 動作確認 点検 電気抵抗トモグラフィ 図解
トロニックの動作の確認。テスト円盤につないで測ると、正しく動いていれば同心円の輪が並ぶ画像が出る(イラストは当社作成)

日頃の扱いについては、ピカスとトロニックの説明書が、ケーブルをケースのふたに挟まない、湿った現場の後は乾かす、1〜45℃で凍らせずに保管する、電池は空にせず80〜90%まで充電して保管する、といった点を挙げています。校正が要らない機器でも、扱い方で状態は変わります。

 

メーカーの講習──電柱点検の講習から始まったIMLセミナー

IML社の沿革によると、2000年代の初めに、IML社は穿孔抵抗の測定を通信業界に紹介しました。通信業界は、木の電柱の安定性を確かめる方法として、その有用性に初めて気づいたそうです。新しい分野だったため、IML社は機器の使い方の講習を始めました。これが今のIMLセミナーの始まりだとしています。2020年からは、180平方メートルのセミナーセンターと屋外の実習場も加わりました。

IML社のセミナーのページには、レジを使い始めた人向けのProfessionalセミナー(約7時間)、波形の判読と事例の分析に重点を置いたMasterセミナー(約8時間)、Fシリーズのセミナー(約6時間)、自社やオンラインで開く個別のセミナーが並んでいます。2022年2月からは、外観から樹木の内部を読むVTAを考案したマテック(Mattheck)氏のセミナー4種も、ヴィースロッホのセミナー室で開いています。受講すると修了証が出ます。ピカスの機器については、IML Electronic社がピカスのセミナーや、ツリーモーションのオンラインのセミナーを案内しています。

樹木診断機器 講習 セミナー 実習 レジ Resi PD 判読 IML イメージ
メーカーの講習では、測り方だけでなく結果の読み方を学ぶ(イメージ。イラストは当社作成)

講習がこれほど用意されているのは、機器の結果がそのままでは答えにならないからです。レジの取扱説明書(2023年1月版 1.3.2)は、測定の結果は見ただけで分かるものではなく専門的な判読が要ること、調べた対象についての結論は調べた人の責任で下すことを書き、そのうえで講習の受講を勧めています。ピカスとトロニックの説明書は、さらに踏み込んでいます。断層像に大きな損傷が写り、伐採が考えられるときは十分に検討し、必要ならほかの調査方法で結果を説明すること。そして、断層像だけで伐採を決めてはならない、と書いています。

 

連載の振り返り──点・線・面・樹木全体で整理する

第1回で、IMLグループの機器を、測る範囲で並べてみました。メーカーの分け方ではなく、現場で機器を使い分けている私の見方です。連載を終えて、もう一度この整理で各回を並べます。

測る範囲 機器 何が分かるか 連載の回
点(小さな試料・2点のあいだ) フラクトメーターI・II、マイクロハンマー 抜き取った木材の芯の強さ、2点のあいだを衝撃が伝わる時間 第11回、第10回
線 レジ(Resi PD)PDシリーズ、Fシリーズ、MD300 針が通った1本の線の上の材の抵抗 第2回、第3回
面 ピカス、トロニック、キャリパー 音波と電気抵抗で描く幹の断面、キャリパーは断面の形 第4回、第5回、第6回
樹木全体 ツリーキネティック、ツリーモーション ロープの荷重や自然の風を受けたときの、根元の傾き(ツリーキネティックは幹の伸び縮みも) 第7回、第8回
土の中 テンション 根のまわりの土の水分の状態 第9回
データ ソフトとクラウド 測った結果の解析、記録、報告書 第12回
樹木診断機器 測る範囲 点 線 面 樹木全体 レジ Resi PD ピカス トロニック ツリーキネティック テンション 図解
機器ごとに測る範囲が違う。小さな試料、2点のあいだ、1本の線、断面、樹木全体、土の中(当社の整理。第1回の図を再掲)

範囲が広い機器ほど優れている、というわけではありません。レジの針は1本の線しか見ませんが、その線の上の材の硬さを、深さごとに細かく記録します。ピカスとトロニックは断面全体を見渡せますが、断面の画像は、その木が強い風に耐えられるかまでは直接には答えてくれません(第7回)。トロニックの色は、樹種や季節、水分でも変わります(第5回)。静的負荷試験(引張り試験)は根の支えも含めた木全体の強さに数字で答えようとしますが、見積もりの係数には幅があることが分かってきました(第7回)。機器ごとに、答えられることと答えられないことがあります。だから組み合わせて使い、使う順番を決めます。

 

外観診断→機器診断→総合判定──どの場面で、どの機器を使うか

東京都建設局の「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」は、機器診断を「外観診断によって機器診断が必要とされた街路樹に対して行う診断」と位置づけています(p.51)。機器を選ぶときは、診断の目的や用途に加えて、機器の設置のしやすさや樹木への影響も踏まえるとしています(同)。そして総合判定は、外観診断の判定と機器診断の結果をもとに総合的に行い、たとえ機器診断で腐朽や空洞が見つからなくても、機器診断の結果だけで判定を出さず、外観診断の結果と合わせて考えることが求められています(p.65)。流れの詳しい中身は、樹木医は街路樹診断で何を見ているか(前編)と後編で詳しく書いています。

樹木診断 流れ 外観診断 機器診断 総合判定 ピカス トロニック レジ Resi PD 図解
外観診断で見立てを立て、必要な樹木だけ機器で確かめ、外観と数値を合わせて総合判定する(当社作成の図)

外観診断──機器より先に、目と手で読む

当社の樹木診断は、樹木の全体と樹冠、幹、根元を目で見て、木槌で叩き、鋼棒で確かめる外観診断から始まります。ここで、内部の異常が疑われるか、疑われるならどの高さのどの向きか、という見立てを立てます。どこに、どの向きで、何本針を入れるかを決めるのは、この見立てです(第2回)。

外観診断 双眼鏡 樹冠 枯れ枝 樹木医 図解
外観診断では、地上から双眼鏡で樹冠の枯れ枝や枝の付け根を確かめる(イラストは当社作成)
外観診断 木槌 打診 空洞 腐朽 樹木医 図解
木槌で幹を叩き、音の違いから内部の空洞や腐朽を疑う。機器を使うかどうかは、ここで決まる(イラストは当社作成)

機器診断──面で当たりをつけ、線で確かめる

内部の異常が疑われた樹木について、当社では、まずキャリパーで幹の形を測り、ピカスで断面の全体を画像にし、同じ釘でトロニックを測って2枚を重ねて読みます(第5回・第6回)。そのうえで、気になる範囲に絞ってレジ(Resi PD)を通し、実際の材の状態を確かめます。面で当たりをつけ、線で確かめる、という順番です(第4回)。根株の腐朽が疑われるときは、地際から斜めにレジを入れる根株診断を行います(第2回)。

機器診断 流れ 外観診断 ピカス トロニック レジ Resi PD 図解
当社の機器診断の順番。外観診断で見立てを立て、ピカスとトロニックで断面を見て、レジで確かめる(イラストは当社作成。第5回の図を再掲)

ほかの機器は、知りたいことが変わったときの道具です。根返りの危うさを数字で見たいときは、断面の画像だけでは足りない場面があることを研究が示しています。そこで使われるのが、ロープで木を引く静的負荷試験(引張り試験)(第7回)と、自然の風の中で根元の傾きを長く記録するツリーモーション(第8回)です。樹勢が落ちた原因が土にありそうなら、土の水分を測るテンション(第9回)は、植栽基盤の調査とつながります。マイクロハンマー(第10回)は、私の見方では、木槌の打診とピカスのあいだで「断面を描いて調べるべき木か」を数字で確かめる、ふるい分けの段階にあたります。フラクトメーター(第11回)は、線で場所の見当をつけた一点で、成長錐で抜き取った試料から材の性質を確かめる機器です。測ったデータは、ピカス・トロニック・キャリパーはIML Tree Inspection、レジはPD-Tools Proで解析しています(第12回)。

総合判定──数値と外観を合わせて、人が決める

機器診断で出た腐朽空洞率やt/R率は、総合判定の材料のひとつです。マニュアルは、機器の測定値は腐朽の大きさや形で実際とずれることがあり、機器ごとに得意な形と苦手な形があるので、機器の特徴を理解したうえで数値を使うよう求めています(p.65)。当社でも、断面の画像と波形に、樹種、樹勢、根元の状態、立地を重ねて判定します(第4回)。

腐朽空洞率 t/R率 機器診断 総合判定 断面 図解
同じ腐朽空洞率でも、空洞の片寄りで薄い側の t/R率は大きく下がる。数値は外観診断と合わせて読む(イラストは当社作成)

 

当社の考え方──機器は、必要な樹木に、必要な本数だけ

13回をかけて機器を見てきましたが、当社の考え方は第1回から変わっていません。外観診断を先に行い、機器は必要な樹木に、必要な本数だけ使います。レジのように穴を開ける診断であれば、なおさらです(第2回・第3回)。そして、機器が出す画像や波形や数値は判断の材料であって、答えそのものではありません。メーカー自身が、結論は調べた人の責任だと書き、講習を勧めているのは、そのためだと思います。

読む力を鍛える機会も大切にしています。同じ1本のサクラをピカス、アーボソニック3D、レジで測り、その日のうちに伐って断面と照らし合わせた樹木診断機器比較研修会や、レジで診断した街路樹が伐採された後のエンジュの答え合わせは、その機会でした。点検で機器の状態を保つことと、結果を読む目を保つこと。その両方がそろって、初めて機器は診断の役に立ちます。数値が出たからといって、すぐに伐採の話にはいたしません。安全の確保と、樹木を残す努力の両方から考えます。

株式会社トシ・ランドスケープのツリーリスクアセスメント(樹木診断)部門では、樹木医が外観診断から機器診断、報告書の作成、その後の管理計画までを一貫して担当しています。ご依頼は、マンション管理組合様、学校施設、寺社の御神木など様々です。幹や根元の内部が気になる樹木がありましたら、樹木診断のサービスページをご覧のうえ、お問い合わせフォームからのご相談をお待ちしています。

13回にわたり、お読みいただきありがとうございました。各回は、連載の一覧からいつでも読み返していただけます。

 

株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊

 

よくあるご質問(樹木診断機器の点検・校正と講習について)

Q1. 樹木診断機器は、どのくらいの間隔で点検に出すのですか?

A. レジ(Resi PD)の取扱説明書は、保証の条件として遅くとも1年後に最初の点検に出すことを求め、その後も年1回の点検を勧めています。Fシリーズは、約1,000回の測定か1年の早いほうが目安です。

Q2. メーカーの点検では何をするのですか?

A. IML社によると、部品ごとの機能と安全の確認、機械部分の清掃と注油、試しの穿孔、DIN EN ISO 9001に沿った校正を行います。本体を開けてよいのは、メーカーか認定を受けたサービス会社だけです。

Q3. ピカスやキャリパーは、使う人が校正するのですか?

A. 説明書によると、ピカスはセンサーの校正が要らず、キャリパーは工場で校正済みで、どちらも使う人の校正は要りません。ISO 9000に合う証明書や試験の記録が必要なときは、メーカーに依頼できます。トロニックは、付属のテスト円盤とソフトの機能テストで動作を確かめられます。

Q4. 機器の保証期間はどのくらいですか?

A. レジ(Resi PD)、Fシリーズ、MD300、フラクトメーターIの取扱説明書では12か月、フラクトメーターIIの取扱説明書(2013年1月版)では24か月です。決められた使い方を守ることが条件で、許可なく本体を開けると保証は切れます。

Q5. IMLセミナーとは何ですか?

A. IML社が開いている機器の講習です。2000年代の初めに、木の電柱を点検する通信業界向けに始めた講習が始まりで、今はヴィースロッホのセミナーセンターと屋外の実習場、オンラインで、レジの使い方と波形の判読、マテック氏のVTAなどを学べます。

Q6. 機器診断の結果だけで、伐採するかどうかを決めますか?

A. 決めません。ピカスとトロニックの説明書は断層像だけで伐採を決めてはならないとし、東京都のマニュアルも、機器診断の結果だけで総合判定を出さず、外観診断の結果と合わせて判定するとしています。

Q7. どの機器を使うかは、どのように決めるのですか?

A. 外観診断の見立てで決めます。当社では、内部の異常が疑われた樹木を、ピカスとトロニックで断面として見てから、気になる範囲をレジ(Resi PD)で確かめます。根返りの危うさや土の水分など、知りたいことが変われば、使う機器も変わります。

 

出典・参考情報

メーカーの資料(いずれも2026年10月に確認)

・IML「IML-RESI PD-Series Manual and Warranty Terms & Conditions」(PDF・英語、2023年1月版) 保証(1.1)、判読と講習(1.3.2)、点検(1.6)
・IML「IML-RESI F-Series Instructions for Use and Guarantee Conditions」(PDF・英語、2018年10月版) 点検と保証(p.5)
・IML「Instructions for Use: IML-RESI MD300」(PDF・英語、2018年8月版) 保証(p.3)
・IML「Micro Hammer Manual」(PDF・英語、2018年7月版) 点検(1.3)
・IML「Fractometer I」取扱説明書(PDF・英語、2013年1月版)、「Fractometer II」取扱説明書(同) 点検と保証
・IML「IML service inspection and calibration」(https://www.iml-service.com/product/service-inspection/ 。2026年2月10日の保存版で確認) 点検の中身
・IML「IML-RESI PowerDrill」製品資料(PDF・英語、2022年) 年1回の点検、セミナーと講習(p.4)
・IML「Company history」(https://www.iml-service.com/iml/company-history/ 。2025年12月5日の保存版で確認) 電柱の点検の講習、セミナーセンター
・IML「IML Seminars」(https://www.iml-service.com/iml-seminars/ 。2026年2月10日の保存版で確認) セミナーの種類と時間、マテック氏のVTAセミナー、屋外の実習場
・IML Electronic「IML Seminare」 ピカスのセミナー
・IML Electronic「PiCUS Sonic Tomograph 3 Hardware Manual」v1.0(PDF・英語) 判読と講習、伐採の判断(p.4)、手入れと校正(p.32)
・IML Electronic「PiCUS TreeTronic 3 Hardware Manual」v1.0(PDF・英語) 判読と講習(p.4)、手入れとテスト円盤(p.24〜25)
・IML Electronic「PiCUS Calliper 3 Hardware Manual」v1.0(PDF・英語) 校正、保守、電池の交換(p.10)
・IML Electronic「TreeQinetic Device and Software Manual」v1.1(PDF・英語) 保守と校正(p.31)
・IML Electronic「IML Tree Inspection Manual」v1.1(PDF・英語) 判読と伐採の判断(p.9)

制度

・東京都建設局「令和3年度 街路樹診断等マニュアル」 機器診断の概要と機器の選定(p.51)、総合判定(p.65)

 

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・樹木医 保存樹木サクラ等 樹木診断 東京都杉並区
・学校施設内 桜(サクラ)樹木医診断 東京都
・銀杏岡八幡神社 台東区浅草橋 樹木医診断
・樹木医 サクラ樹木診断(機器診断・レジ)
・樹木医がマンション植栽の危険木調査を行いました

サービス

・樹木診断(ツリーリスクアセスメント部門)
・GREEN MANAGEMENT

 

※ 「レジストグラフ」は、穿孔抵抗測定器を指す通称として、日本の樹木診断の現場で広く使われています。ただし、RESISTOGRAPH® は RINNTECH 社(ドイツ)の登録商標で、当社が使用している「レジ(Resi PD)」は IML 社(ドイツ)の製品です。両者は製造しているメーカーが異なります。呼び名の違いは「レジストグラフ・貫入抵抗測定器とは何か」で説明しています。

※ この記事の製品名(IML-RESI PowerDrill、IML-RESI F シリーズ、IML-RESI MD300、IML Micro Hammer、IML Fractometer、PD-Tools Pro、PiCUS Sonic Tomograph 3、PiCUS TreeTronic 3、PiCUS Calliper 3、PiCUS TreeQinetic、PiCUS TreeMotion、PiCUS Tension、IML Tree Inspection)は IML 社(ドイツ)と IML Electronic 社(ドイツ)の、アーボソニック3D は FAKOPP 社(ハンガリー)の製品名です。

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  8. フラクトメーター IML Fractometer 成長錐 コア 曲げ 強さ 腐朽 樹木医

    フラクトメーター(IML Fractometer)の仕組みと考え方──成長錐で抜いた木材の芯を折り、腐朽による強さの低下と壊れ方を読む方法を樹木医が解説

  9. マイクロハンマー IML Micro Hammer 2点間 音の速さ 伝わる時間 樹木診断 樹木医

    マイクロハンマー(IML Micro Hammer)の仕組みと使いどころ──幹の2点間を音が伝わる時間で内部を推し量る予備調査の機器を樹木医が解説

  10. イチョウ 大径木 ツリークライミング 高所外観診断

    保存樹木・保護樹木とは──東京の区の制度の違い、所有者の管理と伐採の届け出、樹木医の診断を解説

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