恵比寿ガーデンプレイスに隣接する恵比寿どろんこ山プレーパーク(恵比寿南一公園)は、子どもたちが「自分の責任で自由に遊ぶこと」を大切にしながら、時間や制約に縛られない遊びの中で、想像力や挑戦する心を育める貴重な場所です。
プレーリーダーがそっと寄り添い、「やってみたい」を支えてくれる。そんな文化が、恵比寿のまちの暮らしの中に息づいています。
恵比寿のまちに根づいてきた、プレーパークの歩み
恵比寿でのプレーパークの始まりは、2005年に渋谷区立加計塚小学校の体育館跡地で「かけづか冒険遊び場」として芽吹いたことでした。
試行錯誤を重ねながら2008年に恵比寿南一公園へ移行し、点だった活動が、少しずつ“居場所”として輪郭を持ちはじめます。
そして2021年には、渋谷区がPark-PFIを活用して恵比寿南一公園の改良整備を進める流れの中で、常設のプレーパークがつくられていきました。こうして、子どもたちのための「土と木のある広場」が、まちの真ん中に、現実の風景として根を下ろしていったのです。
- 恵比寿どろんこ山プレーパーク 恵比寿南一公園
- 恵比寿どろんこ山プレーパーク 恵比寿南一公園
Park-PFIがひらいた、官民連携という“支え方”
Park-PFIは、公園内に飲食店や売店などの施設を設け、その収益も活用しながら、園路や広場といった公園空間を一体で整備・改修していく仕組みです。
公共の公園を、ただ「つくって終わり」にしない。整備後の運営や維持管理まで含めて、公園を育て続けるための考え方でもあります。
恵比寿南一公園では、このPark-PFIの枠組みのもと、サッポロ不動産開発が指定管理者として公園の運営・維持管理に関わっています。
行政、民間事業者、プレーパークの担い手、そして地域。立場の異なる人たちが同じ公園に関わりながら、「育つ」「つながる」「広がる」場を目指してきたこと自体が、この場所の強さだと感じます。
国土交通大臣賞の受賞が示したもの
そして今回、この取り組みが「緑の環境プラン大賞」において、シンボル・ガーデン部門の国土交通大臣賞を受賞しました。
応募プラン「遊びを通して子育ち、樹育て『森の入口』プロジェクト」は、恵比寿南一公園内のプレーパークを対象に、シンボルツリーや葉・実で遊べる樹木の植栽によって緑陰環境を生み出し、酷暑の中でも子どもたちが健康で安全に遊べる場をめざす点が評価されたものです。
子どもが遊べる場所の話でありながら、同時に都市の気候の話でもある。
暑さのなかで遊びを閉じないために、木陰という環境そのものをつくる。
さらに渋谷という立地特性から、その取り組みが緑化の普及啓発にもつながる。
受賞理由の奥行きには、いまの都市が抱える課題が、そのまま映っているように感じました。
日陰が少ない現場だからこそ、「木陰がほしい」という声から始まる改修へ
実際、どろんこ山には日陰が少なく、近年の厳しい夏には暑さ指数を基準に開園方法を工夫しながら運営してきたといいます。
だからこそ、「やはり木陰がほしい」という切実な声は、単なる要望ではなく、この場所を未来へつなぐための“条件”だったのだと思います。
年明けから年度末にかけては、シンボルツリーの植樹に加え、複数樹木の植栽や芝生整備、庇やウッドデッキ、木道の整備など、環境を更新していく計画です。
遊びを守るために、場の骨格を整え、風と影を増やし、子どもたちの「今日は何をしよう」をもう一段自由にする。そんな改修が、いよいよ動き出します。
私たち株式会社トシ・ランドスケープも、植栽改修で伴走します
この植栽改修に、私たち株式会社トシ・ランドスケープもお力添えをさせていただきます。
樹木医の中村にとって、渋谷区恵比寿は生まれ育った地元であり、子どもの頃から親しみ、遊び、季節の匂いを体で覚えた場所です。
大人になり、樹木と向き合う仕事を続けてきた今、思い出のある公園のこれからに関われることを、私たちはとても光栄に感じています。
植栽は、ただ緑を増やすだけではありません。木陰が生まれることで滞在が伸び、遊びの時間が深まり、見守る大人の目線にも余裕が生まれる。
公園の空気そのものが、少しずつ変わっていく、そのような期待をせずにはいられません。
地鎮祭(2026年1月11日)——ここからが、新しいスタート
そして本日(2026年1月11日)、工事の地鎮祭が執り行われました。
ここから先、木陰が増え、風が通り、子どもたちの遊びがもっと深く、もっと自由に広がっていける未来へ向けたスタートです。
私たちも、渋谷区恵比寿のこの場所がこれからも長く愛され続けるよう、一本一本の樹木と丁寧に向き合いながら、改修に伴走してまいります。
株式会社トシ・ランドスケープ
樹木医 中村雅俊
弊社ウェブサイト内にも樹木医診断や過去の事例について詳しく情報を公開しています。
コンサルティング業務・樹木医診断・治療 施工実績一例をご紹介いたします。
・樹木診断機器 IML社製 RESI PD について
・【ツリーケア最前線】樹木医が語るRESI診断とロープワークの統合 相模原市での樹木診断レポート
・樹木模擬診断研修会を終えて 人の眼 × 機械の眼が拓く、新しい都市樹木管理のかたち
・枯死後のナラ枯れ木が抱える見えない危険 倒木リスクの科学的検証と、これからの管理のあり方
・樹木医学会 第30回大会 参加報告 都市樹木管理の未来を考える
・「大型化・老木化」時代の樹木医・街路樹診断士による東京型・街路樹や公園樹木のマネジメント
・都市部の街路樹・公園樹における老齢化と樹木医による樹木診断の重要性
・歩道の切り下げ工事に伴う樹木移植適性度診断(移植可否診断) 東京都
・樹木医がイギリスの樹木診断に学ぶ ― 都市の樹木を守るための対話と発見
・庭園樹のアカマツ 樹木医による樹勢回復、病虫害防除薬剤散布
・藍染と庭師の装い 青と緑が語る文化の物語
・日本の植木職人を支える伝統の履物「足袋」の魅力
・南アフリカの薬用多肉と都市の未来:ハオルシア由来
・マンションの植栽管理に関する考え方について
・植栽管理に関するコンサルティング業務
・マンションにおける中長期の植栽管理提案・コンサルティング マスタープラン策定 神奈川県横浜市
・学校施設 ケヤキなど樹木医診断 東京都
・公園樹木診断 樹木医による機器診断・根株診断(レジストグラフ) 東京都
・街路樹の移植可否診断(移植適性度診断) 東京都
・マンションの雑草管理(ケミカルコントロール)について 神奈川県横須賀市
・東京実業高等学校様 樹木医によるクスノキの樹勢回復作業 東京都大田区蒲田
・マンション内のイチョウ(銀杏) 樹木医診断(機器診断) 東京都大田区
・ベッコウタケによるサクラ倒木 緊急対応 東京都杉並区
・公園のサクラ(桜) 樹木医 樹木診断(機器診断) 東京都
・サクラ並木 樹木医 土壌改良・エアレーション 東京都
・いばらき樹木医会研修会 茨城県つくば市
・桜 ソメイヨシノ 樹木医診断~伐採工事
・樹木医診断 腐朽樹木・伐採工事 神奈川県川崎市
・学校施設内 桜(サクラ)樹木医診断 東京都
・銀杏岡八幡神社 台東区浅草橋 樹木医診断
・ナラ枯れ コナラ 樹木医診断・処置
・サクラ 樹木医診断(機器診断・レジストグラフ)
・樹木医診断 植栽基盤調査(土壌調査)
・樹木医診断 アカマツ
・ケヤキ・不定根発根治療 樹木医
・樹木医診断 レジストグラフ過去マンション事例
・腐朽樹木 樹木医診断・伐採工事
・腐朽樹木 樹木医診断~伐採工事 東京都目黒区
・クスベニヒラタカスミカメ クスノキの害虫 診断処置
・掘削工事 樹木医立会い診断
・中長期の植栽管理マスタープラン 神奈川県横浜市
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